岩槻で二つの寺院を見学しました。
大竜寺と翌日の浄安寺。
浄安寺は山号、院号ともに訳ありげです。
関連あるのかどうなのか、伝説が残るようです。
寺内に大きな枝垂桜があり、寺小僧が鐘を撞くと美少女が立っていた。
寺小僧は一目惚れ、二人は何回も逢った。
折も折、藩の記録の言わば”特集記事”的なものを印刷することに。
適当な版木はない。
そこで浄安寺の枝垂れを伐って当てよとの藩主の命により伐採、版木へと。
枝垂れが伐られた夜、件の少女が小僧の夢枕に立ち、
”自分はさくらの精、木が伐られたのでもう逢えない”と告げいなくなったという。
不思議な話ですね。
現代は精が宿るような大樹も少なくなっているだろうし、人的な交流が少なくなっているのが普通になっていて見知らぬ人にも関心なし、精が現れても気づかないのかもしれません。
ただ、精はまっぱで現れることは無いでしょうから何を着て出るんでしょうね。
さくらが芽生えたくらいの古さだと違和感ないのかも・・
さくらですが、枝垂れではないです。
枯山水の海が迎えます。
閻魔様も奪衣婆もコミカルな象容です。
版木は寺に所蔵されているそうです。
そして近傍に武州鉄道が走っていたようです。
栄えた街です。
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