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【「日本の富裕層税金は世界一安い」金持ちが得するカラクリとは?】低所得者と老人の凄まじい消費税の生活破壊力~資産家にとって消費税が「おいしい税制」である理由~

2022-04-27 14:42:11 | 政治

 

【今日の気になったニュース・記事】


2,000社以上の経営者と面談した、元東証一部上場のベンチャーキャピタリストが厳選!

新旧問わずに、その日、気になったニュースをピックアップ!

新しいニュースから、古い記事まで「新たな発見」をお届けいたします。

 


【本日のニュース・記事】


■資産家にとって消費税が「おいしい税制」である理由

Forbes(フォーブス) 2022/04/27

https://forbesjapan.com/articles/detail/44301


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・消費税は公平なようで不公平


年金、国民保健、消費税、所得税に住民税……。


ただ生きているだけでも、お金はかかる。

もちろん産業や生活の基盤となるインフラ設備は欠かせないし、人々が安心して生活するためには社会保障も必要だ。


そのために国民は少しずつその費用を負担し、税金として納める。

疑うべくもない当然の制度として、私たちは税制度を受け入れている。


しかし、小飼氏はそんな税制度には「歪み」があると指摘する。

「消費税は持てる者のある意味『陰謀』がうまくいった結果なんですよね。これは陰謀論というより、お金の仕組みからすると必然なのかもしれませんが。持てる者=金持ちたちの立場からすると、消費税はとてもおいしい税制です。消費税は一見フェアに見えてこれ以上ないほど、アンフェアな税制です。単にアンフェアなだけでなく経済の邪魔もしてしまう。これほど経済の邪魔をする税制は他にありません」


そう話す理由は、「消費」されるものにしか税がかからないという消費税の特徴にある。


お金に余裕がある人ほど、支出の中で株などの金融商品や不動産を買う割合が増えるが、そうした「投資」は「消費」ではないため消費税はかからない。

節税できる上に、うまくいけばその投資はさらにお金を生む。

つまり、金融資産というストックを「持てる者」は「消費」にあてはまらない買い物でさらに資産を増やすことができるわけだ。

 

・今の税制は貧乏人の負担が大きい


そうは言っても、社会保障の財源確保のためには消費税は仕方がない。

上がり続ける消費税を合理化するそんな論がある。

一方小飼氏は、消費税とは反対に下がり続けた所得税を取り上げ、これを「大嘘」だという。


消費税導入前の時代、所得税の最高税率は75%だった。

これは高収入の人にとって不公平だという声が経団連など財界を中心に起こり、彼らは所得税の累進性を下げようと政権に圧力をかけた。

それ以降、所得税の累進性は少しずつ下げられ、代わりに消費税が導入され、消費税増税が繰り返された。


「今や日本の歳入に占める消費税の割合は、所得税を上回っています。消費税は、所得税よりもはるかに逆進性の高い、つまり貧乏人の負担が大きい税制です。……(中略)日本よりも消費税率の割合が高い国はいくらでもある、北欧などでは消費税率が25%にも達しています。これをもって日本の消費税率はまだまだ低いという人もいますが、この意見はちょっとおかしい。日本の消費税は、税率が『ようやく二桁パーセント』であるにもかかわらず、所得税を抜こうとしているのです。なぜこんな奇妙なことが起こるのかと言えば、税制がきちんと設計されてないからにほかなりません」


現在、所得税は10種類に分けられその種別により課税率も異なるが、それによると給与に対する課税が最大40%以上にもなるのに対して、土地や借地権、建物、株式等の譲渡、株式から得られる配当にかかる税率は最大20数%だ。

ここでも税制の歪みとも言うべきものがある。


「考えてみてください。労働の対価として手に入れた1円と、株式の配当から得られた1円も、本来は同じ1円のはずじゃないですか?1円の所得に対して、税金をかけるのであれば、同じ額の税金をかけるべきでしょう」


(この記事は、小飼弾著『小飼弾の超訳「お金」理論』から編集・引用したものです)

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資産家にとって消費税が「おいしい税制」である理由
Forbes(フォーブス) 2022/04/27
https://forbesjapan.com/articles/detail/44301

 

 


本日は4つの記事をご紹介いたします。


2つ目の記事はこちらです。

 

 

 

 

 

■本物の富裕層が「日本の税金は世界一安い」とこっそり笑う大きな抜け穴の正体

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) 2022/4/21 

https://president.jp/articles/-/56777?page=1

 

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・「日本の富裕層の税金は高い」という大ウソ


「日本の金持ちは世界でもトップレベルの高い税金を払っている」こんな話はよく聞きます。


インターネットでも、「日本の富裕層は世界一高い所得税を払っている」といった意見を目にすることが少なくありません。

しかし、これはまったくのデタラメです。


たしかに、日本の所得税の最高税率は45%で、先進国ではトップクラスです。

これだけ見れば、日本の金持ちはたくさん税金を払っているように見えるかもしれません。


が、日本の所得税にはさまざまな抜け穴があって、名目税率は高いのだけれど、実質的な負担税率は驚くほど安いのです。

むしろ、日本の富裕層は先進国でもっとも税金を払っていないと言えるのです。


日本の富裕層がいかに税金を払っていないかは、アメリカと比較するとわかりやすいでしょう。

富裕層の最高税率だけを見れば、日本は45%、アメリカは37%なので、日本は8ポイントも高くなっています。


しかし、実際に支払われた税額はどうでしょうか。

2021年度予算における日本の所得税収は、わずか18.7兆円に過ぎません。


一方、アメリカの所得税収は、約200兆円です。

なんと日本の所得税収は、アメリカの10分の1以下しかないのです。


日本の経済規模はアメリカの4分の1ですから、明らかに日本の所得税収は少なすぎます。

経済規模を考慮しても、日本の所得税収はアメリカの半分以下と言えるのです。


ほかの先進諸国と比較しても、同様の結果となります。

アメリカ、イギリス、フランスなどは、いずれも所得税の税収がGDPの10%前後です。


が、日本の場合、6%程度しかありません。

ほかの先進国の半分くらいしか所得税収がないのです。


先進国では、所得税収の大半を富裕層が負担する状態になっています。

所得税収が少ないのはすなわち、富裕層の税負担が少なすぎるのです。


いかに、日本の金持ちの税金が抜け穴だらけか、ということです。

 

・富裕層の大半が恩恵を受けている優遇税制


なぜ税率は高いのに税額は低いのかというと、日本には、配当所得(株式の配当金などの所得)に対する超優遇税制があるからです。


配当所得は、どんなに収入があっても所得税、住民税合わせて一律約20%でいいことになっているのです。

20%というのは、平均的なサラリーマンの税率とほぼ同じです。


これは、配当所得を優遇することで、経済を活性化させようという小泉内閣時代の経済政策によるものでした。

富裕層には、持ち株の配当から収入を得ている者が少なくありません。


富裕層の大半は、この優遇税制の恩恵を受けているのです。

また配当所得者に限らず、「経営者」「開業医」「地主」など富裕層の主たる職業ではだいたい税金の大きな抜け穴が用意されています。


名目通りの高額の税率を払っている富裕層はほとんどいないといっていいのです。

国会に提出された資料でも、日本の実質税負担率は所得が1億円になるまでは税率が上がっていきますが、1億円を超えると急激に税率が下がるというデータがあります。

 

