Vol.23
「地球防衛軍」(1957年)
「海底軍艦」(1963年)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/a5/bf32a328c5501347bf41cf5da47c81f7.jpg?1715410354)
なぜ、この2つが一緒になったのか。
2作とも、外部からの侵略者の映画で
手先となる怪獣を有していることか。
「地球防衛軍」
という響きがいい。
多国間の利害関係抜きに全世界が一体と
なって外敵に立ち向かう。
もっとも、この映画の登場人物は
日本人ばかりだが。
火星と木星の間に存在する
ミステロイドの宇宙人が地球侵略を
企む。
宇宙人は
ミステリアンと呼ばれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/9e/ae053734b7dc34719119ec1e667cb1a1.jpg?1715410372)
彼らは
ロボット怪獣モゲラを使って
街を襲い、その科学力を地球人に
見せつける。
しかしモゲラは
鉄橋を渡ろうとした際に
地球人の作戦によって
鉄橋を爆破され、転落死してしまったが。
そして富士山麓の大地に
ドーム上の兵器で現れると
半径3kmの土地と地球人女性との
婚姻の自由を要求してきた。
でも既に数人の女性は拉致されており
地球人は要求を拒否。
ここで地球人対ミステリアンの
戦いが始まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/f6/6ffbbe988d112909a0ce568ebc4d8287.jpg?1715410462)
敵のドームからの光線をかわす新兵器
マーカライト・ファープの威力は
絶大で、電子砲でとどめを刺され
ミステリアンは宇宙へ逃亡、拉致された
女性も帰ってきた。
この映画は
超兵器が活躍するのも魅力の
一つだと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/9d/aa6f7d25c2a2a89070ee91e666be9a84.jpg?1715410393)
「海底軍艦」は大日本帝國の再興を
願って神宮寺大佐が南の島で20年かけて
製造した超兵器。
ムウ帝国は
海底軍艦の存在を恐れ
工作員を南の島へ送り込んで
妨害工作を行う。
妨害工作を乗り越えて
神宮寺大佐は
世界征服を企むムウ帝国の侵略から
守るため発進する。
もっとも神宮寺大佐が
発進を決断するまでには
いろいろ葛藤があったのだが。
海底軍艦「轟天号」は艦首に
巨大なドリルを有し
冷線砲、魚雷、電撃等の武器を
搭載している。
ムウ帝国は轟天号に対し
龍の怪獣、マンダをけしかける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/f1/4ca3a2a865d57f1e11aa8bfde324a5da.jpg?1715410435)
ムウ帝国の守護龍であるマンダは
轟天号に絡みつくも
電撃で離れ、冷線砲でやられる。
意外とあっけなかった。
撮影用モデルは
ウルトラQに流用され
「怪獣総進撃」にも登場。
ところで
なんで龍なのか。
映画公開(1963年12月)の
翌年、「辰年」だったからそうだ。
ずいぶん安直な。
丑年や午年だったら
どうしたんだ。
マンダを倒した轟天号は
ムウ帝国の主要設備を次々と破壊。
超文明をたった1隻で壊滅に追い込む。
ムウ帝国が恐れるわけだ。
ムウ帝国皇帝は
海へ飛び込み行方不明に。
「地球防衛軍」「海底軍艦」
2作とも超兵器が登場し
怪獣もまた映画を盛り上げる。
近年はゴジラだけになってしまったが
こうした特撮映画もまた
観てみたいぞ。