トイブルー1927kmで入庫。
いつもの備忘録序でに、私が考えるチョイノリのメンテナンス基本手順を記しておきます。
先ずは何は無くともオイル交換。いくらキックしても掛からなかったエンジンが、オイルを交換しただけで掛かったという事象もあるくらい。チョイノリの生命線でもありますので。アイドルが高かったんですが、オイルがシャバシャバでした。
次はエアフィルターの清掃。ステップボードを外し、リアフェンダーを外してアクセスできます。オイルを入れすぎたり、急な上り坂を走ってオイルが吹き返したりで目詰まりしてると、まともな吸気が望めませんから必須です。最近はリアフェンダーのネジがかなりの確率で固着して外しにくくなってます。これで結構時間食ったりします。
チェーンの清掃・注油・アクスルシャフトを解放しての調整。大概錆々だったりドロドロだったりしてます。スムースに駆動するようにタオルやウエスを捨てる覚悟(古着の切れ端とか重宝しますよ)で、これは絶対施工。しかし今回もチェーンの錆が飛んでますね(TT)
マフラーの錆取りと耐熱塗装。チョイノリのマフラーはまず錆びてます。マフラー脱落やエキパイが破断した車両も珍しくありません。私は気になって、一度室内保管で雨の日も決して走らないほぼ新車のチョイノリ(現我が愛車ですが)を成るに任せていたことがあるんですが、結果はそれでも錆びました。チョイノリに限らずスズキのマフラーは結構錆びやすいと思っていますが、一度耐熱塗装をした室内保管の我がチョイノリは3年経った今も錆びてません。だから一度は耐熱塗装を推奨します。またステップボードの下にあるのでマフラーのボルトも大抵錆びてます。ボルトの頭だけじゃなく、内部のネジ溝も錆びて固着してたり 外れない事もあるのでここも要チェック。このボルトが容易に外れなくなってて修理をお断りするショップもあるとか。それでなくても敬遠されがちなチョイですし。
その他はブレーキの調整や各稼働部のグリスアップ。タイヤの空気圧をチェックしたらエンジンを掛けてみる。アイドリング調整して安定すれば補助灯・警笛等の運行前点検。
そしてボディーや外したステップボード等をケミカルや経験を駆使して清掃。チョイノリのボディーはポリプロピレンで成型されているので傷や汚れに対して色々工夫ができます。とは言ってもその状態に依って対処法は様々、考え方によっても変わるでしょうから細かい事は伏せときます。ヘタするとなくさなくていい折角の艶を失ってしまう場合もありますので。
大体以上がチョイノリメンテナンスの序と考えます。オイル・エアフィルター・チェーン・各部注油・清掃ですね。
これでエンジンが安定しなかったらプラグの点検とキャブレターの分解清掃。まあキャブは開けて確認すればよさそうなものですが、悪くもないキャブを開けてガスケットを無駄に弱らせる必要もないですからね。メンテの格言に「悪くない所は弄らない」という説もあります。私の戯れ言ですけど。
その次はベルトやウエイトローラーの点検でしょうけど、今回の車両は走行距離が2000km未満。なので走ってみて40km/hが確認できれば駆動系の交換は見合わせても大丈夫と思います。まあベルトカスの掃除はした方がベターですし交換して悪くなる事は無いですけどね。取り敢えず最初の「序」だけやっていればOKでしょうし、逆に言えばやらなければいけないメンテナンスがこの『序』だと思っています。
さあ、続きは組んでテスト走行です。
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