ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

ハマスの停戦受け入れを、ネタニヤフは拒否

◆◆9/13記事◆◆

 

◆9/13(金)  最南部のハマス全大隊「壊滅」 イスラエル軍、ガザ作戦で節目(時事通信)
 軍幹部は12日、「最後のとりで」ラファで、2300人以上の戦闘員を殺害し、4個大隊と総延長13キロ以上のトンネルも破壊し「すべて壊滅させた」と述べた。昨年10月からの軍事作戦は、一つの節目を迎えた。ネタニヤフ首相はフィラデルフィ回廊は武器調達ルートと、軍駐留継続を主張し、停戦交渉の対立点だが、境界地帯の203本のトンネルのうちエジプトに通じていたのは9本で、軍の到着前から封鎖されており、武器密輸は困難だ。政府内などで軍撤退を求める声が高まる可能性がある。

◆9/13(金) ハマスに一段の圧力必要、新たなガザ合意に向け=ネタニヤフ氏(ロイター)
 11日、ハマスが米国の停戦案をベースに、当事者が新たな条件を加えなければ、即時停戦の用意があると示したことに、ネタニヤフ首相は、ハマスは人質解放合意に反対し、イスラエルは最新提案を受け入れたが、ハマスは拒否し、人質6人を殺害したとし、世界はハマスに直ちに人質解放を要求しなければならない」と述べた。

◆9/13(金) ガザのワクチン接種「90%達成確信」 WHO、55万人以上の子に(朝日新聞デジタル) 
 世界保健機関(WHO)は接種の最終日の12日、北部での接種が終了し、ガザ全域での接種の第1段階が終わる見込みだとした。11日までに目標の90%55万人以上の子どもが予防接種を受け、「当事者が停戦に向けて努力することを強く求める」と話した。接種は、ガザ全域の10歳未満の子どもを対象に、1日から中部、南部、北部の順で各3〜4日ずつ実施され、北部では燃料などが届かずに開始が1日延期された。接種は2回必要で、次回は4週間後に行う見込み。

◆9/13(金) ガザから病人97人を避難搬送、戦闘開始以来で最大規模=WHO(ロイター)
 世界保健機関(WHO)は12日、ガザの病人97人を陸路搬出し、イスラエルのラモン空港から空路でアラブ首長国連邦(UAE)に搬送した。搬送された病人はがんや血液・腎臓疾患、心的外傷の患者で、子どもが約半数。ガザの医療体制は崩壊し、36ある病院のうち、部分的に機能しているのは17だけ。主な医療搬送経路だったラファ検問所が封鎖され、「ガザには医療回廊が必要。ガザの市民1万人以上が搬送を待っている」。

◆9/13(金) ガザの経済規模、戦闘で6分の1以下に 国連報告「壊滅的な状態」(朝日新聞デジタル) 
 国連貿易開発会議(UNCTAD)は12日、昨年第4四半期(10〜12月)のガザ地区の域内総生産は、同第3四半期(7〜9月)と比べて81%減少し、。「ガザの経済は壊滅的な状態」だ。ガザでは昨年10月の戦闘開始から2024年初めまでに企業の82%が損壊を受けたか、完全に破壊され、灌漑設備など農業資産の80〜96%が破壊され、食料生産能力がまひした。今年第1四半期(1〜3月)時点のガザの域内総生産は、22年の水準の6分の1以下まで縮小し、UNCTADは「(今回の影響は)過去の軍事衝突をはるかに上回る」とした。


◆ひかるの呟き◆
ネタニヤフは、停戦を拒否し、人質を殺したのはハマスだという。ハマスに新たな条件はない、フィデラフィ回廊のトンネルも破壊、武器輸入は不可能だと軍幹部はいう。条件は整っている。バイデンが決断すれば合意だ。ネタニヤフの戦闘継続は、パレスチナ経済・社会の消滅であり、パレスチナ人の消滅だ。バイデンはそれを知っている。ネタニヤフと並び、人類史最大の虐殺者として名を残したいのか。一刻も早い停戦を!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る