迷走する枕茶屋

空回る軽さ


からからと乾いた音を立てて空回りする自分を見て見ぬ振りをする。
 
身体の重さに反して、なんと中身の軽いことよ。
 
人に認められず、人に頼りにされず、愛されることも無く
 
私は私の我が道を行く。
 
これが自分のポリシーだと、無知無教養の自分を欺き納得させながら
 
恥の上塗り赤っ恥。 
 
なんでもかんでも塗りたくった ぬりかべ軽石男は

自分の顔さえも塗り込んで無くしてしまった。
 

 
 



  



   
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「詩的な表現… とか」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事