・大村 大次郎(おおむら・おおじろう)元国税調査官
1960年生まれ。大阪府出身。元国税調査官。国税局、税務署で主に法人税担当調査官として10年間勤務後、経営コンサルタント、フリーライターとなる。難しい税金問題をわかりやすく解説。執筆活動のほか、ラジオ出演、「マルサ!! 東京国税局査察部」(フジテレビ系列)、「ナサケの女~国税局査察官~」(テレビ朝日系列)などの監修も務める。主な著書に『あらゆる領収書は経費で落とせる』(中公新書ラクレ)、『ズバリ回答! どんな領収書でも経費で落とす方法』『こんなモノまで! 領収書をストンと経費で落とす抜け道』『脱税の世界史』(すべて宝島社)ほか多数。

 

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本物の富裕層が「日本の税金は世界一安い」とこっそり笑う大きな抜け穴の正体
PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) 2022/4/21 
https://president.jp/articles/-/56777?page=1

 

 


3つ目の記事はこちらです。

 

 

 

 


■【消費増税】低所得者と老人の生活を壊し、企業と富裕層を喜ばせる愚策=斎藤満

「MONEY VOICE」(まぐまぐ)  2019年8月22日 

https://www.mag2.com/p/money/748489


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【凄まじい消費税の生活破壊力。この先、間違いなく景気は冷え込む】


・消費税の生活破壊力


消費税の影響は政府が考える以上に大きいと考えられます。

マクロでみると、消費税増税によっても、日本の税収は増えず、GDPに占める税収比率は消費税前の12.7%(1988年度)から昨年度は10.7%に低下しています。

消費税増税による景気の悪化で、所得税・法人税が圧迫されるためと見られます。

実際、これまで消費税増税時には相応の規模の対策を講じてきましたが、いずれも期待に反し、景気は悪化を余儀なくされました。

今回も消費税負担額をはるかに上回る「還元」がなされ、景気対策も打たれますが、多くの国民はその「還元」や住宅、自動車での駆け込み対策の恩恵も受けられず、中間層などはまともに消費増税の影響を受けます。

一時的な「還元」や対策で痛み止めを打っても、消費税の負担はその後ずっと続きます。

税負担を軽くしようとすれば、消費を抑えるしかありません。景気が冷えるのは当然です。

 

・担税力に応じた税負担、税制を


消費税増税の問題は、一般に「逆進性」が指摘され、つまり低所得者ほど税負担が大きくなる点にあります。

そして、言い換えれば、本来担税力の低い年金生活者や、平均年収が170万円余りの非正規労働者に負担が重くのしかかり、富裕層、資産家の負担は軽微にすみます。

所得税住民税が非課税の世帯も、消費税は同じ10%の税率で課せられます。

低所得者や年金暮らしの高齢者には、生活破壊的な影響があります。

その一方で、企業はこの消費税をうまく利用すると、つまり非正規雇用を多用し、消費税の費用控除を利用すると、消費税逃れで利益を得ることもできます。

大企業が自前の派遣会社をつくり、そこから非正規雇用を使うと、正社員の賃金では控除されない「費用控除」が使え、消費者が負担した消費税の一部を「ピンハネ」できます。

企業にとっては、輸出の際に消費税分の「還付」を受けられ、さらに消費税の二重払い防止と称して、費用控除をうまく利用すると、消費税が利益をもたらす面があり、口には出さなくともそれだけ消費税に前向きな企業が多く、企業本位の安倍総理はそれもあって消費増税を決断した可能性が指摘されています。

結局、消費税は本来担税力のない低所得層、年金生活者に大きな負担を強いる反面、企業はその「血税」の一部をピンハネして利益を上げ、おまけに法人税の減税で潤っています。

利益を上げ、担税率の大きな法人の税を軽減し、担税力のない家計から増税で巻き上げる制度が消費税です。つまり、担税力の原理から最も矛盾する税制となります。

それを是正するには、消費税増税を止め、あるいは「れいわ新選組」が提言するように消費税を廃止し、代わって法人税の「抜け道」をふさぎ、所得税や社会保険料負担の累進税率の勾配を急にし、高所得者により多くの負担をしてもらい、株や有価証券売買での利益については20%の分離課税になっていますが、これを総合課税にすると、資産家の税負担も増え、税収の補填になります。

担税力のある人からとる分には、負担も軽微になるはずです。

 

・斎藤満(さいとうみつる)
1951年、東京生まれ。グローバル・エコノミスト。一橋大学卒業後、三和銀行に入行。資金為替部時代にニューヨークへ赴任、シニアエコノミストとしてワシントンの動き、とくにFRBの金融政策を探る。その後、三和銀行資金為替部チーフエコノミスト、三和証券調査部長、UFJつばさ証券投資調査部長・チーフエコノミスト、東海東京証券チーフエコノミストを経て2014年6月より独立して現職。為替や金利が動く裏で何が起こっているかを分析している。

 

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消費増税は最悪のタイミング。低所得者と老人の生活を壊し、企業と富裕層を喜ばせる愚策=斎藤満
「MONEY VOICE」(まぐまぐ)  2019年8月22日 
https://www.mag2.com/p/money/748489

 

 

 

 

最後、4つ目の記事はこちらです。

 

 

 

■消費増税で輸出企業と金持ちが得するカラクリ。一方で「庶民の非正規雇用は拡大」

ライブドアニュース 2019年9月10日 週刊女性PRIME

https://news.livedoor.com/article/detail/17060996/


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・増税しても社会保障費が削られるワケ


施政方針演説で「全世代型社会保障制度を築き上げるために、消費税率の引き上げによる安定的な財源がどうしても必要」と、増税の必要性を力説した安倍首相。5%から8%に引き上げた2014年も同様に、増税は社会保障のためとしていた。

「消費税が上がって社会保障が充実するどころか、反対に削減され続けています」

そう指摘するのは鹿児島大学の伊藤周平教授だ。

「8%増税の使い道をみていくと、国民年金の国庫負担財源に回したのが3・2兆円、負担のつけ回しの軽減、つまり借金の穴埋めに使ったのが3・4兆円。社会保障の充実に回されたのは16%だけでした。充実分は大半が子育て支援に回り、医療や介護分野は逆に削られています」

とりわけ介護分野で削減・給付の抑制が目立つ。

「要支援1・2の訪問・通所介護サービスを介護保険の給付からはずし、特別養護老人ホームの入所基準を要介護3以上に厳格化。要介護1・2の生活援助を介護保険からはずすことも検討され始めています。介護保険の利用者負担もすべての利用者について1割から2割に引き上げることが計画されています」

