シネマるマンガぁ?byちゃとと

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ログ記録その2『日本語における、色を表す形容詞』

2008-06-19 01:29:56 | ジコ周辺
もう一丁、消えそうなので…^^;

【ゲスト1】
黄色いケロリンで気づいたんだけど…
赤いモノは『赤い』、白いモノは『白い』、青いモノは『青い』と言うよね。
でも…黄色いモノは『黄色い』、茶色いモノは『茶色い』と言うでしょ。
『赤色い』とか『白色い』、『青色い』とは言わないよね。
さらに
灰色に関しては
『灰色い』も言わないけど『灰い』も言わないよね。
このルールは国会で青島幸男が決めたんか?
調べてみてちょ


【ち】
黄色い問題、形容詞の成り立ちの問題なのか、古代色の問題なのか、例えば、緑も不思議な言葉ですね。
取り急ぎ、これ参考に↓
『平安時代頃から、形容詞化される色は「白、黒、赤、青」の4種類なはず。この4色は四神(玄武、白虎、朱雀、青龍)に対応する特別な色だからです。』

☆もう一つの説☆
「黒・白・赤・青」元々は色ではなく光の感覚を表す言葉。
『明暗濃淡』これが、
明:アカシ(明)→アカ(赤)
暗:クラシ(暗)→クロ(黒)
濃:シルシ(顕)→シロ(白)
そして淡:アワシ(漠)→アヲ(青)
もともと状態を表す言葉のため、この4つだけ形容詞に変化する。
なるほろー♪ですね!

では、何故「黄」と「茶」だけ「色」を付けて形容詞化するのでしょうか?
語幹が短いため「黄色」「茶色」の呼び方のほうが一般的になり、江戸時代後期や明治時代になって、この二つだけ形容詞の形も定着したようです。
[付けたし]
古来「緑」は「あお」だったのは、有名な話ですが、「赤」と「黄」も区別がなかったらしいです。
古代では色彩の捉え方が現代と違って色相ではなく、彩度と明度を基本としていたからといいます。
…うーん。よく分からない^^;

ついでに記録。

四神とは四方向を守る聖獣。
チにとっては、高松塚古墳の壁画が発見された時に新聞やTVで見たのがお初。1972年でした^^

【東】青龍(川)青.春.肝
【南】朱雀(海)赤.夏.心
【西】白虎(道)白.秋.肺
【北】玄武(山)黒.冬.腎

(`∀´)
赤パジャマ
青パジャマ
黄パジャマ
茶パジャマ
思案
マゼン太
伊右衛郎
詳しい調査ありがとう
朱雀門より入城してください。


そういえば、土俵の上の房は四色でした^^


【ゲスト2】
言語に考察を加える場合、発音と語彙の他にも歴史的背景や生理的好き嫌い、文化的影響などなど、様々な要素を考えに入れねばなりません。
先の色彩呼称の形容詞化についても同様で、江戸期以前はむしろ京言葉が標準語であった、という側面は考慮されるべきでしょう。
我々東国人は『赤くなった』といいますが、都の人々は『赤うなった』でありましょう。
黄色についても『黄ぃくなった』『黄くなった』と無理やり言えなくはないのですが、都の方々ははなはだ活用させにくかった事でしょう。
もちろん、形容詞化させたいほどに需要のある単語だった、という面も注目される点です。
古典落語など聞いていると、みかんも黄色い物の中に含まれていて、洒落ではなく奇異な感じを受けてしまいます。

言葉は社会を切り取る窓、という特性を如実に示すのが色の呼び分け方です。
日本人は虹を七色と認識していますが、これは教育の賜物。『せきとーおーりょくせいらんしー』などと暗記させられたものです。尤も、最近は七色を言えない人が多いみたいですが。
世界的に見ると六色が主流のようで、最も極端な例は二色。
我が国の基本色、赤、青、白、黒のうち彩度を示すのは赤、青の二つですから、このあたりが人類が本能的に区別する色と言えるのかも知れません。


師匠!文化、歴史…なるほどーありがとうございます。
原理主義者じゃないけど、語源って面白いですね!
今回ちょっと色を調べただけで、ホンマに色々ありました^^
青赤白黒の4色が古代からの日本の基本色というのは発見でした。
青春、朱夏、白秋、玄(黒)冬とも言いますもんね。
本能的に区別する「赤青」納得です。
赤青の言葉の意味するところとして
赤=熟、青(みどり)=未熟、みずみずしい
そういや、静岡では未熟な果物のことを「みるい」と言います。
黄色と茶色が特別なんは、農耕民族で田んぼが身近ってこともあるかしら。
実った稲穂=黄、土=茶

ほんで関係ないけど、私は小さい時「キーロ色」と言うてました;
柿色とカーキ色が別物だと知ったのは高校時代;
虹の七色言えませんでした。トホホ…。


雪や氷の白さに囲まれているイヌイットの人たちは、白だけで何十種類の言葉があるそうですね。



虹の七色ですが、『藍』を落とす人が多いですね。実際、虹を六色と見る国々ではこの藍色を含みません。

ところで、人間が赤を識別するのは血液が赤い事と無縁ではないでしょう。赤が警戒色なのは波長が長いため最も遠くまで届くという理由の他に、血が流れているという事態に注意を払う必要性があるからだと思います。
突き詰めれば人間は、『赤』と『赤以外の色』という区別をしているのかも知れません。
じゃあヘモシアニンが流れてるイカは青に敏感なのかと問われると答えに窮しますが。
デビルマンやデーモン族はどうなんだろうなあ。


【ゲスト3】
「みるい」は
赤ちゃんとかの柔らかい肌なんかを形容する時にも使いますね
o(^-^)o



赤ちゃんってのは、みるい肌が赤いからなんでしょね。
では、嬰児(みどりご)はデビルマンの子限定なのか^^!
みどりの黒髪は、緑色のマニキュアを施した黒髪なのか…。


関連リンク:ログ記録その1『母音言語と日本人の脳の特性』




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