4年程前から、駅3つ離れた場所で独り暮らしをしている息子
同居に問題は無かったが先々問題が起きるかも?
今後、若くなるはずの無い私のお世話をするハメになるかもしれない
見て見ぬ振りは出来ないだろうし
私も依存しないとは限らない
まだ、私が仕事もして健康な間に少し距離を持つ方がいいと考えていた
年齢を重ねるごとに、「寂しさ」が重く感じるようになる前に。。。
私は愛情表現が下手である
どうでもいい事は、ベラベラ喋るのに
肝心な事が素直に言えない
勇気を振り絞って言葉にすると悪い方向に受け取られてしまいがちである
気持ちを上手に伝えらないから
肝心な事はあまり喋らない
昭和の頑固親父のごとく
「言わなくても分かるやろ」って部分も持っている
息子がどんな人生を選ぼうと
口では「アホやなぁ」と言いながらも
全力で、応援するし、出来る事は何でもする
将来、経済的に援助をしてもらわなくて生きていけるように
ちゃんと考えてるし、それなりに財テクもしている
エンディングノートも書き終えている
「延命治療は受けない」
「お葬式もお墓も不要」
「棺に入れて欲しい物」
私の希望は3つだけ
後は、息子が好きにしていい
少なくとも、コロナ禍になるまで
息子を守っているつもりだった
息子は扁桃腺を年2回ぐらい腫らせて高熱を出す
コロナ禍でも、扁桃腺を腫らせて高熱を出している
コロナ禍初期は、熱が出てるだけで診察を受ける事も出来ず
コロナの検査も受けられなくて
独りで市販薬で耐えしのいでいたらしい
「何で連絡して来なかったん?」
「コロナかもしれんかったし、おかんに連絡したら
絶対来るやん。コロナ移しておかんが死んだら
オレがおかんを殺した事になるやん」
気の弱い、優しい息子に守られている事に気付き
独りで、高熱で苦しむ中、コロナかも?との不安で過ごした日々を
想像するだけで泣けてくる
接客業をしている息子は月に2回ぐらい
私の様子を見に家に来てくれるのだが
手洗い、うがいをしてからマスクを外す事も無く
10分で必ず帰るという徹底ぶり
GW中にも早朝、4時半頃息子からの着信があった
就寝中は、スマホの音を消しているし
爆睡中の時間で気付くはずも無い
目覚めてから、息子の着信を知って
電話をすると
「熱が41度出てる。ポカリを飲んでも吐くし、息が出来なくて
オレ、死ぬんかもと思ったから電話した」
「ほんま、ごめん!寝てた、ごめん!」
情けないなんて言葉で表現出来ない思いと
息子が心配でパニック状態になっていた
救急車のお世話になり
救急車の中で抗原検査を受けて陰性
病院で、扁桃腺の熱って事で点滴を受けて元気になった
私は何もしてない
「コロナかもしれんから来るな!」
この言葉が凄く悲しくて
この言葉が凄く優しくて
この言葉が凄く憎らしい
そんな中でも
母の日を忘れずお花を届けてくれた
ただ、ただ息子に感謝!
いつも、いつもありがとう。私より先に死ぬな!