名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

作図って むつかしい?

2013-04-01 12:04:01 | 日記

コンパスと定規を使って図形を書く 作図!

これ、苦手だ~と言う人!

あなたあなた!

作図を毎回1から考えていませんか?

作図は、何種類かのパターンの組み合わせです。

どのパターンを使うのか?

そのためには、パターンを覚えて

つぎにそのパターンの使い方を覚えましょう~

 

作図の問題は、結果から考えると

どのパターンが使えるのか?分かりやすくなります。

 

2等辺三角形を書くパターンで

垂直2等分線、直角、角の2等分線、などが書けます。

正三角形を書くパターンで

60°の角度、正6角形、などが書けます。

 

ほとんどの作図は、この2つのパターンで書けてしまいます。

 

それでは、この2つのパターンを駆使して

次の問題を考えてみてください。

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半径5cmの円と、その中にぴったり入る

同じ大きさの3つの円を 作図してください。

ヒント:結果から考えよう!

できた人は、4つの円が入る場合も考えてみましょう~



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前回の答え:

列車は、1分10秒で何m進むのでしょうか?

列車は時速72kmで走りますから、

1分間に 1.2km (72÷60) これは1200m

1秒間に 20m (1200÷60)

1分10秒で 1400m (20×70)

その進んだ距離が、トンネルの長さ+列車の長さ になります。

1400=1200(トンネル)+列車の長さ

列車の長さは、200mです。

 

今回は、きれいに割り算ができましたが問題によっては

割り切れない場合があります。

そんなときは分数で答えましょう。


苦手な文章問題 列車とトンネル!

2013-03-30 11:56:34 | 日記

苦手な文章問題シリーズ(そんなシリーズいつからできたの?)

その2回目です。

小学校の算数に出てきた問題!

何回聞いてもよく分からなかった~

そんな問題です。

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時速72kmで走る列車が、長さ1,2kmのトンネルを通ります。

列車の先頭がトンネルに入ってから、トンネルを抜けるまでに

1分10秒かかりました。

この列車の長さは何mでしょう?

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こんなややこしい問題を解かなきゃいけない小学生!

いまだに解けない中学生!

教えようにもよく分からない保護者!

こんな問題を出すから不幸になるんでしょうかね~

いっそのこと賞金付きの問題にすれば目の色が変わるんでしょうが・・・


ただ、この問題は昔からある定番問題で、解き方考え方も定型があります。

それが分かれば九九の中のひとつみたいなもんです。

考え方:

列車は、1分10秒で何m進むのでしょうか?

その進んだ距離が、トンネルの長さ+列車の長さ になります。

絵をかいて考えてみてくださいね。

 

答えは次回に!


苦手な文章問題 食塩水~

2013-03-29 16:07:34 | 日記

誰しも、文章問題は苦手です。

今の算数数学では、応用問題として文章問題を作っていますので

計算問題よりは難しくしてあります。

それと、

あまり大きな声では言えないのですが

普通の生活感覚では、ありえないシチュエーションが多く

こんな問題をといても、将来何の役にたつのか?と疑いたくなる問題が

とても多いことも、苦手な人が多くなる原因では?と思います。

 

そんな生活感のない問題!(笑)

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5%の食塩水と10%の食塩水を混ぜて、8%の食塩水を500g作るには

5%の食塩水と10%の食塩水をそれぞれ何gずつ混ぜればよいでしょう。

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ややっこしいですね!

こういう食塩水を扱う問題のキーポイントは、中に解けている塩の量が

変わらないと言うことです。

5%の食塩水をXg、10%の食塩水をYgとしますと

X + Y =500 (これは食塩水の重さ)-------①

0.05X + 0.10Y = 0.08×500 (これは塩の重さ)--------②

として、連立方程式を作って解きます。

Y の代わりに (500 - X )を使っても大丈夫!

②の式を左右両辺を100倍して

5X + 10Y = 8×500  とすると計算が楽になりますね。

式さえ書ければ、あとは大丈夫!   かな?

 

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前回の答え

より

高さと、÷2の 2は、約分で消えてしまいますから

上底+下底  の  割合だけが残ります。

□は、4    答え4cm     です。

 

 

 


早い!カンタン!分数計算方式~

2013-03-28 12:28:04 | 日記

問題を解くときに、何種類もの計算方法があるとき

あなたは、どのような計算方法を使いますか?

 

たとえば次のような問題。

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A,B二つの台形があります。

Aの台形は上底が9cm、下底が11cm、高さ14cm

Bの台形は上底が13cm、下底が15cm、高さ14cmです。

Aの面積は、Bの面積の何倍でしょう?

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こんな時は、Aの面積を求めて、次にBの面積を求めて・・・・・・と、

順番に分かるところからコツコツ計算する方法がありますが、

分数を使うと、早くてカンタンです。

 

まず、台形の面積の求め方!覚えてますか?

そして、数値を代入しますと

となります。

ここで、問題をよく見ますと、

と考えますので

この、AとBに 先ほど求めました式を代入しますと

割り算は、逆数のかけ算にします。

ここで、よく見ると分母と分子に同じ数を発見!そして約分します。

約分することで、実際に計算するのは、足し算と簡単な約分だけ!

この計算方法は、これからも出てきます。ラクチンだから覚えてね~

そして、この答えは分数のままでOKです。

小数にすると割り切れませんから、分数のままの方が正確!

 

それでは、次の問題はどうやって計算したら ラクチンでしょうか?

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C、D 二つの台形があります。

Cは、上底が5cm、下底が7cm

Dは、上底が分からず、下底は10cm

CとDの高さは同じです。

Cの面積は、Dの面積の7分の6倍あります。

Dの上底は  何cmでしょうか?

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前回の答え:

図を見ていただくと・・・・

 

   はい!同じ形が3つできました。

  こちらも同じ形が3つ!



な~んだ、そうだったのかー

という声が聞こえてきます・・・・・

 

 

 


わがままな、3人兄弟のために!

2013-03-27 12:51:00 | 日記

もうすぐ新学期が始まりますね~

今のうちに 思いっきり遊ばなくっちゃ!

でも、宿題が出た人もいますね~

 

覚えたり、理解したりすることは、

なかなかまとめてできないものです。

日頃から少しずつ鍛えておきましょうね。

 

と言うことで、今回も小学生の問題。

中学生の皆さん、楽勝でしょうが、小学生に教えてあげてくださいね。

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わがままな 3人兄弟がいました。

いつも同じ物をほしがります。

下の図のような変わった形の板状のお菓子がありました。

どのように切れば、3人は同じ形のお菓子を食べられるでしょうか?

(薄いので横から切ることはできません)

        

 

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前回の問題と答え:

2013年の3月26日に

4人兄弟が、久々に実家に集まりました。

長男は、13日ごとに実家に帰ると言い

長女は、7日ごとに実家に帰ると言い

次男は、5日ごとに実家に帰ると言い

次女は、11日ごとに実家に帰ると言いました。

この4人が、次にそろうのは何年の何月何日でしょうか?

 

なかなか会えない兄弟ですが、

5日、7日、11日、13日の公倍数を考えますと

5×7×11×13=5005  で、5005日後に全員がそろいます。

1年は365日、4年に1度の閏年を計算して

次回そろうのは、2026年12月8日

長いですね~

13年も先ですか・・・・・


この計算は大変なので、インターネット上には、このような日付を自動で計算する

そんなサイトもあります。でも、一度は手書きで計算してみてください。