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うつ病社員のもろもろの話

マイナー怪獣 アゴン2

一応またタイトルから。

われわれは第3の火を
得たことによって」
輝かしき未来の繁栄を約束された...」
「然し そのために」
「もう一ツの扉をノックしたことを忘れてはならない」

ナレーションの後
タイトル
「アゴン AGON」

昭和39年制作。昭和43年放送。
制作は日本電波映画。
松山容子主演の「琴姫七変化」等を制作した京都の会社である。


前回に続き
第2話「アゴン出現 後編」から

焦点の定まらない眼だなあ、初代ゴジラみたい。

核実験の影響で蘇った大怪獣アゴン。
海の向こうからやって来る。

やがて原子力センターの近くの
海岸に出現。

アゴンの出現を確認するため、海岸にいた右京博士と研究員たちは一斉に避難。

しかしアゴンの起こした地割れによって地面の下に落とされた研究員さつき。

センターの研究員たちは敷地の中央に避難のため集まっている。

彼女がいない事に気がついた
新聞記者五郎と科学Gメンの大和刑事は、海岸へ引き返しさつきを助ける。

(わかりづらいが、五郎はさつきを肩に担いで、大和刑事に引っ張ってもらっている)


ノシノシ歩くアゴン。


3人は原子力センターを見ている。そこにはアゴンから逃げ出した研究員達がいるのだ。

よりによって、こんな場所に避難しなくてもよかったのでは。

3人は原子力センターから逃げ出してきた右京博士と合流。一緒にジープで避難する。
博士の話では原子燃料も持ち出したようだ。

原子炉を破壊したアゴン。爆風を浴びた後そのまま引き返す。

五郎は「自業自得」だと言ったが、博士は「自業自得は人間の方だ」と言う。

アゴンは海底で原水爆実験で目覚め、その後も放射能灰を海に棄ててきた影響で突然変異で巨大化していった。アゴンはまたやって来るはずだ、と。

博士は防衛隊にアゴン退治を依頼。

(自衛隊が協力したのか?右上のジープが博士達の車)

防衛隊の戦闘機が海上にアゴンを発見。
防衛隊の攻撃が始まる。


戦闘機がアゴンに攻撃するが、

火を吐くアゴン。

戦闘機を襲う

撃墜される

戦車隊の攻撃を受けるアゴン。当然ビクともしない。

すると、突如ジープに乗り、海岸へ行くと言い出す博士。

海岸に着いた博士達。アゴンは灯台を襲撃している最中。

灯台を破壊

博士「アゴンが求めてるのは、これに積んでる原子燃料だ」
「勝つことは難しいが、一応混乱を防ぐことはできるはずだ」

原子燃料を積んだ車を海の中に突っ込ませるという。大和刑事が車に乗る。



脱出!

車はアゴンに向けて突撃、崖から
海に落ちる。

大好物なので車を海から拾い上げる。

そのまま海へ戻る。
(食べたのか、持ち帰ったのか?)

アゴンの脅威は終わった訳ではない。

大和刑事
「何とか防げないものなんですか」

博士曰く

     ない!

 ...といって済まされる問題ではない。

「ない」と言い切ったようなものだ。

帰って行くアゴンを見つめながら
第2話は終了。




ところで

「アゴン」は後、第二部として
「風前の灯 前後編」の2話がある。

後2本「アゴン」で
ブログを続けるのは、
手抜き過ぎるし、
面倒くさいし、
書いてるうちに飽きてくるので、
(←無精者)

この際、まとめて観る。

「アゴン AGON」
「風前の灯」(第3話、第4話)
 脚本監修 関沢新一
   脚本 内田弘三

「われわれは第3の火を
得たことによって...(略)←もういい


大嵐の中(←またかよ)
ひっくり返るボート。積荷のトランクが海の底に落ちた。


男二人が紋太の父、松造に
引き上げを依頼。

海に潜った松造はトランクの傍に
アゴンを発見。
引き上げは無理だと言う。

息子、紋太を人質に取って松造に
再度引き上げさせるが、
アゴンが動かないので無理。

そこで二人の男は
原子燃料研究所から、
アゴンの好物の濃縮ウランを奪い、
アゴンをどかそうと企む。

どうやって濃縮ウランを奪うのかと
思っていたら、



夜中に研究所に忍び込み、
警備員を殴って気絶させ、
保管庫の鍵を盗むと
いう、ストレートで
時代劇のような展開。

まあ、制作は時代劇作ってた会社だし。

保管庫を開ける二人。



「兄貴、まさかドカンと」

「その時はその時でぃ」

 無計画にもほどがある。

男たちは濃縮ウランを担ぎ出す。
危険物だが素手で運んで平気なのか?

