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井戸替え



ならぬ甕替え。

井戸替えとは昔、夏場に井戸の水を汲み出して綺麗にするもので年中行事の一環でした。これを思い浮かべて、私は毎年春先に、メダカを飼ってる水甕で似たようなことをしています。今年は3/26(火)でした。

メダカを飼っている甕や壺は自然の環境 ビオトープ宜しく、メダカの糞尿等による水の汚れを微生物が綺麗にしてくれるように底に土を入れています。この土からは沢山の微生物が湧いてくれて汚れた水を餌にして綺麗にしてくれるシステム。ほったらかしのように見えるうちの甕の水が いつも透き通っているのにはワケがあるんです。



ところがこれも長く続けていると、底の土も田んぼの泥土のように腐ってしまいます。そうなると水を綺麗にする能力は失われるので井戸替えをするのですが、折角微生物が生きている状態の良い水まで破棄するのは勿体ない。そこで水の底に溜まったヘドロだけをポンプで念入りに吸い上げるんです。汲み上げた泥は写真のように真っ黒で匂いも臭い。

あとは別途小壺に新しい赤土等を入れて沈めるわけですが、この早い時季にやってしまうのは もうすぐ始まる産卵期に備えまして。といってもまだ水が冷たい時にはメダカにダメージを与えかねないので、暖かい日が続いて水が温んだ時を見計らってやってます。今年は急に早い春が訪れましたからね、抜かりはありませんでした。

因みにメダカが多く住める環境同様、微生物が繁殖する量も 水や土のそれに比例します。だからメダカが住みやすい安定した環境にするためには、出来るだけ大きい水甕で飼うのが望ましい。そして出来れば磁器より陶器、土物の焼物が断然お奨めで、当然周りを透明釉で施釉されてる火鉢で飼うのはちょっと上級者でなければ難しかったりするのですが、細かい話はよかったら聞きに来て下さい(笑

大きな水瓶なら この季節の行事1回で水は透明・きれいなまま。1年間ずっとメダカを愛でられますよ。
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