マーティンミラーズ。
誕生日で家人からの頂きものですが、これがもう大当たり。なんてバランスの良い、これぞロンドンドライジンっていう感じ。奇をてらってたり余計な事してないって感じで、正直呑んで驚きました。
貰いものだし気の軽いもんかな？ と思いつつ口にしたんですけど、あまりの良さに直ぐ素性を調べました。そうしたら1999年に世に出たと。私、知らなかったんですよ。まあ確かに、このプレミアムジンのムーブメントを横目で見ていた年月が私にはありました。生活に余裕が無くってね(涙) 今、それを取り戻す様に・・・とは言いません。寧ろ、嘗て「酒修行」等と称して片っ端から酒と向き合っていたあの頃よりも、ちょっと落ち着いて冷静に吟味できるようになってると思うんですよ 年齢とともに体が弱くなっていることも含めてね。
あの頃無茶な呑み方もしたけど、酒とは常に真摯に向き合ってきたという思いはあって。だから今の呑み方でも当時とそう変わらないと思うんですが、変に上段に構えないでいられる心持っていうのかな？ そういうのはちょっと自負しててね。そりゃあこんな素晴らしいものたちをより沢山楽しめたら嬉しいんだけど、身体は正直なわけでｗ 今は変わらず美味しく飲めるその一杯が兎に角嬉しいわけです。その口に出来る限られたアルコールが美味しかったら、そりゃあ感謝の度合いがあの頃より大きいですよね。そういうこと。兎に角口当たりはやわらかで、「オールドトムジン」を思い浮かべました。私個人はもう少し柑橘系のキレやドライジンらしいシャープさを求める方ですが、これはそれこそ大人になった今こそ解るジンじゃないかな。
アテは富山の押しずし。正直鯖以外は薄くて味がちょっと物足りなかったです(涙 美味しいからヒラメと鮭、倍くらいの厚さの食べたい。