こうした利用者負担や窓口負担の増大により、必要な医療や介護が受けられない人も出てきている。

さらに、社会保険料の負担も増している。

「医療や介護などの社会保険料は、所得の低い人・所得のない人にも負担がかかる。消費税と同じように、弱い立場の人ほど負担が重くなる逆進性が強い点が問題です」

少子高齢化が加速して社会保障費が財政を圧迫しているのだから、負担はしかたがないと消費税を必要悪のようにとらえる人も珍しくない。

だが、それは違うと伊藤教授。

「なぜ社会保障が削られるのか。保育も介護も家族がやればいい、誰でもできると低く見られているからでしょう。その証拠に、国は保育士の配置基準を緩和して、無資格の人にやらせています。介護も同じで、痰の吸引などの医療行為を、研修を受けたヘルパーなどにもやらせています。専門性の軽視が著しい。そもそも社会保障は命にかかわること。必要な予算である以上、優先されるべきで削ってはならないはずです」

一方、消費増税に合わせるかのように行われてきたのが、法人税の減税だ。

「消費税を社会保障の財源にすると、これまで社会保障に充ててきた法人税収や所得税収の部分が浮きます。東日本大震災の復興特別法人税は予定より1年前倒しで'14年に廃止、1・2兆円が減収に。'12年には30%だった法人税が'18年に23・2%にまで引き下げられました。法人実効税率も20%台にまで下げられた。所得税も同じです。かつては最高税率が住民税特例水準あわせて70%でしたが、'15年以降は55%が上限になりました。こうして見ていくと、消費税の増税分は、法人税や所得税の減税による穴埋めに消えたと言えます。そして、逆進性の強い消費税を社会保障の財源としてひもづける限り、貧困や格差に対応するため、この先も消費税の税率を上げ続けなければならないでしょう」

 

・消費税をアップせずとも財源は作れる


「税金はあるところから取るのが大原則。赤字でも納税義務がある消費税を上げるより、減収に減収を重ねてきた法人税を見直さなくてはなりません。それも、より多くの利益を上げている大企業には高い税率で、小さい企業には少ない税率という累進課税を適用させるのです」

とは、前出の湖東さん。

そうすれば、消費税を廃止しても財源は作れると断言する。

「予算も組んでいるので、いきなり廃止するのは難しい。2度にわたり引き下げたカナダのように、段階的に税率を下げていくべきでしょう。また、法人税を上げるというと、大企業が海外に逃げてしまうのでは? と心配する人がいますが、その心配はいりません。日本の大企業は諸外国と比べて法人税の実際の負担が極めて低い。試験研究費の税額控除や法人株主の受取配当金など、さまざまな特別措置があるからです。 それに大企業のほとんどは上場企業です。日本での上場をやめてまで海外へ行くのか疑問です」(湖東さん、以下同)

消費税廃止と言えば山本太郎代表率いる『れいわ新選組』。

8月の世論調査では支持率を4・3%に伸ばし、共産党と並んだ。

その山本代表が最近、立憲民主党の若手議員らとともに、昨年に消費税を廃止したマレーシアへ視察に出向いて話題を集めている。

「マレーシアで昨年5月、国政選挙がありました。当時92歳だったマハティール元首相の野党連合が公約のトップに、消費税の廃止を掲げたのです。マレーシアの消費税は税率6%で'15年4月に導入、その後は物価が大幅に上がり、国民の不満は大きくなっていました。選挙前、当時の与党は財源がなくなると廃止に反対しましたが、ふたを開けてみれば野党連合の大勝利。マハティール氏は選挙が終わったすぐあと、6月1日に消費税を廃止しました。財源は、中国との合弁で進めていた新幹線などの無駄な公共事業をやめたり、かつての税制を復活させたりして充てたそうです。その結果、景気が向上し、法人税の税収が大幅に上がり個人消費も伸びたといいます。消費税を廃止すると景気がよくなり、法人税や所得税の税収も増える。日本でも同じことが言えると思います」

 
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消費増税で輸出企業と金持ちが得するカラクリ。一方で「庶民の非正規雇用は拡大」
ライブドアニュース 2019年9月10日 週刊女性PRIME
https://news.livedoor.com/article/detail/17060996/

 

 

 

 

 

 

 

日本経済を破壊し続けている消費税。

コロナ過すでに世界では50ヶ国近くが消費税減税を実施しました。


なぜ、これほど多くの国々が、消費税を減税しているのか。

これほど多くの国が消費税減税しているのは、明確な理由があるはずです。


それは、消費税が経済にとってマイナスであることを意味しているからではないでしょうか。

消費税は、経済にとって最悪な税金と言っても過言ではないでしょう。


各国の政治家は、経済を疲弊させないためにも、経済を回復させるためにも、消費税を減税しているのかもしれません、


では、今の日本。

日本経済があらゆる指標でコロナの大打撃を受けている昨今。


なぜ、消費税減税とならないのでしょうか。

なぜ、なのでしょう?


