ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

◆ひかるの呟き◆12/11&12/12

 12日に、ここにきて急にガザ停戦交渉が報じられた。停戦交渉のニュースはガザでは噂になっていた。福岡市で闘病中の友人の、ガザに住む息子たちもその噂を伝えてきていた。前週は火曜日には停戦が成立するらしい、火曜日が何もなく過ぎてしまうと、金曜日には60日の停戦が成立するらしい、とガザの街中では噂になっていたようだ。ガザの人たちは一刻も早い停戦を願っている。何度も何度も、その思いは裏切られてきた。もう停戦の噂さえ消えてしまっていた。絶望の表れだ。
 それが今になって、また停戦の噂が始まった。私もかすかな期待と失望をくり返していた。しかし12日のニュースで停戦交渉についてイスラエルと米国の動きが報道された、当事者のハマスや、仲介国のエジプトなどの動きの報道はないのが気になる。それでも、停戦交渉のニュースは嬉しくなる。
 運よくミサイルに殺されなくても。食料がなく飢餓で殺される。この現実を止めることができるのは、一秒でも早い停戦だ。

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