ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

◆ひかるの呟き◆11/16

イスラエルがガザで破壊し、作り出した瓦礫の量は凄まじい。しかもその瓦礫の下には、未だに搬出できない一万以上の遺体が放置されている。今回の攻撃は、これまでのものとは全く次元の違うものだ。しかも、これまでの攻撃は長くても2ヶ月であったし、2ヶ月も続くのは異例の長さとも言えた。
これまでは、停戦が成立すれば、破壊された街の中でも人々は自宅に戻り、元の生活を取り戻すべく努力してきた。しかし今回は違う。たとえ停戦が成立しても、ほとんどの人は自宅に帰ることは難しい。自宅が破壊されているためではあるあ、たとえ建物が無事でも、ガザ市などはそもそも市内に戻ることができなくなるのだ。
国連は瓦礫の処理をイスラエルと協力して行う計画だという。しかし、イスラエルにとっての瓦礫の処理は、決してガザの人々の生活を戦争以前に戻すためではない。イスラエルにとっての瓦礫の撤去は、新たな入植地の建設のためのものでしかない。パレスチナ人が土地を奪われる「第二のナクバ」なのだ。そもそも国連の瓦礫撤去の計画とは根本的に違うのだ。だが、国連は、瓦礫の撤去の計画を練る前に、一刻も早い停戦の実現に死に物狂いで奔走すべきではないだろうか。

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