減税どころか、マレーシアなど消費税を撤廃した国もあります。

経済にマイナスである消費税。


消費税を撤廃することで日本経済が回復するとも言われています。

日本経済が回復すれば、法人も収益改善し、個人所得も改善し、法人税や所得税の上昇も見込まれます。


日本経済の回復が明確になれば、税収全般も改善するはずです。

消費税撤廃分を賄うことも不可能ではないでしょう。


でも。

なぜ、消費税撤廃もしくは減税を実施しないのか。


何故なのでしょうか。

ここに、今の日本の大きな課題があるのかもしれません。


どこの、誰が、何の意図で消費税減税を阻んでいるのか。

もしかして、日本経済回復を好ましく思っていない方々でもいるのでしょうか。


もし、万が一、日本経済回復を望んでいないとすれば、少なくても、日本国民ではないかもしれません。


では、日本の政治家は、一体どこを見て政策判断しているのか。

不可思議だと思っている方々もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も、その一人です。


経済にマイナスである消費税。

日本経済の50%以上は個人消費だと言われています。


消費税は、人々の購買意欲を失わせてしまいます。

そのため、消費税は日本の個人消費を大きく落ち込ませる破壊力があります。


結果、日本経済全般が停滞していく、という流れ。

すでに消費税増税、日本は何度も経験しました。


しかし、その中。

東北大震災等で傷んだ日本経済に、2度の消費税増税を実施したのが安倍政権です。


震災、消費税増税、そしてコロナ。

不可思議なオリンピックの損失も拍車をかけ、先進国でも一人負けの経済に落ち込みました。


米国ではコロナ過3度も一律給付金を出し、欧州では消費税減税措置など素早く対応しました。

結果、アメリカやイギリスは、今や空前の好景気となっています。


一方、日本はどうでしょう。


一度だけの一律給付。

消費税減税はありません。


欧米諸国が、日本を笑っている可能性すらあります。

欧米の巨大ファンドが円安為替で巨額の利益を出したという記事もありました。


何かに雁字搦めに手足を縛られているかのような、日本の経済対策。

異次元金融緩和策、指値オペレーションなど、日本の実経済には縁が浅い、海外の投資家向け経済対策しか見受けられません。


日本の実経済、日本の地場の経済、日本で生活する日本人には、なんら恩恵ある施策はないに等しい経済対策ではないでしょうか。

問題は、日本の政治判断です。


日本の政治家と官僚が、今の日本経済を破壊しているようにも見えかねません。

本当に、日本人の政治家が判断しているのか?とも思えるような政治判断ばかりではないでしょうか。


賃金アップもそうです。

資金的余裕のある大企業ならまだしも、コロナ過、赤字を出し続けている中小企業に賃金アップができるのでしょうか。


日本の企業の99%は中小企業です。

中小企業の大半が倒産してしまえば、日本経済は崩壊してしまいます。


日本経済停滞が影響して、日本の大企業も業績が芳しくない企業も多くなっています。

日本の中小企業そして日本の大企業、いずれも四面楚歌になりつつあります。


緊急事態宣言、まん延防止等緊急措置、行動自粛・・・。

これら全国の自粛要請等で失った経済損失は合計数十兆円にものぼるとも言われています。


コロナが背景だとしても、数十兆円近い経済損失を生み出したのも、政治判断です。

官製不況で傷んだ日本経済。


日本の企業を救うためにも、賃金アップによる経済回復ではなく、一律給付などによる財政出動で日本経済を回復させるべきではないでしょうか。

公共資本で日本経済を回復させるための起爆剤も必要かもしれません。


例えば。

国民経済へダイレクトに潤す、大胆な全国民一律給付金対策等。

そして、日本経済に蓋をしてしまっている消費税撤廃等。


この2軸があれば、日本の個人消費は大きく改善するのではないでしょうか。


日本の個人消費が大きく回復すれば、多くの企業収益も改善します。

日本企業が増収増益となれば、当然賃金アップも見込めます。

好循環に、一気に向かうのではないでしょうか。


経済が回復すれば、国防に対する予算、電力などのインフラ整備、あらゆる日本の課題解決への政策が解決に向かうはずです。


つまり。

日本経済を回復することは、日本そのものを守ることにも、日本の構造的な課題解決にも、つながるはずです。


そのためにも。

今は、まず、日本経済を回復することが、まずもって最優先課題とも言えるのではないでしょうか。


今の日本を救うためにも、まずは経済回復かもしれません。

そのために、今、私たち一人一人ができることは、何でしょう。


今、私たちができること。

それは。


一人でも多くの、消費税撤廃を望む国会議員を増やすことかもしれません。


そして、一人でも多くの、一律給付金等の大胆な国民実経済を潤してくれる国会議員を増やすことかもしれません。


そして、それは、今がチャンスとも言えます。


国会議員は、日本の意思決定に非常に大きな権限を持っています。

その参議院議員選挙は今年2022年7月までに実施されます。


もう間近です。

今、行動せずして、いつ行動するのでしょうか。


大事なのは、声を上げること。そして伝え続けること。


一部の海外投資家や海外企業、富裕層だけが望む日本にしない。


日本人が、本来あるべき日本経済政策を実行できる、政治に変える必要があるのかもしれません。


今の政治を動かしているのは、与党。そして自民党です。

自民党の最大派閥は、安倍派です。


与党は、富裕層や海外企業、海外投資ファンドなどの関係性が強いとも言われています。

安倍元首相と日銀黒田総裁との関係も深いとも言われてきました。


このまま、与党が圧勝すれば、また同じ日本経済崩壊の歩みを続けていくことは間違いないでしょう。

3年後も、5年後も、もしかしたら10年後も、日本経済崩壊の歩みを続けるかもしれません。


今のままでいいのでしょうか。

安倍政権以来、その間、すべて、与党が、今の日本経済を決定づける政策を実行してきました。


今の私たちの状況が、その政治判断の結果です。

今のままでいいのか、それとも変えるべきか。


今、私たち一人一人の判断が求められています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【参考】

 

 

 

■消費税は社会保障に 実際は大企業や高額所得者の減税。穴埋めに?~元国税が暴露。「消費税は社会保障のため不可欠」が大ウソな理由~

ライブドアニュース 2018年11月20日

https://news.livedoor.com/article/detail/15620119/

 

 

 

■ジャーナリズム
“天下の悪税”消費税、今こそ5%に減税か廃止すべき…「日本は世界一の借金大国」のウソ

ビズジャーナル 2020.03.17

https://biz-journal.jp/2020/03/post_147058.html

 

 

 


■政府やメディアが刷り込んだ“消費税の目的”の嘘~“社会保障の充実と安定化”のための増税という謳い文句とは正反対の現実~

論座 2019年09月20日 斎藤貴男

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019091900001.html

 

 

 


■元財務官僚「消費税引き上げは本当は必要ない」「1000兆円の借金」という大ウソ

PRESIDENT Online 2019/09/18 髙橋 洋一

https://president.jp/articles/-/29932?page=1

 

 

 


■消費増税の「ヤバい真実」…40人のエコノミストが明かす衝撃の中身~元日銀総裁、元内閣参与らが緊急提言~

週刊現代 小川匡則週刊現代記者

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64856

 

 

 

 

■14、19年に2度の消費増税/第2次安倍政権歩み

日刊スポーツ 2020年8月29日

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202008280000713.html

 

 

 

■<安倍政権> 2度の増税、消費に影

中日新聞 2020年9月5日

https://www.chunichi.co.jp/article/115655

 

 

 

■安倍首相が消費税増税後の事を語らない本当の理由

論座 2020年01月28日 斎藤貴男 ジャーナリスト

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020012700010.html

 

 

 

■GDP年6.3%減、消費増税は最悪だったと判明…安倍政権が「景気後退」を招いた可能性

ビズジャーナル 2020.02.19  高橋洋一/嘉悦大学教授


https://biz-journal.jp/2020/02/post_142569.html

 

 

 

■消費増税 大衆からではなく大企業から税金を取れ

亀井静香・元建設相 2019年1月28日

https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20181220/pol/00m/010/006000d

 

 

 


■なぜ欧米は消費税を執拗に日本へ催促したのか

・消費税増税は、日本の余剰資金を海外に流出させることにつながるからだ。そして、その資金流出は米欧の投資ファンドの利益に直結している

SankeiBiz(産経新聞社)2013.11.13
田村秀男【消費税増税決断の裏側】 
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/131113/mca1311131100011-n1.htm

 

 

 


■消費税の逆進性 ~所得少ないほど負担重く~

日本経済新聞(2012年5月16日)

https://www.nikkei.com/article/DGXDZO41459940W2A510C1EA2000

 

 

 

 

■コロナ禍の今こそ、国民全員に毎月10万・年間120万円の現金給付を行え!

