昔 若木を主人が植えたのか、もともとそこにあったのか?
伸び盛りの青年のようなすらりとした小梨の木が、我が家の前庭にあった。
木の幹 は年々太くなり、枝ぶりも大きく形よく伸びて、夏は憩いの木陰 としてその下にテーブルを置いたりした。
桜より遅れて開花する 薄ピンク色のこの花は 6月の雨によく似合う。
楊貴妃が泣いているように見えると言うその妖艶さは、私にはよくわからないが、散り際の真っ白な花びらが 、静かに足元の地面を覆い尽くすのは見事だ!
小梨の実は 小鳥さんたちの大切な食料なのだろう。
なぜか今年はたくさんの美味しそうな餌(実)が用意されました。どうぞ遠慮なく召し上がれ!