地元の鉄道の話題でも書こう。私が住んでいる板宿は地下鉄と山陽電鉄の交差点
である。山陽電鉄と言っても、すぐには思いつかないかもしれない。現在の起点は
神戸市長田区の西代。震災で甚大な被害を受けた。その隣が神戸市須磨区の板宿で
直通特急が停まるので、西代よりも本数が多い。西代は現在、実質は中間駅である。
何故なら、西代から神戸高速鉄道につながっているから。
さて、今話題にした直通特急とは大阪市の阪神梅田と山陽電車の終点駅姫路を結ぶ
特急である。距離にして93キロ、これを最速列車は89分で結ぶ。途中、神戸高速
鉄道線内で65キロに規制されることを勘案すれば、通算の表定速度が60キロを超える
と言うのは敢闘賞ものだ。何故か。山陽電鉄線内の、特に明石市以降に110キロで
走ることができる区間が十分あること、これである。この制限110キロはJR対策
である。国鉄末期から、京阪神は私鉄との競合が激しく、山陽電車も例外ではなく、
この争いに巻き込まれたのである。その結果、速達性のJRか、料金面の私鉄か、
という情勢が永らく続いている。例えば、山陽姫路~阪神梅田間は1250円、JRの
姫路~大阪間は所要61分だが、1450円という具合である。
昭和61年に製造された5000系からクロスシート車が復活した。それ以前は、2000系
アルミカーで採用した例はあったが、昭和30年代から60年代まで永らく量産された
3000系ではロングシートであったからである。
その山陽電車は前身の兵庫電気軌道が創立されて、今年で100年を迎えたので、それ
を機に社章を改めた。まるで路面電車のような電車から、今や大阪へ直通する列車
が毎時4本も走る鉄道になった。
である。山陽電鉄と言っても、すぐには思いつかないかもしれない。現在の起点は
神戸市長田区の西代。震災で甚大な被害を受けた。その隣が神戸市須磨区の板宿で
直通特急が停まるので、西代よりも本数が多い。西代は現在、実質は中間駅である。
何故なら、西代から神戸高速鉄道につながっているから。
さて、今話題にした直通特急とは大阪市の阪神梅田と山陽電車の終点駅姫路を結ぶ
特急である。距離にして93キロ、これを最速列車は89分で結ぶ。途中、神戸高速
鉄道線内で65キロに規制されることを勘案すれば、通算の表定速度が60キロを超える
と言うのは敢闘賞ものだ。何故か。山陽電鉄線内の、特に明石市以降に110キロで
走ることができる区間が十分あること、これである。この制限110キロはJR対策
である。国鉄末期から、京阪神は私鉄との競合が激しく、山陽電車も例外ではなく、
この争いに巻き込まれたのである。その結果、速達性のJRか、料金面の私鉄か、
という情勢が永らく続いている。例えば、山陽姫路~阪神梅田間は1250円、JRの
姫路~大阪間は所要61分だが、1450円という具合である。
昭和61年に製造された5000系からクロスシート車が復活した。それ以前は、2000系
アルミカーで採用した例はあったが、昭和30年代から60年代まで永らく量産された
3000系ではロングシートであったからである。
その山陽電車は前身の兵庫電気軌道が創立されて、今年で100年を迎えたので、それ
を機に社章を改めた。まるで路面電車のような電車から、今や大阪へ直通する列車
が毎時4本も走る鉄道になった。