ハーバー・ビジネス・オンライン 2021.01.18

https://hbol.jp/pc/236695/

 

 

 

 

■安倍政権、「日銀と政府」の危なすぎる関係

「日銀は安倍政権に都合よく扱われ、独立性が損なわれている」

東洋経済 2018/04/05

https://toyokeizai.net/articles/-/215328

 

 

 


■ソロス・ファンド、円安見込む取引で10億ドルの利益=WSJ

ロイター通信 2013年2月14日

https://jp.reuters.com/article/zhaesmb02197-idJPJT829186820130214

 

 

 

 

■【消費税 増税①】なぜ増え続ける?増税の裏に隠された歴史

中田敦彦のYouTube大学

https://www.youtube.com/watch?v=BHt32bB1Dqw

 

 

 


■【消費税 増税②】増税は本当に必要なのか!?〜不都合な真実〜

中田敦彦のYouTube大学

https://www.youtube.com/watch?v=JWluc9xSmqU

 

 

 


■『「安倍増税」は日本を壊す―消費税に頼らない道はここに』

著者/編集:垣内亮
出版社:新日本出版社
発売日: 2019年03月15日

楽天ブックス
https://a.r10.to/haQqau


○内容紹介(出版社より)

消費税の10%への増税は、「アベノミクス」との相乗効果で、暮らしと経済を破壊し、社会のあり方まで大きく変える。7兆円の増税に対し、「ポイント還元」などに6兆円使うという「対策」は本末転倒。具体的な根拠と豊富なデータで、消費税に頼らない財政再建と社会保障充実の対案を提示し、増税ストップの力になる。


○内容紹介(「BOOK」データベースより)

「軽減税率」、インボイスなども消費税のしくみから解説。学習会、講師活動、宣伝・対話で生かせる内容が満載。社会保障財源確保、「財政危機」打開の道すじを示し、「財源と言えば消費税」の呪縛を解く。


○目次(「BOOK」データベースより)

第1章 亡国の大増税ー消費税10%が日本の経済と社会を壊す/第2章 消費税と「アベノミクス」が消費大不況を引き起こす/第3章 消費税と「アベノミクス」が格差と貧困を広げる/第4章 混乱と不公平を拡大する「天下の愚策」/第5章 消費税によらずに財源は確保できる/補論1 消費税の仕組みと問題点/補論2 「アベノミクス」がゆがめた財政と金融


○著者情報(「BOOK」データベースより)

垣内亮(カキウチアキラ)
1952年12月24日、東京都出身。日本共産党中央委員会政策委員会。東京大学工学部計数工学科卒業。党東京都委員会、国会議員団事務局勤務を経て2000年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

・楽天ブックス『「安倍増税」は日本を壊す―消費税に頼らない道はここに』
https://a.r10.to/haQqau

 

 

 

 

■『消費税が社会保障を破壊する』

著者/編集:   伊藤周平
出版社:   KADOKAWA
発売日:   2016年06月08日頃

https://a.r10.to/hadVkt


○内容紹介(「BOOK」データベースより)

社会保障の充実が目的とされる消費税。だが、現実は充実どころか削減が続く。日本の消費税は実は貧困と格差を拡大する欠陥税制なのだ。真実を明らかにしつつ、社会保障改革と税制改革のあるべき姿を提示する。


○目次(「BOOK」データベースより)

序章 悲鳴続出!消費税増税と社会保障削減/第1章 消費税が増税されたのに、なぜ社会保障が削減されているのか?/第2章 少子化対策ー解消されない待機児童、保育料の値上がり、深刻化する子どもの貧困/第3章 医療・介護制度改革ー給付抑制と負担増で、介護離職ゼロどころか激増の危機/第4章 生活保護制度改革と年金制度改革ー遠のく生活の安心、高まる老後の不安/第5章 消費税ーその本質と問題点/第6章 憲法にもとづく公平な税制で、社会保障の充実を!/終章 課題と展望ー対案の実現のために


○著者情報(「BOOK」データベースより)

伊藤周平(イトウシュウヘイ)
1960年山口県生まれ。鹿児島大学法科大学院教授(社会保障法専攻)。東京大学大学院修了。労働省(現厚生労働省)、社会保障研究所(現国立社会保障・人口問題研究所)、法政大学助教授、九州大学大学院助教授を経て、2004年より現職。主な著書に、『介護保険法と権利保障』(法律文化社、日本社会福祉学会学術賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


・楽天ブックス『消費税が社会保障を破壊する』
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【アベノミクスのワナ】米国による日本弱体化戦略 ~GHQによる戦後日本の経済民主化は「経済弱体化」だった

2022-04-19 14:23:19 | 政治

【今日の気になったニュース・記事】

 


2,000社以上の経営者と面談した、元東証一部上場のベンチャーキャピタリストが厳選!

新旧問わずに、その日、気になったニュースをピックアップ!

新しいニュースから、古い記事まで「新たな発見」をお届けいたします。

 

 


【本日のニュース・記事】

 

 


■アベノミクスのワナ~「規制緩和」「構造改革」は、米国による日本弱体化戦略の一環?

 

