Vol.09
ゴジラvsスペースゴジラ(1994)/
ゴジラvsデストロイア(1995)
今号は2作品を取り上げている。
なんで一緒にするのかは
わからないが
1994年
1995年
1995年
ゴジラの子供(息子ではない)
の成長が確認
できるので
一応連続しているのだろう。
スペースゴジラは
宇宙へ散ったゴジラ細胞が
ブラックホールに取り込まれて
結晶生命体を取り込んで進化した
という宇宙怪獣。
なぜゴジラ細胞が宇宙に?
「vsビオランテ」(1989)で
ゴジラ細胞から誕生した怪獣
ビオランテが宇宙に飛翔した辺りで
察しろということか。
かわいいリトルゴジラを襲う
スペースゴジラ。
そこへゴジラ登場。
対ゴジラ兵器として
Gフォースのロボット
MOGERA(モゲラ)もやってきた。
モゲラは2つのメカが合体する
スーパーロボット。
完成したデザインはアレだが
戦う姿はカッコいい。
この映画
割と素直に出来ていて
普通にゴジラが悪いスペースゴジラを
やっつけるという感じで
面白いと思う。
そして翌年。
「ゴジラ死す」のキャッチコピー。
米国版の公開前に
日本のゴジラはいったん終了と
いうわけで殺される。
不憫である。
どうやって死ぬのかは
映画公開まで明らかにされず
さすがに私も劇場へ行った。
特撮シリーズも終わりかと
思いきや、
来年公開の「モスラ」の
予告が流れてホッとした記憶がある。
1954年初代ゴジラを東京湾で
葬った水中酸素破壊剤、
オキシジェンデストロイヤー。
東京湾は無酸素状態になり
海底の地層内に眠っていた
先カンブリア紀の生命体が甦った。
その名もデストロイア。
1996年の海底トンネル工事で
地表に出てきて急成長。
分裂してパトカーを壊すシーン、
怖かった。
巨大化して
ゴジラジュニアを倒すと
親ゴジラの怒りは頂点に。
この映画のゴジラは
体内の核エネルギーが暴走。
いつ爆発してもおかしくない状態。
幸い爆発は阻止されるが
メルトダウンの兆候が。
尋常じゃない暴れっぷりに
デストロイアも苦戦。
最終的に自衛隊の攻撃を受けて倒れる
デストロイア。
ゴジラは溶けて消えていく...。
なかなかの衝撃シーン。
周辺の放射能レベルが上がっている。
が、
突如、放射能レベルが下がっていく
誰か吸収しているのか
すると
ゴジラのシルエットが。
ここで完。
設定上は
ゴジラジュニアが進化して
次世代ゴジラを襲名したそうだが
劇場で見た時は
単にゴジラが生きていたと
受け取った。
だってゴジラジュニア、
デストロイアにボコボコに
されたじゃない。
あそこで死んだと思っていた。
いずれにせよ
僕らのゴジラが生きていてよかった。
次号Vol.10 は
「ゴジラFINAL WARS」
今号が平成シリーズのラストなら
次号はミレニアムシリーズのラスト。
ラストが続くな。