今日は「建国記念日」と定められているが、
さて、この建国記念日なのであるが、何故2月11日なのか。
紀元前660年1月1日、神武天皇が橿原宮で即位したと、
日本書紀は記す。これを読んで少し考えてみて欲しい。
紀元前660年というのは、日本では何時代なのか、と。
学界では、弥生時代がどれだけ前の時代へ下るか議論になっ
ているが、およそ弥生時代に該当するであろう。
であるならば、そんな時代に天皇が存在するのか。と、考え
てみれば、矛盾するのは確実。簡単に説明を与えようとすれ
ば、神武天皇は実在の人物ではなかった、とするのが良いの
は、ここまでの流れで理解できよう。
となると、この神武が即位した、という日本書紀の記述は
疑うべきものとなる。今、歴史学での議論を紐解いたが、
実は建国記念日に設定されている2月11日とは、神武が即位
した紀元前660年1月1日を太陽暦に換算したものなのであ
る。明治時代から昭和戦前期まで、この日は、神武即位の日
として紀元節として祝われてきた。そして、この日に合わせ
て大日本帝国憲法を発布したし(1889)、日露戦争では、この
前日とした(1904)。こうした史実を踏まえて、この日は
ナショナリズムと関連が深いと言わざるをえない。
国家を尊ぶのならばむしろであるなら
ば、建国記念日を別の日に設定すべきではなかろうか。
さて、この建国記念日なのであるが、何故2月11日なのか。
紀元前660年1月1日、神武天皇が橿原宮で即位したと、
日本書紀は記す。これを読んで少し考えてみて欲しい。
紀元前660年というのは、日本では何時代なのか、と。
学界では、弥生時代がどれだけ前の時代へ下るか議論になっ
ているが、およそ弥生時代に該当するであろう。
であるならば、そんな時代に天皇が存在するのか。と、考え
てみれば、矛盾するのは確実。簡単に説明を与えようとすれ
ば、神武天皇は実在の人物ではなかった、とするのが良いの
は、ここまでの流れで理解できよう。
となると、この神武が即位した、という日本書紀の記述は
疑うべきものとなる。今、歴史学での議論を紐解いたが、
実は建国記念日に設定されている2月11日とは、神武が即位
した紀元前660年1月1日を太陽暦に換算したものなのであ
る。明治時代から昭和戦前期まで、この日は、神武即位の日
として紀元節として祝われてきた。そして、この日に合わせ
て大日本帝国憲法を発布したし(1889)、日露戦争では、この
前日とした(1904)。こうした史実を踏まえて、この日は
ナショナリズムと関連が深いと言わざるをえない。
国家を尊ぶのならばむしろであるなら
ば、建国記念日を別の日に設定すべきではなかろうか。