熊本県と大分県に跨って梅雨前線に因る甚大な豪雨災害が発生している。この地域は1990年にも水害に見舞われたと記憶していたが、今回は阿蘇山の御膝元である阿蘇市などで
火山灰から変化した土壌が流出して、復旧を困難にしている。
私は、このエリアを3回通っている。何れもJR豊肥本線を利用したのであるが、被災地に竹田・宮地・阿蘇が含まれており、鉄道ファンとしては、運行状況が気になり、JR九州の
HPを開いた。思った以上に不通区間が多く、また徐行区間も多く設定されていた。最新の情報は以下の通り。
<九州内運転状況>大雨の影響
【運転見合せ】
●豊肥本線
肥後大津駅から緒方駅間
※数箇所で線路災害が発生している為、運転再開までには当分の間、時間を要する見込みです。
なお、平成24年7月13日始発から当分の間、肥後大津駅から宮地駅間及び豊後荻駅から三重町駅間でバス代行を行っております。
又、道路事情等で運転を取り止める場合もございますので、予めご了承ください。
●肥薩線
八代駅から人吉駅間、
※一部区間で線路災害が発生している為、運転再開まで時間を要する見込みです。
●日田彦山線
豊前川崎駅から筑前岩屋駅間
【徐行運転】
●鹿児島本線
基山駅から久留米駅間
●長崎本線
鳥栖駅から肥前浜駅間
※各線区の一部上下列車に運休・遅延が発生しています。(2012/07/14 02:20現在)
■ <特急列車及び観光列車の運休>
九州横断特急号・・・(当分の間運転見合せ)
くまがわ号・・・・・(当分の間運転見合せ)
SL人吉号・・・・・(運休有)
※肥薩線・豊肥本線・長崎本線・唐津線・佐世保線は大雨の影響で、一部の列車に運休・遅れが発生します。(2012/07/14 01:30現在)
ここには日本に2つしかない逆Z形スイッチバックの立野駅や球磨川を沿って走る肥薩線が含まれた。
どちらも魅力ある鉄路だけに復旧を切に望む。