赤い月上下巻通して
多かれ少なかれ戦争を生きた人間はこの様な体験をしたのでしょうね、
平和な世界では想像も出来ない生き方、しかし自分の祖父、父は大陸に渡りこの時代を生きて来た。
戦後平和な時代に生まれた自分には計り知れない時代の波
兄も大陸で生まれ幼心に傷めた生い立ちが有る、是非この小説を兄にも読んで貰いたい。
望むならばだけど・・・・
お勧め度
⭐⭐⭐⭐
今日はドラマで見ようと思います。
https://youtu.be/M0qtfyjlBQU
ドラマ化されたものは大半が残念な結果が多いですがまた感想を
投稿します。
レビューより
夢と野望を胸に渡った満洲の地。広大な原野に立ちすくみ、馬賊の襲撃に怯えつつも、森田勇太郎は、森田酒造を満洲一の造り酒屋にまで成長させていく。だが、夫・勇太郎の留守中、ソ連軍の進攻と満人の暴動に遭い、森田酒造は崩壊。妻・波子は二人の子供を抱え、明日の命も知れぬ逃亡生活を余儀なくされる。しかしこれは、波子を呑み込む過酷な運命の始まりに過ぎなかった――。
内容(「BOOK」データベースより)
昭和20年8月9日、ソ連軍は突如、満洲に侵攻を開始した。その頃、牡丹江の森田酒造では、保安局の氷室が、白系ロシア人家庭教師エレナをスパイ容疑で斬殺する。栄華の絶頂から奈落の底へ。二人の子供を抱えた森田波子の苦難の逃避行が始まる。自らの引き揚げ体験を元に運命の転変と戦争の悲劇を描く感動の長篇小説。
内容(「MARC」データベースより)
野望を胸に渡った満州では、かりそめの栄華と熾烈な運命が待っていた。母をモデルに戦争という極限下での家族と愛を問う自伝的小説。直木賞受賞第一作。『週刊新潮』に連載されたものを単行本化。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
なかにし/礼
1938年、旧満洲牡丹江に生れる。立教大学文学部フランス文学科を卒業。在学中よりシャンソンの訳詞を手がけ、卒業と同時に作詞家としてデビュー。日本レコード大賞、ゴールデンアロー賞音楽賞などを受賞した。ベートーヴェンの「第九」の訳詞、オラトリオ「ヤマトタケル」作詞・演出などクラシック分野でも活躍。また作家としても、著書に「兄弟」「夜盗」「さくら伝説」、訳書に「ラディゲ詩集」など多数がある。2000年「長崎ぶらぶら節」で第122回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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