ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

イスラエル軍は2026年までに、ガザから撤収することはない 軍の作戦計画「2025年の戦闘図表」で

◆◆11/16記事◆◆

 

◆11/16(土) 来年末までガザ駐留計画 イスラエル軍、地元紙報道(共同通信) 
 軍は指揮官らに配布した「2025年の戦闘図表」などで、来年末までガザに駐留する計画を進めている。ガザを南北に分ける「ネツァリム回廊」一帯で、道路の拡張や基地の建設、インフラ整備が進行中で、一帯を広範囲に支配し、複数の基地を新設した。その基地にはエアコンやシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)もあり、屋外で毎晩肉を焼き、ヘルメットもせずにサッカーをしている。ガザ北部でジャバリヤなどをガザ市から分断し、南部のイスラエルとの境界で新たに開設した検問所付近では道路整備を進め、携帯電話用アンテナも設置した。軍が26年までにガザから撤収することはない賭している。

◆11/16(土) がれきを砕いて息子の墓に―― 続くガザへの空爆、戦争と飢えに苦しむ市民にのしかかる負担 (ロイター) 
 壊れた2階建ての自宅の中で、11歳のモハメッド君は崩れ落ちた屋根の破片を集めて、それを砕いて砂利にしている。瓦礫は家を建てるためではなく、墓を建てるために集めているのだ。ガザの膨大な瓦礫は、
① 全半壊の建物を合わせた瓦礫の量は、4200万トン以上あり、エジプト最大のギザの大ピラミッド11個分に相当する。
② ガザ地区にあった建物の3分の2、16万3000棟以上が一部損壊または倒壊している。そのうち約3分の1は高層ビルだった。
③ 2014年のガザ侵攻の際、300万トンのがれきを撤去した。現在ガザにあるがれきの7%ほどでしかない。
④ 1000万トンのがれきを撤去するのに2億8000万ドル(約420億円)かかり、すべての撤去には約12億ドル(約1800億円)と14年の歳月が必要 
⑤ がれきの中には、推計で1万人の遺体が含まれ、不発弾も紛れている。
⑥ 国連環境計画(UNEP)は、推定230万トンのがれきにアスベストが含まれ、吸い込むと、喉頭がん、卵巣がん、肺がんを引き起こす可能性がある。世界保健機関(WHO)は、過去1年間にガザで約100万件の急性呼吸器感染症の症例報告をした。瓦礫から金属成分が漏出することによるガンや先天異常が今後増加する。
⑦ 国連は今後、がれきの一部を港湾建設、道路網や護岸の強化に再利用したいというが、長さ約45キロ、幅約10キロの地域に230万人が密集して暮らすガザでは、廃棄物処理に必要なスペースが不足している。

◆11/16(土) 地上戦拡大、停戦へ圧力か 対ヒズボラ、泥沼化懸念も イスラエル(時事通信) 
 駐レバノン米大使が14日、レバノン側に停戦案を提示。イスラエルは対ヒズボラ攻撃の再開に余地を残すよう要求し、レバノン側の反発を招いている。地上戦を拡大しながら停戦が成立しなければ、イランの支援を受けるヒズボラが態勢を立て直し、イスラエルをゲリラ戦の泥沼に引きずり込む恐れがある。
 
◆11/16(土) イラン核兵器研究施設を破壊か イスラエルが先月攻撃 米メディア(時事通信) 
 イスラエルが10月下旬にイラン領内へ加えた攻撃で、首都テヘラン近郊パルチンにある稼働中の核兵器研究施設を破壊し、核兵器起爆に必要な爆発物を設計する機材に打撃を与えたという。米当局者は「攻撃は、イスラエルが極秘事項に関してもイランの内情に通じていることを示すメッセージだ」と強調した。 

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