Business Journal  2013.08.08

https://biz-journal.jp/2013/08/post_2650.html


~~~


自民党の圧勝、民主党の惨敗という、7月の参議院議員通常選挙の結果、“衆参のねじれ現象”は解消し、少なくとも向こう3年間(衆議院の解散がないという前提で)は、大手マスコミがこぞって求めていた“決められる政治”が実現する。

 

それは自民党一党独裁が続いた“55年体制”への先祖返りである。

逆にいえば、米国や英国のような二大政党制の政治を国民が拒否したことの表れでもある。

 

いずれにせよ、国民は日本経済の命運を安倍晋三首相の率いる自民党に託した。

そうである以上、その責任は重大であり、アベノミクスの3本の矢のうちの“成長戦略”で国富全体を増やし、国民生活を豊かにする道筋をつけることが求められている。

 


しかし、前回のコラムで指摘したように、今のところ、その成長戦略は「規制緩和」「構造改革」「官から民へ」という3つの呪縛にとらわれており、お世辞にも日本経済に明るい展望が開けるとはいえない。


ではどうすればいいのか。

そのヒントは歴史の中にある。


 


日本経済が最も輝いていたのは、1980年代である。

第2次世界大戦の戦勝国である米国をはじめ、英仏両国も、能天気に浮かれる敗戦国の日本を苦々しく思っていた。


だからこそ、米欧との貿易摩擦は先鋭化したのだが、それから四半世紀。今や、貿易摩擦の“ぼ”の字もない。

 


90年代初頭のバブル崩壊を境に日本経済は下降線をたどり、さらに98年頃からはデフレの泥沼に陥り、いまだに抜け出せずにいる。

もはや、日本は経済的にセンシティブになる対象ではないというのが米英仏の本音だろう。

 

なぜそうなってしまったのか。

 

70年代まで、日本と米欧との貿易摩擦は繊維、テレビ、自動車など、日本からの集中豪雨的な輸出を抑え込むための個別品目を巡る問題だった。

 


しかし、80年代に入り、敗戦国にもかかわらず、日本は世界第2の経済大国として、覇権国・米国を猛追し始めた。

背後に迫る日本の息遣いに危機感を強めた米国が戦略転換したのだ。


米国の採った戦略は2つある。

 


・日本弱体化を狙う米国の戦略
 


ひとつ目は、日本の金融資本市場の開放を求め、日本マーケットの競争条件を米欧と同じ土俵に乗せることだった。


この戦略の流れの中で、派生的に出てきたのが、ドル高是正のために先進国が協調行動を採ることを決めたプラザ合意(85年9月)であり、人口に膾炙された歴史的事実である。

 


しかし、この米国の戦略が日本経済の長期低落の原因ということはできない。

プラスとマイナスの両面があった上、資本主義国として日本が成熟するために金融資本市場の自由化は避けて通れないことだった。

 


問題は、2つ目の戦略である。

それは、通産省(現経産省)の産業政策を“不公正な競争政策”として槍玉に挙げることだった。


米国は、日本経済発展の司令塔は通産省と見て、通産官僚の活動を封じ込める一方、その弱体化を狙ったのだ。

 


米国は、83年から通産省の個別産業育成策を二国間協議の対象にして批判を強め、後の日米半導体協定(86年)、日米構造協議(89~90年)に繋がっていくのだが、今や、経済史の専門家でもなければ知らない、ほとんど忘れ去られている歴史的事実だ。

 


当時の日本は、貿易摩擦の解消が至上命題であり、通産省は個別産業の育成から手を引く以外に選択肢はなかった。

その象徴的な帰結が、80年代には世界を席巻していた日本の半導体産業の衰退である。


30年経った今、日本には成長を実現するような産業政策は存在しないと言っても過言ではないだろう。

 

米国の戦略は、その目的を達成したのであり、目障りな通産官僚は弱体化した。


裏を返せば、60年代から70年代にかけての日本の高度経済成長、そして輝かしい80年代の日本経済を実現させるのに通産省の個別産業育成策が大きな役割を果たしていたことになるのだ。

 


「規制緩和」「構造改革」「官から民へ」という経済政策のキーワードは、米国の日本弱体化戦略の延長線上にあり、米国はじめ、日本市場で稼ぎたい外資、そして、のし上がりたい新興企業にはプラスだが、日本経済全体の成長には繋がらない。


政治が先祖返りするなら、経済政策も先祖返りして個別産業育成策を掲げ、輸出拡大に向け恥も外聞もなく猛進すべき時なのだが、ことはそう単純ではない。

 


かつて、通産省は談論風発の気風があり、通産官僚は多士済々、城山三郎の『官僚たちの夏』(新潮社)に描かれたような活力にみなぎっていた。


しかし、30年の長きにわたり、個別産業育成策を抑制することに汲々としてきた、今の経産官僚はもはや役に立たない可能性が濃厚だからだ。


浮かぶアイディアが投資減税では、どうにもならない。

安倍晋三政権は、経産官僚頼みで成長戦略は打ち出せない。


政治家が歴史を学び、まさに“政治主導”でやるしかない。

しかし、それができるだろうか。


(文=大塚将司)

 


~~~
アベノミクスのワナ〜「規制緩和」「構造改革」は、米国による日本弱体化戦略の一環?


Business Journal  2013.08.08
https://biz-journal.jp/2013/08/post_2650.html

 

 

 

本日は3つの記事をご紹介いたします。


2つ目の記事はこちらです。

 

 

 

 

■GHQによる戦後日本の経済民主化は「経済弱体化」だった

PHPオンライン衆知  2021年04月22日  田中秀臣(上武大学ビジネス情報学部教授)

https://shuchi.php.co.jp/voice/detail/8503


~~~


GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による日本の「経済民主化」は、増税をはじめ今日まで続く緊縮財政策の起源の一つ、すなわち「経済弱体化」だった。


日本を脆弱化、衰退化させる経済思想を、占領期のGHQとの関係から再考察する。

※本稿は、田中秀臣『脱GHQ史観の経済学』(PHP新書)の一部を再編集したものです。

 

・「占領」された日本の経済政策


GHQの置き土産といえる日本弱体化≒緊縮主義は、占領終了後も日本の経済政策を拘束し続けてきた。

日本国の骨格である憲法のあり方、安全保障の取り組み、現在のような新型コロナ危機での政策対応でも、GHQの影=緊縮主義の影を見出すことはたやすい。


その意味では、GHQはいまだに日本の経済政策を「占領」しているのだ。

今までの「教科書」的な占領期の経済政策のイメージは次のようなものだろう。


戦争で廃墟になった日本経済は、GHQによる「経済民主化」――財閥解体、労働の民主化、農地改革など――で自由経済の余地を拡大し、そして傾斜生産方式により経済復興の足掛かりを得た。


また高いインフレが国民の生活を圧迫していたが、それはドッジ・ラインというデフレ政策によって抑制され、やがて朝鮮戦争の特需によって日本は高度成長に移行していった、というものだ。

 

・「傾斜生産方式」の神話


だが、この「教科書」的図式をそのまま鵜吞みにすることはできない。

特に最近論点になっているのが、「傾斜生産方式」の評価だ。


吉田茂首相の「ブレーン」といわれた有澤廣巳が、この傾斜生産方式の提案者として有名だ。


有澤は1946年12月に、戦後の高いインフレーションはモノの不足にあるので、それを「計画と組織」の主導によってまず鉄鋼・石炭の部門に集中的に資源を投入して生産を増やしていこうと提唱した。

この傾斜生産方式が「成功」して、占領期の経済は一応の回復をみたとされてきた。


そのため政府主導の「計画と組織」の成功神話が誕生し、以後、今日に至るまで日本経済の復興には、政府や優れた官僚たちの貢献が不可欠であったとされてきた。

なお、傾斜生産方式は有澤の名前と結びつけられているが、最新の経済思想史研究では、むしろ当時蔵相だった石橋湛山の貢献の方が大きいと再評価されている。


不幸なのは、石橋はこの傾斜生産方式が本格的に発動する前に、GHQによって公職追放されてしまった。

 

・経済の自由化ではなく弱体化


だが今日、この傾斜生産方式が本当に成功したのかどうか多くの批判がある。

もともとのGHQの方針は、日本の再軍備化の阻止にあった。


そのために優先された政策目的は、戦前の経済的なスーパーパワー(財閥、影響力のある経済人、大地主など)の弱体化であった。

この戦前の日本経済を支えていた勢力を弱体化させることが目的であって、経済の自由化をすすめるものではなかった。


実際に、生産の不足はまず重油や鉄鉱石の不足が根本の原因であり、本当に経済の自由化をすすめるのならば、海外からの資源調達の自由を認めることを最優先しなければ理屈に合わない。


だが、占領初期のGHQは海外からの資源調達を厳しく制限していた。

そのために石炭や鉄鋼など基幹産業が機能せず、広範囲なモノ不足と高いインフレが生じていたのだ。


GHQの経済的援助は当初はせいぜい食料への援助があったぐらいで、それも日本には自由度はなかった。

このGHQの日本経済弱体化政策を、あたかも「経済民主化」として賞賛し、自由化が進展した、と称賛しているのだから、おめでたいとしかいいようがない。

