この前の日曜は地元のお祭りだった。若者が少ないとはいえ、神輿を担いで家々を回る。小さいながらもなかなかさまになっている。
前日はこの神輿を組み立てる作業であった。天候が崩れそうだったので元小学校の脇にある交流プラザ(屋内運動場)を借りての作業。1年間のブランクがあるので写真をみながらみんな悪戦苦闘だ。
ふと小学校の校庭を見る。手が入らない校庭はすっかり草が伸びて誰も使っていないことを感じさせた。周りをみても廃墟と化した校舎の周りは草が生え、その校舎もあちこち朽ち果てていた。だれも心配しない校舎。数ヶ月前までは子供達の声が聞こえていた学校。私も昔の生徒だった。大人になった私は今の校舎が小さく見える。
さぁ祭りの準備は完了。軽トラで神輿を神社まで運ぶのだ。荷台にのって神輿を押さえて出発。どんどん遠くなる学校。小さくなっていく学校。