2月21日
晴れ。 午前6時の外部気温は3℃であった。昨日、最高裁で判決が出た光市母子殺人事件の被害者の遺族である本村洋氏のことが新聞やTVニュースで大きく報じられていた。事件発生以来の13年間にわたる本村氏の活躍の結果として裁判所側が被害者側の関係者に対して色々な配慮をするようになったことを知り、本村氏は凄い人だ、偉い人だ! と思った。
午前10時半頃に買い物に出掛けた。エレベーターホールから富士山の方角を眺めたら今日も箱根連山の向こうに銀色に輝く頂きの富士山が見えた。方々の八百屋を回って買い物をしたり、神田川沿いに設けられている神田上水公園を歩いたが、公園内の方々のベンチに年寄りが日光を浴びながら彫像のように腰掛けているのをみて、あの人達は何を考えて時を過ごしているのだろう? と色々思いを巡らしていた。約1時間程歩いて家に戻ってきた。
白銀の 輝き見せる 富士の山 遠く望みて 心晴れ晴れ 徘(徊)人 okinatchi
午後は夕方まで推理ドラマのTV番組をみて過ごした。夕方のTVニュースでさいたま市のアパートから死後2カ月程度とみられる3人の飢死体と猫の死体が発見されたことを報じていた。数枚の1円硬貨しか残っていなかったという。飢え死にした人達は秋田県の大館市から移って来た人達らしいのだが、この人達は住民票をさいたま市に移しておらず、生活保護も受けていなかったとのことであった。アパートの1室で起きた上述のような悲劇に誰も気づかずに2カ月も経過していたようなことは、残念ながら最近の日本では珍しくなくなっているのだが、一家3人が飢え死にしていた、などということは本当に痛ましく悲しい出来事である。