 
~~~
GHQによる戦後日本の経済民主化は「経済弱体化」だった
PHPオンライン衆知  2021年04月22日  田中秀臣(上武大学ビジネス情報学部教授)
https://shuchi.php.co.jp/voice/detail/8503

 

 

 


最後、3つ目の記事はこちらです。

 

 

■日本人が知らない「闇歴史」~アメリカに支配された70年の真実~

日刊大衆(双葉社)2015/9/21

https://taishu.jp/articles/-/45710?page=1


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戦後復興から経済成長、バブル景気や市場原理主義の導入など、戦後史は日本の主体的な意思によって行われたものではない。


政治も経済も文化も、"勝者"であるアメリカに操られてきた事実は間違いなくあるのだ。


日本支配はGHQとマッカーサー元帥による戦後統治から始まった。

彼らは戦勝国による一方的な東京裁判で戦犯を裁き、"押しつけ"と揶揄される日本国憲法を作っている。


「戦後間もない時期、GHQは言論機関に検閲を加え、戦時中公職にあった職員を軒並み追放するなど、やりたい放題で日本の"改革"を進めてきました。特に憲法草案は日本側が提出した案をマッカーサーが撥ねつけ、GHQがわずか10日間で作成した案になり、そのまま今の日本国憲法となったんです」(全国紙政治部記者)


その後、51年には日米安全保障条約が締結され、60年に激しい反対闘争を岸信介首相が押さえ込んで、安保改定にこぎつけた。

「岸首相は社会党や共産党の反対派を抑えて強行採決に踏み切りました。自民党の結党にもアメリカ側から大量の資金が流れていましたから、言いなりも同然でした」(前同)


奇しくも今夏、祖父・岸信介と同じように、安倍首相は国民の反対を無視して安保法案の成立を強行しようとしている。


「安倍政権の対米外交は、完全に米国の知日派の意向通りです。アーミテージ元米国務副長官とハーバード大学教授などが12年に作成した日本への提言レポートに基づいていますから、安倍独自の政策ではありませんよ」(自民党中堅議員)


祖父も孫もアメリカの言いなりだったというわけだ。

ちなみに、安倍首相の"政治の師匠"である小泉純一郎元首相も完全米国服従だったのは有名な話だ。


01年に小泉政権が誕生すると、民間人の閣僚登用によって竹中平蔵・経済財政政策担当大臣が誕生。両名で構造改革・金融改革路線を牽引した。


「労働基準法を改正し、雇用の流動化によって非正規雇用・派遣労働者を増やしました。これにより若者が安定した正社員に就ける可能性が大きく狭められ、不安定な非正規雇用の労働者は格差拡大に苦しみ、今も、それが続いています」(民放局経済部記者)


民間シンクタンク・独立総合研究所の青山繁晴氏は、当時の規制緩和路線を次のように振り返る。


「小泉・竹中コンビには、"アメリカに迎合する規制緩和が必要だ"という思い込みが強くあったように思います。今や戦後から70年も経ち、アメリカの力の衰えが目立っているんですから、いつまでもアメリカに屈する日本の迎合姿勢は問題ですよ」


そして、労働市場自由化の流れは、現在の第二次安倍政権も引き継いでいる。

「今国会では労働者派遣法の改正が審議されておりこれまで期限なしで働けた派遣社員を最長3年で雇い止めにする法改正が成立します」(前出の経済部記者)


せっかく派遣社員が手に職をつけても、1年や2年、長くても3年で放り出されてしまうのではたまらない。

実は、こうした政治の裏には、日米両政府が取り決めたシナリオが存在する。


94年から日米両政府は「年次改革要望書」と呼ばれる公式文書を毎年相互に交わし合ってきた。

この文書に書かれていることが、まるで「予言書」のように次々と実現しているのだ。


田母神俊雄・元航空幕僚長は、「年次改革要望書=予言書」である証拠を示す実例の一部を、以下のように列挙している。


〈NTTの分離・分割(97年)、金融監督庁の設置(同)、労働者派遣法改正(99年)、医療制度改革(01年)、司法制度改革(02年)、ロースクール制度導入(04年)、新会社法、M&A(合併・買収)の円滑化(05年)〉(著書『だから日本は舐められる』より)


というように、何もかも米国のシナリオどおりに動いていたのだ。

 

・巨ス大ーパーもTPPもハメられていた 飲み込まれた経済編


現在、日本政府はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加をめぐり、粘り強い交渉を重ねている。

TPP交渉にはアメリカや日本、オーストラリアなど12か国が参加しており、農林水産業、自動車産業、知的財産など幅広い分野で経済の風景が大きく変わる。


「日本政府は米、牛肉・豚肉、乳製品、麦、砂糖の5品目を"聖域"と位置づけたものの、TPP交渉はアメリカ主導で引きずられてしまっています。甘利明TPP担当大臣は"聖域を守る"という約束を反故にし、牛・豚の関税を引き下げ、米を輸入拡大する方向で調整に入りました」(民放局政治部記者)


〈米国に追従し合意急ぐ必要ない〉(6月26日付愛媛新聞社説)、〈TPPで影響を受ける国内農業の足腰は弱っている〉(6月27日付信濃毎日新聞社説)など、全国のメディアから厳しい批判の声が上がっている。


「TPPについては北海道庁がレポートを出しており、北海道新聞もきちんと報道しています。それらの資料を見る限り、TPPを導入すれば北海道の酪農農家は壊滅してしまうでしょう」(前出の青山氏)


