起業家 桂由美

2005-09-18 | 学び キャリア しごと
TVで桂由美の軌跡が紹介されていました。日本では結婚式といえば和装しかなかった時代に、パリ留学中にウェディングドレスをみてこれを日本の女性たちのために日本に持ち込もうと思い立ち、市場を創ってきた人です。母親も一代で服飾専門学校を立ち上げた方で、ここでもやはり親の生き方が影響を及ぼしているようでした。

日本に戻って百貨店に売り込みに行ったものの和装とカニバルからという理由で取り上げてもらえず、昭和39年に日本初のブライダル専門店を赤坂に開設、日本初のブライダルファッションショーも開催。その頃は月3着ほどの売上で学校講師で食いつないでいたそうです。

思いは強く、母の支援もあって、4つの打ち手を打ったとのこと。

①日本人に合ったデザインに(ウエストラインを上に)
②オートクチュール(既製品)を用意:OLが1か月分のお給料で買えるように
③和装と洋装両方のブライダルへと啓蒙=市場の創造
④総工費4億円の乃木坂のサロンを広告塔に

ダイアナ妃の結婚式も後押しして、ドレスで結婚式・披露宴をあげる人たちが徐々に増え、ブランドを確立していったとのこと。

昭和39年といえば、両親が結婚した年。和装に加えてウェディングドレスの写真もみたような記憶があります。何の気なしに昔は見ていたけど、当時はかなり時代の先端をいっていたのでしょうか。

桂由美さんはドレスのイメージとはうってかわって貫禄のある方ですが、女性起業家の走りだったんだなあ、なんて思いながら、TVをみていました。

Balletもビジネスプロデュース力の差?!

2005-09-18 | 美しいもの 緑 Ballet
NBS(日本舞台芸術振興会)の年間会員になっていたこともあって、今年は8つも観にいくことができました。今年度の年間会員は満席で申し込めず、ギエムの最後のボレロという目玉も追加公演含めて抽選モレ。一般認知が広がってきたことはうれしいけれど、チケットが採りにくくなってきたのは悩ましいところ。次は来年3月までオアズケです。

こどもの頃は日本のバレエ団といえば、森下洋子の松山バレエ団が動員数もトップだったのに、最近では東京バレエ団ががんばっています。あと、熊川さんのとこのバレエカンパニーかな。

松山は後継者を育てきれず(いるにいはいるんだけど)、一方東京バレエ団は外国人有名ダンサー招聘や海外遠征を積極的に推進してきた結果、公演数や動員数でも開きが出てきている模様。ビジネスとしてのプロデュース力で差が出ているように見えて、とても興味深いところ。東京バレエ団の創立者である佐々木忠次氏の書籍を先日公演時に購入したので、ちょっと読んでみようかと思っています。


部屋の片づけをしていたらチケットが出てきたので整理までにUPしておきます。

2.13. 「ラ・シルフィード」東京バレエ団
     斎藤友佳理/マニュー・ガニオ
4.29. 「シルヴィ・ギエムの愛の物語」
    Aプロ:「マルグリットとアルマン」「真夏の夜の夢」
5.6. 同Bプロ:「三人姉妹」「田園の出来事」
6.21. 「ラ・バヤデール」ベルリン国立バレエ団
     ディアナ・ヴィシニョーワ/マラーホフ
6.25. 「ニーベルングの指輪」ベルリン国立バレエ団
7.10. 「シンデレラ」英国ロイヤル・バレエ団
     リーダーシーン・ベンジャミン/サモドゥーロフ
7.17. 「マノン」英国ロイヤル・バレエ団
     ギエム/マッシモ・ムッル
7.26. 「ドン・キホーテ」アメリカン・バレエ・シアター
     パロマ・ヘレーラ/フリオ・ボッカ

CDTVをみていたら

2005-09-18 | 徒然 気づき ひとりごと
音楽にどっぷりつかりたくなって、何を聴こうかな・・・と思いあぐねた結果、数年前にプレゼント用に編集したMDにしました。全15曲。我ながらよい選曲、曲順と自画自賛しながら(笑)、聴き終わったときにはプチリセット感がありました。

どうやら選曲基準は、
1.詩への共感(シチュエーションに応じて)
2.アレンジの気持ちよさ、カッコよさ
3.メロディーライン/声の気持ちよさ
の順番のようです。

音楽って、それを聴いていたときの気持ちがふぅっと思い起こされてきたり、情景が目に浮かんだり・・・それを一緒に共有できる人がいたら尚うれしいことですね。


メディア力

2005-09-18 | 学び キャリア しごと
単に今の仕事に関する知識やスキル、コミュニケーション力だけでは勝負できない、「メディア力」をどうあげるか。以前読んだ山田ズーニーさんの『あなたの話はなぜ「通じない」のか』もキッカケのひとつだったけれど、7月初旬の洞爺湖出張で多くの起業家たちと接したこと(そのときの無力感)と仕事の立場の変化(顧客経営者と会う機会が増えたこと)によって、インプットとアウトプットについての意識の仕方が変わってきてるな、ということを改めて感じました。

メディア力とは「言葉は関係性の中で人の心に届く」ということ。共感を入り口とし、信頼関係をベースとしたコミュニケーション。自分が本当に伝えたい想いを届けるために。

同じコンテンツを違う人が伝えたときに妙に賛同を得たりすることもあります。同じ出来事に対しても、登場人物によって、周囲の評価・反応は異なります。

相対的認知というよりは、絶対的な信頼関係や信念といったことがベースになるというのが特徴なのかなと理解しています。