◆◆11/20記事◆◆
◆11/20(水) ガザ、イスラエルの攻撃で48人死亡 北部病院は物資供給なく救命困難(ロイター)
20日、軍の攻撃で救助隊員を含む48人のパレスチナ人が死亡した。軍の戦車がガザ地区での展開区域を拡大し、住宅を爆破している。20日未明にガザ北部ジャバリアの住宅を軍が攻撃し、12人が死亡、12人が行方不明、戦車による砲撃で1人が死亡した。ガザ地区シェイクラドワンでは住宅地への空爆で15人が死亡。ガザ南部でも7人が死亡した。リマル地区への空爆では4人が死亡、市民が避難している学校も攻撃され、3人が死亡、20人が負傷した。
ガザ北部でかろうじて機能している3件の医療施設の一つであるカマル・アドワン病院は、19日、軍に予告なく爆撃され、医療・外科スタッフ45人が拘束され、交代要員の入境が拒否されたため、本来助けられたはずの患者を毎日失っている。食料と水の供給は許可されず、救急車1台すら北部へ立ち入れない。作戦は数週間にわたりガザ地区北端に集中し、軍は3主要都市を包囲し、住民に避難を命じている。
◆11/20(水) イスラエル首相「ガザ人質返還に報奨金」 1人につき7億8000万円、世論は「停戦を」(産経新聞)
イスラエルの最新の世論調査で、69%が戦闘継続よりハマスと停戦して人質を解放させる方が重要だと回答した。ネタニヤフ政権に参加する極右閣僚は、ガザ北部を「占領すべきだ」と主張している。20日、ガザ北部の戦闘で軍兵士1人が死亡、昨年10月以降の兵士の死者数は計800人に達した。
◆11/20(水) イスラエル、人質解放に報奨金7.7億円 ネタニヤフ首相「全員救出まで作戦継続(時事通信)
ネタニヤフ首相は19日、人質の解放に協力した人に対して、人質1人につき500万ドル(約7億7000万円)の報奨金を支払うと表明。人質全員を救出するまで作戦を続けると強調し、ガザの戦後にハマスが統治することはないと明言した。
◆11/20(水) 人質解放に報奨金500万ドル ガザからの安全な退去も保証(AP通信)
250人の人質のうち依然として100人余りがハマスに拘束され、約3分の1は死亡したとみられている。
◆11/20(水) イスラエル、招集令状に応じない超正統派の1126人に逮捕状(CNN)
軍は19日、招集令状に応じなかったユダヤ教「超正統派」の1126人に逮捕状を取った。命令を無視した者を呼び出し、兵役のことを周知する。それでも拒み続ける場合は即刻招集する。さもなければ徴兵忌避者とみなし、出国が禁止され、警察に呼び止められれば逮捕されるという。
最高裁が今年6月、超正統派の兵役免除を認めない判断をだした。最高裁判決を受けて超正統派の3000人に招集令状を送付。カッツ国防相は先週、追加で7000人に招集令状を送付するとした。
超正統派の1万人が兵役に就いても十分とはいえない、野党は19日、直ちに追加の招集令状を出すようカッツ国防相に要望し、招集に応じなかった者の取り締理を求めた。17日にはテルアビブ近郊で警察と超正統派のデモ隊との小競り合いが起きた。
◆11/20(水) ネタニヤフ氏「ハマスのガザ戦後統治はない」、人質解放報奨金も(ロイター)
19日、ベリ国民会議議長は、現在の状況は良好で、停戦案の詳細部分を詰める作業が残っていると説明。ホックスティーン米特使はイスラエルに向かう前にこれらの詳細を片付けるだろうと述べた上で、レバノン政府は米国がイスラエルの姿勢について保証人になると付け加えた。イスラエルのコーヘン・エネルギー相は19日、ヒズボラを国境から一掃する全ての要求が満たされた場合のみ合意することになると強調した。