
連載・・・1
これは昨年 JX童話募集に応募した作品の下書きです。 作品は短編で下書きを1/5位短縮し応募
愚策ですが未手直しのまま掲載します。
18年前 117 神戸大震災で犠牲となった子供さん達に捧げます。
きらきらと光り輝く海の下で
マリオとマリナは南の暖かいサンゴ礁の海に住んでいるホンソメワケベラの兄妹です。
お母さんのマリアは いつもサンゴの陰からお客さんを見つけてはお魚さんの体を
きれいにお掃除するお店を開いています。 セッセ!セッセ!
ある日サンゴの陰から大きなアズキハタさんがお客さんにやって来ました。
マリアはこんな大きな魚のお掃除はしたこと有りません。 でもせっかく遠いところからやって来たアズキハタさんをそのまま帰す分けには行きません。
アズキハタさんに言いました。少し時間がかかるけど良いですか?
するとアズキハタはちょっと困った顔をして考えました。
それを見ていたマリオとマリナはお母さんの仕事大変ね!と言いながら
サンゴの陰で遊び始めました。
マリアはアズキハタさんに急いでやります、少しだけ時間くださいね。と言いました。
アズキハタさんはゆっくりやってくださいとやさしい声をかけてくれました。
マリアはまず大きなエラに向かって少しずつ食べかすや 身体についていた虫 などの汚れを
丁寧に取りはじめました。