酒呑みの正しい生活

モツ煮を作る

気温が下がって来ると、やっぱり温かいものが食べたくなります。

うどんやラーメンなどの麺類。
家族で食卓を囲む鍋料理。

色々ありますが、呑兵衛としてはモツ煮が食べたい。
モツを買って来てモツ煮を作ろう。

昨日はインスタに調理中のモツの動画をアップして、モツ鍋制作中などと書いてしまったのですが。
今回目指しているのは千ベロ系の下品なモツ煮。
(千ベロに失礼)


こちらがモツ鍋(写真はネットから拝借)

モツ鍋は九州博多の伝統料理、上品なお店で提供されます。
今回はモツ煮を作るのね、新橋辺りだとどのお店でも必ず置いてある奴。


モツをスーパーで買って来ました。

モツ煮って何が大変かと言うと、モツの臭いの処理。
モツの持つ独特な臭みとアンモニア臭が鼻を突きます。

それでも最近のモツは随分と下処理がされていますね。
以前よりかは臭いが無くなっていますよ。


臭いを抜くのは手間ですが、何度かモツをお湯で煮てやります。

水から入れて、グツグツと5分ほど。


それをザルにあげて、再度同じ動作を繰り返します。

煮る度にモツから臭みが抜けて行くのですが、それでも一筋縄では行きません。


けれども、これをやらないと臭いは消えません。

3回ほど同じように水から煮て、沸騰させるを繰り返しました。
こんなに苦労しても、臭いの抜け方はゆっくり。

それならと、海老の下処理の技法を試してみます。
ザルにあげたモツに塩と小麦粉を振ってよく揉みます。
それを洗い流してまた煮てやると、ほとんど臭みが抜けました。


最後に、生姜や大根、コンニャクの下茹でも兼ねて煮てやります。

さあ、もう完全にモツ独特の臭みが無くなりました。


調理用の鍋に移して、今度はコトコトとゆっくり煮込みます。

今回の味付けはどうしましょう?
一言でモツ煮と言っても、お店によって色々ありますからね。


ベースは味醂と日本酒、そして味噌にしました。

そこへ仕上げの出汁醤油を足してやると。
なんとも香ばしいモツ煮の出来上がり。


薬味を散らしていただきます。

美味しいっ!
今まで食べたモツ煮の中で一番美味しいかも知れない。

味醂と味噌と出汁醤油の加減が絶妙です。

ず~っと飲んでいられるぞ。(笑)


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