ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

◆ひかるの呟き◆11/7

ガザ北部のジャバリヤ市や難民キャンプの包囲・絶滅攻撃から一か月が過ぎた。この軍事作戦がガザ北部からパレスチナ人を一人残らず追放し、残らざるを得ない人々をハマスだとして皆殺しにする作戦ではないのか。「将軍たちの計画」と呼ばれているらしい。その狙いはガザ北部からパレスチナ人を追い出し、2005年に撤退したガザ地区の入植地の復活どころか、ガザ地区北部全域を新たなイスラエルの入植地とする狙いではないのか。
包囲されている地域には一切の食料も援助物資も搬入されない。この攻撃はガザ全土に拡大されている。ガザの避難している人々は国連の運営する学校に避難しても攻撃され、支援物資も届かない。その生活は食料を求め、水を求め、一日をそのためにのみ活動する毎日なのだ。
日本の戦後の「闇市」のような市場が水や食料や日用品などの供給の場になっている。日本もそうであったように、戦火に追われた人たちの弱みに付け込んだ悪徳商人が利権をむさぼっている。物価は天井を知らない。ここにイスラエルが物資搬入を止めたことが重なり、ガザの人々は「闇市」でかろうじて維持していた最後の命綱も断たれてしまっている。残っているハマスの警察が「闇市」で業者に高値で販売することを警告して回っているという話が伝わっている。
10月末に始まった停戦交渉で、「闇市」に少しは品物が増えるのではないかとガザの人々は噂し、期待していたのだが、その兆しは見えないようだ。
一刻も早い停戦を!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る