「なぜなにスピードくらべ」
表紙には大きくウルトラセブン。
後ろにもウルトラマンが飛んでいる。
子供の興味を引くには十分だ。
が
ここで問題なのは
この本
ウルトラセブンやウルトラマンの事等
1つも触れていない。
10頁と11頁の見開きで
「マッハでとぼう」と題して
実際の航空機等とスピードくらべを
している絵が乗っているだけだ。
★マッハでとぶのりものがせいぞろい。
★ウルトラセブンやかいじゅうも
★とんでいるぞ
とんでいるぞ。のまえの★は
いらないと思うが
以下10頁右上から順に
以下10頁右上から順に
コンコルド(イギリス・フランス)
(マッハ2.05)
ドラコ(マッハ2)
ツポレフ144(ソ連)
(マッハ2.35)
ドドンゴ(マッハ2)
ボーイング7207(アメリカ)
(マッハ2.7)
ウルトラマン
(マッハ2.2)
ウルトラマン、随分中途半端な速度だが
公式ではたしかマッハ5。
続いて11頁左上から
ウルトラセブン(マッハ7)
X−15A(アメリカ)
(マッハ6〜7)
ウルトラホーク2号
(ウルトラセブンののりもの)
(マッハ5)
ウルトラホーク1号
(ウルトラセブンののりもの)
(マッハ4)
ウルトラホーク3号
(ウルトラセブンののりもの)
(マッハ3.5)
メフィラス星人(マッハ5)
ライフルじゅうのだんがん
(マッハ1〜2)
X−15Aはこの本の解説だと
ロケット実験機で
爆撃機B-52につり下げられて
発射、大気圏外まで飛んでいって
着地するという、
スペースシャトルの
実験機みたいな飛行機だ。
この記事には
ご丁寧にも解説が
○おうちの方へ○
この絵は、お子さまにおなじみの
ウルトラセブンや怪獣が、現存する
超音速機とスピードくらべをしたら...
という仮定に基いて構成されています。
良心的な本である。
表紙に期待して買ってもらった
子供は泣くだろうが。
この本には他にも
「王せん手のホームランは
どのくらいのスピードですか。」とか
(ちなみに時速150㌔)
「これからは、どんなのりものが
出てきますか。」なんて記事も
わるいガスなどを出さない
『電気自どう車』やハンドルなしでも
コンピューターのめいれいで安全に
うごく『コンピューターカー』、
立ってさえすれば、そのままうごく
『うごく歩道』、車りんがなくて、
ういて走る『リニアモーターカー』など
安心してのれるのりものがかつやくすることになるでしょう。
スピードくらべ、関係なくないか?
スピードくらべ、関係なくないか?
で次頁に
「みらいのおもしろのりもの」という
記事。
今見ると実現には程遠いと思うが
よく見ると
左下に
アンテナをつけた自動車が専用道路で
自動運転を行っている
絵が描かれている。
「ここから自どうゆうどう道ろだよ。
デパートは502チャンネルだね。」
「ねむりながら走りましょう。」
デパート行くくらいまで寝るのは
我慢して欲しいが。
怪獣ネタから
それてしまったが
こんな本も夢があって面白いと思う。