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三重のこの味 ハマる味! (たがね餅)

2012年05月04日 | 畳(たたみ)以外
たがね餅とは、桑名市から伊勢市にかけて作られていた、もち米にうるち米(ご飯用の米)を
混ぜてついたお餅です。

お餅の中にうるち米のツブツブが残り、少々歯ごたえがあります。

何故、このようなお餅が一般家庭で作られていたのか、詳しくはわかりません。

考えられるのは、桑名市から伊勢市にかけての参宮街道は別名 「餅街道」 とも呼ばれ、
各宿場町にはお餅がお土産や、当時のファーストフードとして売られていました。

そのため、もち米が一般家庭にまで十分供給されなかったとも考えられ、もち米にうるち米や古米を混ぜて、お餅を増量していたのだと思われます。

私の家でも年末にお餅をついていた頃(30年ほど前)には作っていましたが、今ではまったく見かけなくなりました。

しかし桑名市には、薄く切ったたがね餅を焼き、しぐれ蛤に使うたまりしょう油をつけたものが「たがね煎餅」 として残っています。

たがねや HP http://www.thetown.jp/taganeya/

津市には短冊状に切り、串に刺して焼いたものが 「たがねみたらし」 又は 「やじろみたらし」 として販売されています。

ホッカイヤのたがねみたらし(1本 84円)




玉吉餅店のやじろみたらし(1本 74円)


これは私もたまに買いますが、独特の食感や風味が病みつきになるおいしさです。

三重のこの味 ハマる味! (餅街道編に続く)



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