ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

9月19日から23日のガザ報道

◆◆9/19~9/23記事◆◆

 

◆9/19(木) パレスチナ占領「1年以内」終結を 国連総会、イスラエルに要求の決議を採択(産経新聞) 
 国連総会は18日の緊急特別会合で、イスラエルのパレスチナ占領政策は国際法違反とした7月の国際司法裁判所(ICJ)の「勧告的意見」を根拠に、パレスチナ自治政府が起案し、占領地からのイスラエル軍の撤退、入植活動の停止、土地や財産の返還、賠償などを求め、イスラエルのパレスチナ占領政策を「不法」とし、「1年以内」に終わらせるよう要求する決議を採択した。日本やフランス、中国、ロシアなど124カ国が賛成し、イスラエルや同盟国の米国など14カ国は反対した。英国やドイツ、イタリア、カナダなど43カ国は棄権した。決議に法的拘束力はないが、イスラエルの占領政策に反対する意見が国際社会の多数派を占めた。ハマスによる昨年10月のイスラエル奇襲を非難する文言はなく、米国などが反対。イスラエルのダノン国連大使は「ハマスの殺人犯を支援するパレスチナ自治政府の言いなりになっている」と決議内容を非難、山崎和之国連大使は、日本は「一貫してハマスを非難し、人質の解放を求めてきた。法の支配を尊ぶ国として、ICJの勧告的意見を重視している」と賛成理由を説明した。

◆9/20(金) イスラエル軍、ビルから遺体落とす動画拡散 ヨルダン川西岸の作戦で(朝日新聞デジタル) 
 軍は19日、ジェニン近郊のカバーティヤで実施した作戦で、パレスチナ人7人が死亡し、11人が負傷した。現場にいたAPの記者は、3人のイスラエル兵がビルの屋上から3人の遺体を落としたのを目撃した。軍が調査している。国際法では、敵対勢力の戦闘員の遺体も丁重に扱われなければならないとしている。

◆9/20(金) イスラエル、戦闘終結案を提示か 「人質一括解放」ハマスは拒否 ガザ交渉(時事通信) 
 19日、イスラエルがシンワル氏の安全な脱出の保証、人質解放、ガザの非軍事化や、ハマスに代わる勢力によるガザ統治の新提案を、先週、米国に提示した ハマスは拒否し、実現の可能性は低い

◆9/20(金) ガザ停戦合意、バイデン氏任期中は可能性低い─米高官=WSJ(ロイター)

◆9/21(土) イスラエル軍がレバノン首都空爆、31人死亡 ヒズボラ幹部らを殺害(朝日新聞デジタル) 
 軍は20日、ベイルート住宅街への空爆で、31人が死亡、68人が負傷、「ラドワン部隊」のイブラヒム・アキル幹部らを殺害した。

◆9/21(土) レバノンのポケベル&トランシーバー連続爆発事件 イスラエル情報機関、火薬埋め込みか(産経新聞) 
 ポケベルは製造元・台湾のゴールド・アポロ社の商標使用権を持つハンガリーの「BACコンサルティング=イスラエルのフロント(隠れみの)の製品で、製造は同国の情報当局だ。PETN高性能爆薬をバッテリーに埋め込んだ。ナスララ師が情報収集懸念から、携帯電話からポケベルにかえた。トランシーバーは端末が使われた無線通信機器メーカー「アイコム」(本社・大阪市)は自社製品である可能性は低くく、模造品がという。

◆9/21(土) 米、イスラエル拠点の減少打診 駐留継続と見なし「拒否」 ハマス最高幹部(時事通信) 
 ハマスのムーサ・アブマルズーク氏は19日、ドーハで米国が軍の駐留拠点を22カ所から4カ所に大幅縮小を提起してきたが、拒否した。これとは別に、ハマスの武装解除やハマスの代替勢力によるガザ統治を条件に戦闘を終結させるとする案が、イスラエルから米国に提示されたことに、ハマスがこうした条件を受け入れなければならないほど打ち負かされているのかと、停戦と引き換えの武装解除は受け入れられないとした。ガザが受けた損害は大きく、誰も流血の継続は望まないとしつつ、戦闘終結には軍の完全撤退が必要と主張した。 

◆9/22(日) アルジャジーラ、西岸の活動停止 イスラエル兵が支局急襲で命令(時事通信) 
 中東の衛星テレビ局アルジャジーラは22日、ラマラ支局がイスラエル兵に急襲され、活動停止を命じられた。支局員らは報道機材を残して即刻退去させられた。期間は45日間、無期限に延長される公算が大きい。「パレスチナ報道関係者組合は「占領者がパレスチナ人に行う犯罪を暴く報道活動に対する恣意(しい)的な決定だ」と非難した。 

◆9/22(日) イスラエルとヒズボラ、攻撃の応酬激化 「新たな段階」示唆(ロイター) 
 ヒズボラのナンバー2、ナイム・カセム師は、終わりのない報復の戦いと語り、ガラント国防相は、北部から避難した人々が安全に帰還できるまでヒズボラへの攻撃は継続されるとした。17日と18日にヒズボラの多数の通信機器が相次いで爆発。軍は19日に大規模な攻撃を開始。20日のベイルート南部空爆で45人が死亡、21日にヒズボラの約290の標的を攻撃し、22日未明、北部地域と占領地ゴラン高原で学校を閉鎖した、ハイファ市近郊の住宅が大きな被害を受けるなど、複数の建物が直撃を受けた。死者はない。一方、ヒズボラはイスラエルのラマト・ダビド空軍基地を数十発のミサイルで攻撃した。イラクの武装勢力もイスラエルにドローン(無人機)攻撃を仕掛けたと明らかにした。

◆9/23(月) イスラエル、レバノンのヒズボラ拠点攻撃 地上侵攻の必要性示唆(ロイター) 
 23日、軍はレバノン南部国境沿いの町のほか、さらにや東部ベカー高原、北部ヘルメル地域に激しい空爆を行い、ヒズボラの標的に大規模な攻撃を行い、レバノンへの地上侵攻は、避難しているイスラエル北部の住民が安全に帰還できるよう「必要なことは何でもする」とした。

◆9/23(月) イスラエル、戦闘拡大辞さず ヒズボラは徹底抗戦(時事通信)
 ネタニヤフ首相は22日、ヒズボラに対し、戦闘拡大も辞さないとし、ヒズボラ・ナンバー2のカセム師は22日、徹底抗戦し、イスラエル北部にミサイルやロケット弾など約150発を撃ち込んだ。


◆ひかるの呟き◆
今回は上京が重なり数日の空白を生んでしまった。ガザ攻撃は依然として続き、パレスチナ人が殺されている。犠牲を強いられるパレスチナの人々もイスラエル人の人質も、誰も殺されてはいけない。停戦協議は棚上げされ、イスラエル軍の攻撃が続き、避難しているガザの人々は自分の家には帰れず、このまま避難とテント暮らしが強制され、殺され続けるのか。一年目は記念日ではない。停戦の声をあげよう!

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