アオブダイのおじさんは落ちついて言いました、シャークよお前のお腹にはワシのしびれ薬が粘膜に包んで隠してある大暴れすると粘膜が敗れ苦しむぞ~。
エ~ッツほんとうか?そうだよ今口を開けた時にいれたんだ、暴れたかったら暴れて見てもいいぞ~、きっと全身しびれて苦しいぞ。
ほんとうか?マリアすぐとってくれお前の仕事だろお金ならあげるよ、
それは出来ないよマリアは言いました、あなた覚えてますかわたしのこども、このマリナといなくなったマリオをサンゴ村でけちらしてひどい目に合わせたんだよ、その時私の息子マリオはいなくなった、どんなにさみしく悲しかったかわかるかい。 あなたにもやさしいお母さんやお父さんがいるでしょう、悲しませてはいけないよ、あなたがしびれて苦しんだらお母さんやお父さんは悲しむよ、今君の母さんは深い海のそこで君のことを心配して泣いているよ、村で暴れることをやめる約束をするならあの、しびれ薬ははとってあげるけど約束するかい。
シャークは少しだけ自分のお母さんのことが心配になってきました、ずいぶんあっていません。長い間心配かけていました。
わかったよ、もう暴れないからとってくれ、シャークは少し涙目になって来ました。
よしわかった、アオブダイのおじさんはやくそくを信じてとってやることにしました。
その頃サンゴ村の魚たちはアオブダイとカマスさんの事ホンソメ親子のことが心配になりやって来ました。
シャークよ口を開けなしびれ薬を取り外すから、カマスは言いました。
シャークが大きな口を開けるとカマスは素早くシャークの口の中に入りました。
すると口の奥に何かが動きます、シロとアオのもようの魚が泳いでいます。マリアにも見えますマリアがおそるおそる鋭い歯の中に入っていくとそこにいたのは、マリオだったのです。
マリオ?マリオなの? アッツ お母さん、そうだよマリオだよ。マリオこんなところにいたの探したんだよ~、よかったよかった。 早くでよう、マリアとマリオは外に出てきました。
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