お寺ふぁん続々・続

タイトル誤認、お寺めぐりだけじゃない日常の切り取りです。

沙林 1Q84

2025-01-30 18:30:33 | 日記

 もう古い本になる。

 「沙林」と「1Q84」を読んだ。

 沙林はずばりオウム事件、1Q84も潜伏などオウム事件を背景にしている面があるという。



 まずは1Q84、1984年を舞台とした小説である。

 だれもが生活している1984年と異世界1Q84年が複雑に錯綜しながら同時進行する。

 1Q84年には空に月が二つ浮かぶ。

 突拍子もなく、”ありえん”というストーリー展開であるが、なにか現実味を感じてしまった。

 そして背景は黎明か薄暮のトワイライト、冷たい透き通った青。

 聴こえているというヤナーチェクのシンフォニエッタがとても似合う。

 

 セックスもバイオレンスも殺人さえもある。

 しかし、あり得ない美しい世界である。文学というのはここまで美しいのか・・

 IQ84は境界知能と言われる。それもあるのかな?と思ったがそれは無縁のようだ。

 若い男女のハッピイエンドと言えるのかな・・

 何かそうではないところを感じさせるものがあったが、続編は出されなかったようだ。



 長くなるのでまずはここまで。

 

 

コメント
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