呑んだり食べたりフォトったり

Vベルト・Wローラー交換



黄色もVベルトとWローラーを交換しました。

振動が気になるということでの施工なんですが、先ずは車両の現状把握から。走行距離3700kmですが、最高速は42km/hを確認。2100kmの黒チョイよりもスピードは出るしレスポンスも優れてます。『速度低下の対策=ベルト交換』は定番の施策ですが、逆にそればかりとも言えないという事ですね。



歪曲した癖がついてる下が摩耗したベルトでやはり規定値に足りてません。ウエイトローラーは大きく削れているのが、黒が一辺だけだったのに対して黄色は三辺、なにより全周万遍なく転がってる様子もみられます。黒がスロットルを全開・全閉と極端な走行をしていたと予測出来るのに対し、こちらは全域をスムースに扱ってたんじゃないかと好感がもてました。



ベルトカスの量は同等でしょうか。走行距離を考えるとこちらの方が丁寧に扱われた事が伺えます。ただしケース内がベタついていて掃除が手間だった事と、写真のムーバブルフェイスやクラッチスプリング等錆が目立ちました。これは多分前オーナーの手を離れてからの放置時間が長かった為じゃないでしょうか? 思えばリアコンビアッシも錆び錆びでしたしね。

ところで黒も黄色もスタータナットやクラッチカバーナットがハンドツールでは固着して外せませんでした。3年前等頻繁にチョイノリを弄ってた時はインパクトレンチを使った覚えが無かったチョイノリですが、これはもう生産時からの経年が相当になったからでしょうかね。思えば以前は中古のパーツが高かったんですが、最近は安いんです。これはここにきて車両本体が廃棄の憂き目にあってるからだと思います。今楽しんで乗られているチョイノリオーナーには是非大事にして貰いたいもんです。
以前は中古でも油脂類の交換だけですんなり乗り出せたけど、最近は走行距離もそれなりに増えてるので必然要交換部品もあります。どうしても費用が嵩みますが、これは愛車の為に詮ない事。なんだか色々教えられます。

さてテスト走行した結果です。その前に取り付けたネジ類はシリコングリスを添加して試走 それにより馴染んできたのか、振動や異音は認められません。増し締めもしました。カウルやステップボードからも共鳴振動は無く、アイドリングでは落ち着いて静かなもんです。

結果、振動は一切感じないんですが 唯一気にするとしたらエンジンが煩いかもしれません。尤もタペット音がしてるわけではないし調子も良いです。これ以上抑える方法を考えるとしたらエンジンのマウント部分を工夫するくらいかなぁ。

ただ現状かなり調子が良く感じられ、それは私が手元に残すとしたら黒よりもこちらをとるとの判断を下すくらい。これはもう一緒に並べて乗り比べをして貰うしかないですね。おつき合いしてチョイノリ同士のランデブーをしてみたいと思います。楽しみです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「チョイノリ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事