ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

ガザでは4万3469人が死亡、10万2561人が負傷。7割が女性・子ども 生まれたばかりの乳児も

◆◆11/8記事◆◆

 

◆11/8(金) イスラエル攻撃で死者多数、空爆で27人犠牲も ガザ(CNN) 
 軍は7日、退避命令が出ている北部ジャバリヤ地区を空爆、27人が死亡。空爆を受けた建物は4階建て、家を追われた50人以上が身を寄せていた。建物の地下にある倉庫で身動きが取れない人もいる。同軍はジャバリヤ以外でも作戦を展開し、6日以降、30人が死亡。死者の大半はベイトラヒヤで、住宅への空爆で6人が死亡し、同じ地区への2回目の攻撃でさらに6人が死亡。別のドローン攻撃では4人が死亡した。ジャバリヤ難民キャンプの西側への砲撃でも6人が死亡した。ガザ北部の医療は壊滅的状況。北部の三つの病院は稼働していない。ガザでは4万3469人が死亡、10万2561人が負傷。

◆11/8(金) イスラエル軍、ガザ北部で軍事作戦強化 避難所空爆で10人死亡(ロイター)
 軍は7日、、ガザ市で避難所の学校を空爆、10人が死亡、砲撃でジャバリヤで6人、ベイトラヒヤで4人、ガザ南部ラファで7人が死亡した。ベイトラヒヤでは戦車が進駐。数十世帯がガザ市に避難した。攻撃前に避難勧告を出したというが、退避勧告はドローン放送やソーシャルメディアで出され、住民の携帯電話にメッセージも送られた。一か月前に作戦が強化され、ガザ北部のジャバリヤ、ベイトラヒヤ、ベイトハヌーンには支援物資が届いていない。軍はジャバリヤで過去24時間に戦闘員約50人を殺害。

◆11/8(金)  ガザ紛争死者、7割が女性・子ども 生まれたばかりの乳児も=国連ロイター) 
 11月8日、国連人権高等弁務官事務所は、ガザで確認された死者の70%近くが女性と子どもと発表し、国際人道法の基本原則に対する組織的な違反だと非難した。ガザ紛争勃発後7カ月間の死者は8119人。パレスチナ保健当局が発表した13カ月間の4万3000人余りよりかなり少ないが、女性と子どもが大部分を占めるという点では一致する。最年少の死者は生後1日の男児で、最高齢は97歳の女性。子どもは全体の44%で、年齢別では5〜9歳が最も多く、次いで10〜14歳、4歳以下と続く。一度に5人以上死亡する事例が88%を占め、イスラエル軍が広範囲に被害をもたらす武器を使用している。

◆11/8(金) イスラエル、ガザとレバノンで攻勢 学校空爆、国連要員負傷も(時事通信) 7日、軍はガザ市で避難民が身を寄せる学校を空爆し、10人が死亡した。ガザ北部は、支援物資が10月以降は届かず、「民族浄化」を進めている。米国は7日、ガザへの物資搬入拡大のため、新たな検問所を「数日内に」開放するとイスラエルから伝えられた。軍は7日にレバノン南部を空爆。民間人3人が死亡したほか、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)のマレーシア人要員5人が負傷した。

◆11/8(金) イスラエル、ガザ人道支援で前進 さらに対応必要=米国防長官(ロイター)
 7日、オースティン米国防長官は、ガザへの人道支援搬入でイスラエルは一定の前進を遂げたと述べた。先月、書簡で、ガザの人道状況改善措置を30日以内に取られなければ、米国による軍事支援制限の可能性を警告していた。

◆11/8(金) イスラエル国会、テロ関与の近親者の国外追放法案を可決 解任の国防相、首相を批判(産経新聞) 
 イスラエルの国会は7日、テロで有罪者の近親者、テロを知りながら警察に通報しなかったり、テロ組織への共感を表明した場合も、政府が国外追放できるようにする法案を可決した。野党議員や人権団体はパレスチナ人などアラブ系イスラエル人が念頭にあり、ユダヤ人には適用されないと批判している。法案はネタニヤフ首相の右派政党リクードの議員が提案し、イスラエルの人口の約20%はパレスチナ人。解任されたガラント前国防相が人質の家族と面会し、ガザで目的は達成され、戦闘継続のネタニヤフ氏の方針を批判した。バイデン米政権の窓口でもあるガラント氏は、7月にはネタニヤフ氏に「機は熟した」と停戦を進言していた。

◆11/8(金) イスラエル、仏外交職員を一時拘束 対立深まる(ロイター) 
 7日、バロ仏外相が、フランスの一部と見なされているエルサレムの教会訪問時に、イスラエル治安当局が敷地に入るなと要請したが不従わず、バロ氏は敷地に入ることを拒否領事館職員で、外交資格を持つ仏警備職員2人が一時的に拘束された。マクロン仏大統領がガザで使用される兵器のイスラエルへの輸出停止を呼びかけて以降、両国の外交関係は悪化している。

◆11/8(金) トランプ氏再選で機関銃発砲 祝砲のイスラエル兵懲戒処分(AP通信) 
 8日 兵士はカメラに左手を突き上げ、「トランプ氏の大統領選挙勝利を祝って。 アメリカに神のご加護を! イスラエルに神のご加護を!」と叫んで、6発重機関銃を発射した。後ろでは笑い声も。軍は、この兵士の行為は「重大」であり、イスラエル軍の価値観に沿うものではないとして、「この兵士は指揮官によって懲戒処分を受けることになる」と述べた。

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