カイロプラクティックと院日記 in 島根 ~ 関節ケアルーム ~

開業して二十数年。試行錯誤しながら今も松江で施術の日々。人体は奥が深い‥まだまだ勉強。 KCA会員/JCR登録者

痛みは早めに対処すること。

2010年01月05日 22時09分16秒 | 施術に関心がある方
久しぶりに真面目ネタ。

痛みは早めに対処しましょう!
以上!それでは。


‥て終わりでは、何の事だかさっぱりわかりませんよね。
だから少し解説を入れてみます。

来院された方を分類すると、「急性痛」と「慢性痛」に分けられます。

急性痛は何か原因があって痛みが起こる事が多く
適切な運動と安静と処置ができれば、数日で回復してきます。

例えば、「小指をタンスの角でぶつけた!」←痛いっすよね~!
冬場なら特にたまらん!
想像もしたくない状態です。

でも、その痛みを数秒我慢して、骨折とか無いか検査して、
炎症があれば冷却し、捻挫があれば軽く固定したり適切な運動をすればそのうち回復します。


しかし慢性痛はそれとはちと状況が違う。
それは痛い状態が数カ月続いているから。
”痛みが長く続いている”という事が、とても危険度と注意度を高くします。


急性痛がずっと続く

慢性痛となる

常に痛みがあるもんだから、痛み感じる神経がどんどん増強し、
普段痛くない刺激でも痛みを感じるようになる。(痛みの可塑性)

痛みをかばいながら生活

痛みから逃避するために、バランスが悪くなる

バランスの悪いために、痛い方の筋力は極端に低下し
支える側では極端に筋力がつく。
このアンバランスな筋力が、傷めやすい体を作ってしまう。

特定の部位に負荷がかかり続け、構造的な損傷危険度も上がる。

ということは、長期の慢性痛がある方はいろんな事が必要になるんです。

筋力も弱い方は鍛えなきゃいけないし、
疼痛回避姿勢で常に緊張している筋は伸張しないかん。
もちろん関節も動かす必要があるし、
場合によっては靭帯や神経、膜組織へもアプローチが必要になる。

だから‥慢性痛はややこしくなってしまうんです。
一番最善なのは、”早めに処置しておく”こと。

今日もそういう方が来院されたので
こんな記事を書いてみました。

最後にもう一度!
「痛みが日々改善するなら、そのままでもいいかもしれない」
「痛みが強くなったり変化なければ、早めに!!!」

という事を覚えておいてください。
その方が、皆さんの生活も楽ですし、
僕の施術と施術計画もスムーズに進行することができます。

以上、「痛みは早めに‥」でした。

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