ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

◆ひかるの呟き◆11/8

ガザではこの13か月で4万3469人が殺された、10万2561人が負傷。国連とガザ保健当局の数字に違いはあるが、殺された人たちの7割が女性・子どもという点は一致している。殺されたパレスチナ人には、一人一人の人生があった。地球よりも重いと比喩される人間の尊厳を持った、一人一人の人生。それが数字の積み重ねであらわされてはいけない。
ガザで殺された人たちの7割が女性と子どもたちだという。この現実にイスラエルのパレスチナ攻撃の狙いがわかる。女性や子供が生きている限り、イスラエルは安心できないのだ。
かつて、イスラエル軍に投石で立ち向かうパレスチナの子どもたちを、「蠅叩き」とイスラエ軍が呼んでライフルで狙い撃ちをしていたそうだ。
もう一つ忘れられていることがある。パレスチナ人の犠牲者の中から若者、青年の存在が消されていることだ。イスラエル軍はパレスチナ人の若者を発見すれば、問答無用で、ハマスだとして殺す。避難する若者は問答無用で、イスラエル軍に拘束される。運よく生き延びても、拷問や辱めが襲いかかり、人間としての存在を壊される。パレスチナ人の若者だという理由だけで。そして、支援や援助が後回しにされるのも若者だ。
夢と希望だけを武器にして生きようとしているパレスチナの若者。パレスチナの現在と未来を担う若者だからこそ、イスラエルは狙ってくる。国連や人道支援団体の支援や援助の隙間に落とし込められているパレスチナの若者を私たちは忘れ去り、見捨ててはいないだろうか。

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