イスラエルの人々は、ガザへの検問所が新しく解放され。ガザへの人道的支援物資は運びこまれているのだが、国連が怠慢で、搬入荷物の引き取りもせずに放置し、パレスチナ人は物資輸送トラックを襲撃し自分で首を絞めている、というイスラエル軍の報道を信用しているのだろう。イスラエル占領地政府活動調整官組織(COGAT)というものを軍の中に組織して「人道的な占領政策」をイスラエル政府は実施している、と宣伝している。なにしろ、中東で唯一の民主主義国だから、と信じて疑わないのだろう。
バイデン政権はガザに最低一日あたり350台のトラック搬入をイスラエルに要求した。だが、現実はこの一か月、一日平均わずか40台だと国連は報告した。しかもガザ北部にはこの一か月ほとんど搬入されていない。アメリカが計算したガザで人々が生きていくために必要な物資のわずか一割しか搬入されていいないのだ。この飢餓地獄をイスラエルの人々は、アメリカの人々はどのように考えて自分を納得させているのだろうか。いや。日本の人々は、どう自分を納得させているのだろうか。国連の支援と援助はイスラエルによって、阻まれている。世界中から集められたガザへの支援はガザへ届かないのだ。
ガザに家族を持ち、福岡市で闘病生活を送っているひとりの日本人女性は、かろうじて残されているガザ家族への送金を利用して、今支援を必要としているガザの人々への支援に取り組もうとしている。小さな試みだが、国連や赤十字の活動がイスラエルによって制限阻止されている現状では、大切な試みだと思う。何としても支えていきたい。
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