OFFICIAL MOOK vol.40
最終号
「行け!ゴッドマン(1972年)」
「行け!グリーンマン(1973年)」
「行け!牛若小太郎(1974年)」
いずれも日本テレビ
「おはよう!こどもショー」内の
1コーナーとして放送されたもの。
放送当時、未就学児だったので
まったく記憶がないのだが
後にDVDやネット配信で
知ることになる。
これらは
独立した映像作品ではなく
実際オンエアでは
怪獣(小太郎)おじさんの解説が
ついていたらしく
もし残っていたら
その雰囲気はだいぶ違ったもので
あったろうなと思う。
ゴッドマンは
ファイヤーゴッド星からやってきた超人。
等身大から巨大化もできる。
前作の「レッドマン(円谷プロ)」では
造成地での着ぐるみの殴り合いで
あったが
本作は
少しではあるが
合成等の特撮が入り
怪獣物らしくなる。
東宝の怪獣映画のキャラクターも
登場している。
グリーンマンは
銀河系グリーン星からやってきた。
体の中にメカが内蔵されているので
ロボットらしいが
特に説明はない。
魔王と子分のトンチキが
子どもたちの生き血を
狙って怪獣を生み出す。
グリーンマンは
子どもが持つ
グリーンコールで
現れる。
多少ストーリー性を持たせ
スケールアップした感がある。
日本テレビで放送した怪獣ショー番組
「突撃!ヒューマン」の怪獣も
多数登場している。
牛若小太郎はyoutubeで
ちょっと観ただけなので
あまり印象はない。
妖怪退治物で
ゴッドマンやグリーンマンが
数回で完結するのに対し
1話完結。
ストーリーもそれなりにあって
クオリティもそれほど
悪くはない、良作だと思う。
2008年に
DVDBOXの特典映像として
「行け!ゴッドマン」の新作が
作られた。
着ぐるみは新造で
往年の雰囲気を壊すことなく
撮影されている。
後半「グリーンマン(当時の着ぐるみ)」
も登場、作品を盛り上げる。
撮影所は「ウルトラマン」等で
使用された東宝ビルト。
現在閉鎖されているが
これが同所で撮られた最後の
作品である。
月2回、全40冊の
本ムックも
これで最後。
終わってしまうと
なにか淋しい。
まだまだフォローされていない
東宝特撮作品もあるので
ムック化してほしい。
それは難しいか。