盗難は朝まで気がつかなかったらしい。
(←間抜け)

翌日大和刑事と五郎が研究所前で
話している所に松造が現れ、
息子を二人の男達に人質にされている。
岬にいるアゴンを
どかすため、男達が
濃縮ウランを狙った
と話す。

研究所から直ちに防衛隊に連絡。

周りは厳戒態勢。

その中で松造は海に行き
トランクを引き上げる。
アゴンはもう行ってしまったらしく
松造は難なく作業を終える。
(濃縮ウランはどうなるの)



しかし男二人は紋太を安全な場所に
つくまでの人質だといって、
トランクと一緒にボートに乗せよう
とするが、
話が違うと松造、二人に掴みかかる。
二人と松造とで海岸にて
掴み合いが始まる。

そうしているうちに、
ボートは沖に流れ出し、
トランクと紋太ごとボートは、沖の海から出てきたアゴンに咥えられてしまう。


(第3話終了)



第4話「風前の灯 後編」
「われわれは第3...(略)←もうやめ



紋太とトランクごとボートが咥えられ、歩くアゴン。

いつもと違って、
今回は海に潜らないのね。

五郎はヘリコプターで縄梯子を下ろして救助するのはどうだろう、と提案。
提案は直ちに実行されるが、
アゴンは近づいた自衛隊のヘリコプターを叩き落としてしまう。
(1〜2話では『防衛隊』って
いってたけどな)


意気消沈する五郎をよそに、

博士は東海村の原子力研究所から、
放射性物質ウランをヘリコプターで
吊り下げて運び、アゴンを誘導しようという作戦をとる。

溶鉱炉に向かって暴れているアゴンに
ヘリコプターが到着。
誘導されたアゴンはボートを
丘の上に落として、
ヘリコプターを追いかける。



紋太は無事。喜ぶ一同。
トランクを開ける五郎。
中には大量の麻薬が。



大和刑事「莫大な量だ。沖の船から密輸入したに違いない」

五郎「こういう世の中の害毒を流す物はいっそアゴンに喰わせちまえばいいんですよ」

博士「これだけの量の麻薬を飲んだアゴンがどんな反応をしめすか興味があるね」

大和刑事「おそらく死ぬでしょう」

この人達怖い。

 アゴンがどうなるのかもわからずに、
今アゴンを誘導しているヘリコプターのウラン物質と一緒に麻薬を喰わせようという作戦。

ところが
麻薬のトランクをヘリコプターに
積んだ所を、男二人が拳銃で
パイロットを脅かし、そのまま逃走。


ついでにアゴンを挑発してやろうと
よせばいいのに、近づいたところで
アゴンは火炎放射、
ウランと麻薬を二人を
ヘリコプターごと飲み込む。


苦しむアゴン。

工業地帯まで歩いて行く。


逃げ惑う人々。
だから言わんこっちゃない。



工業地帯を破壊。

アゴンは火の海に包まれる。

煙を上げながら海へ逃げるアゴン。

海を泳ぐシーンでジ・エンド。


ナレーション

「果たしてアゴンはこのまま海底深く、その生命を断つのであろうか」

「20世紀の科学が原子力を得たために
かえって眠っていたアゴンを
蘇らせたように、
その後誰がアゴンを
再び生き帰らせるといえよう」

「われわれのアゴンに対する知識は
あまりにも少ない」

「そして巨大な力を持ったアゴンが
このまま永遠の眠りにつくとは
信じがたい」

「ただわかっているのは科学を持て遊び人類の得た知識を過信し悪用する者に
アゴンは最後の審判を下すであろう」

 

麻薬でやられた怪獣って初めてみた。
最後はみんな死んだと確信してるが、
もし生きてたら核だけでなく、
麻薬を求めるようになったらどうする。

ヤク中の怪獣なんて始末が悪い。
今度は西部署が出動するのか?






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