ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

◆ひかるの呟き◆11/17

カタールは、当事者の真剣で熱心な交渉姿勢がないことを理由に、交渉から離脱した。カタールの批判は政治的思惑に満ちたものだが、それでも世界に向かって、その無関心を批判している。私に、停戦を求める声と行動に熱心さと真剣さを求めている。
現実は,、停戦交渉は止まったままだ。ガザの住民は真剣に必死に停戦を求めている。福岡市で闘病中の友人のガザに住む家族とようやく繋がった。ガザの家族は、停戦を望む声を出す気力も余裕もない。ガザはどう?との控えめの問いに、「ガザはいつもどおりだよ」と言葉少なに返事が返ってくる。この一年一か月「いつもどおり」ミサイルと砲弾でガザの人々は殺されていている。こんな日常をジェノサイドと言うのではないか。
どこかの学者が机の上で、ジェノサイドだと規定し批判することほど、空しいことはない。ローマ教皇が著書でジェノサイドか否かの調査を求めたという。世界に大きな影響力がある発言に水を差すつもりはないが、調査を求めるなどという生ぬるい表現には愕然とする。
ガザでは今日も「いつもどおり」ミサイルと砲撃が降り注ぎ、逃げ出す先もない完全に封鎖された場所で、武器も持たない人々が、殺害される危険に晒されている。現時点で、判明しているだけでも、4万3846人が殺された。
ジェノサイドだからやめろ、ではあるまい。理屈抜きに、一刻も早く、停戦を実現しなければならない。停戦に、これ以上の犠牲者を出さないことに何の理屈もいらない。9月の初旬には、イスラエルの人質家族をはじめ、思いは違っても、停戦を求め全土を揺るがすデモが広がった。それは今も続いている。この人たちと繋がれば戦争を止めることができるのではないだろうか。

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