日本はアメリカの属国のままでよいのだろうか。


~~~
日本人が知らない「闇歴史」~アメリカに支配された70年の真実~
日刊大衆(双葉社)2015/9/21
https://taishu.jp/articles/-/45710?page=1

 

 

 

 

 


先日ラジオを聞いていたら、非常に面白い話がありました。

それが、円安・日本を打破するための特効薬というお話です。


現在、日本外貨準備は米ドルを大量に買い支えています。

1兆ドル近く保有しています。


現在のドル高を支えている、その一部が日本の外貨準備高とも言えます。

日本がドルを買い支えているため、ドル高・円安という結果に表れています。


そして今、空前のドル高とも言えます。

その空前のドル高の時期に、買い支えているドルを売却することで大量の利益が計上できる、というお話です。


その利益を利用して、消費税廃止資金や経済対策資金に転用できる、というメリットも。


さらに。

大量のドルを売却することでドル安となるため、結果的に円安が改善されるというお話でした。


すごい!と思いました。

まさに特効薬。


ただ、米国の反対は強いと思われます。

対米従属を解消してでも実行するという政治家であれば、実現できるかもしれません。


それにしても、日本の止まらない円安。

止まらない値上げラッシュ。

上がらない給与。


日本の国民はどんどん貧しくなっているのでは?と思っている人も多いかもしれません。


しかし、どうして日本はここまで経済が悪化してしまったのでしょうか。

多くの方は不思議でたまらないのかもしれません。


米英は空前の好景気。

韓国でも、国際的に賃金アップが続いています。


日本が一人負けしているのはなぜなのでしょうか。


結果には、必ず原因があります。

日本経済一人負けには因果関係があるはずです。


今、なぜ日本が貧困化しているのか。

その大きな要因の一つが「政治」にあると思っています。


多くの場合、政治判断時と、その政治判断が実行されたのち、ある程度経過した数年後、その政治判断の「結果」が表れてきます。

つまり、政治の結果は「タイムラグ」があるものです。


今、日本の経済が悪いのは、その前の菅政権、その前の前の安倍政権時期に「何をしたのか」が結果として表れているとも言えます。

特に安倍政権と親密な関係にあった日本銀行黒田総裁の金融政策。


2018年から今の異常とも言える、異次元緩和を続けています。


その結果。

日本の経済は良くなったのでしょうか。


一時期、株価も上がりましたが、ご存知の通り、株価はマネーゲームです。

上がったり、下がったり。


株価は日本経済の内、多々ある指標の中のたった一つの指標にすぎません。

個人消費や賃金など国民の実経済とはかけ離れている指標とも言えます。


いわゆる「アベノミクス」は、日本の国民の「実経済」に、何をもたらしたのでしょうか。

株式投資をしている海外投資家には、多くの恩恵があったと言われています。


円安で巨額の利益を得た米英投資ファンドもありました。


一方「アベノミクス」は日本に住む日本国民には殆ど恩恵はなかったとも言えるのかもしれません。

「アベノミクス」は米英を中心とした海外投資家には非常に大きな利益をもたらしたとも言えます。


さらに。

2度の消費税増税を実施、合計5%分の増税を実施したのが安倍政権でした。


ご存知、消費税は個人消費を大きく後退させる税制です。

個人消費が下がれば、当然、あらゆる企業の業績も悪化します。


悪化した企業は、賃金を上げることはないでしょう。

コロナ不況も、度重なる緊急事態宣言や外出制限などで、経済は悪化しました。


安倍元首相は緊急事態宣言と同時に、学校一斉休校までも実施。

2度の消費税増税と緊急事態宣言で、日本の実経済は、まさに「崩壊」とも言える状況に追い込まれました。


結果、「今現在」の日本脆弱経済が表面化してきたとも言えるのかもしれません。


空前の好景気の米英景気。

一方、一人負けしている日本経済。


異次元金融緩和政策とアベノミクス。

結局、米英ファンドや投資家たちの利益に直結する政策のみ、進めてきたとも言えるのかもしれません。


今や、多くの省庁・官僚は、米国とのパイプが強いとも言われています。

官僚主導の中、日本の政治が動かされてしまうというリスクは否定できません。


また、今や自民党最大派閥の「安部派」も米国との関係性が強いとも言われています。

日本の政治家と日本の官僚。


そのいずれも、日本政治のトップ層が米英の思惑通りに政治判断してしまったらどうなってしまうのでしょうか。

日本の政治そのものが、米英の国益のための政治判断となってしまう可能性も否定できなくなってしまいます。


祖父や祖母が積み重ねてきた日本の富が海外流出してしまうというリスクもゼロではありません。


日本の官僚と日本の政治家が、日本の国益に反し、海外国益を優先してしまったら・・・。


あらゆる日本の経済政策は、日本に住む日本人への利益をないがしろにしてしまう、そのような最悪の結果にもつながってしまいかねません。


では、どうすればいいのでしょうか。

どうすれば、日本の国益のために、日本の政治が動いてくれるのか。


それは。

大事なのは「声を上げること」。


メディアも権力側中心の報道が昨今強くなっています。

メディアへの意見、声を上げることも重要です。


そして。

最も大事なのは「選挙」かもしれません。


7月に参議院議員選挙があります。

日本に住む日本人への国益を実施してくれる政治家に。


現岸政権は自民党最大派閥安倍派の傀儡政権だとも言われています。


民主主義とは、投票行動そのものです。

投票という「声」。


おとなしい日本人、礼儀正しい日本人と言われて喜んでばかりではいけないのではないでしょうか。

明治維新、戦後日本は、しっかりと物申す日本人がいました。


そして今も、いるはずです。

本当に、日本の為に行動する官僚と政治家はいるはずです。


失われた日本経済。

取り戻すために、今は変化が必要かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【参考】

 

 

 

■新植民地主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0%E4%B8%BB%E7%BE%A9

~~~


・経済支配としての新植民地主義


新植民地主義の責任は、広義では小国に内政干渉する大国や国際的な経済組織に向けられてきた。

この意味で、「新」植民地主義とは現代の経済的な帝国主義の一形態を含意する。

そこでは強国が列強諸国のごとく振る舞い、この振る舞いがポスト・コロニアル世界における植民地主義になぞらえられる。新植民地主義勢力は直接的な軍事的政治的支配の代わりに、金や貿易政策を駆使して小国を支配していると言われ、この概念を理解する者は、小国に対する「事実上の」支配を見て取るであろう。


旧宗主国やその他経済大国はいずれも、かつての植民地とりわけ原料の供給地としての役割が期待される地域の経済に存在感を示し続けている。

それゆえ、大国はこうした原料の流通を維持し、自国及び多国籍企業を不当に儲けさせるよう、小国の統治機構なり経済への介入を行う度に批判を受けざるを得なくなる。


~~~
新植民地主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0%E4%B8%BB%E7%BE%A9

 

 

 

 

 

■植民地主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0%E4%B8%BB%E7%BE%A9

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・間接統治


間接統治はイギリスの北部ナイジェリア保護領高等弁務官を務めたフレデリック・ルガードによって体系化されたもので、植民地政府のわずかな予算と人員では広大な植民地全土の統治が困難なため、植民地化以前の首長層や行政組織、法体系を残存させて実際の統治を行わせ、宗主国はその監督のみを行うことで行政の効率化を図ったものである。

ただし残存した各種体系にも宗主国の理念や基準に沿ってある程度の改変は加えられ、また現地首長が宗主国の意に沿わない行動をとった時には即座に更迭が行われた


~~~
植民地主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0%E4%B8%BB%E7%BE%A9

 

 

 

 

■官製不況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%98%E8%A3%BD%E4%B8%8D%E6%B3%81


~~~


官製不況(かんせいふきょう)とは、公権力による法律や行政規制等の作為、または不作為が、特定の業種または国全体の経済に悪影響を及ぼし、意図的に企業の業績の悪化や景気低迷、不況を生じさせること。

「官」による不況。


~~~
官製不況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%98%E8%A3%BD%E4%B8%8D%E6%B3%81

 

 

 

 

■『日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞』

著者/編集:三橋 貴明
出版社:小学館
発売日:2020年07月02日

・楽天ブックス
https://a.r10.to/hM9bGM


財務省が「国の借金1000兆円」(正確には政府の債務)をメディアを通して振りまき、プライマリーバランスの黒字化目標を掲げて、緊縮財政を続け、さらに消費増税を繰り返している

「財務省の御用学者らが振りまく財政破綻論。もちろん増税の理由にするためです」

 

 

 

 

■官僚たちに春は来るのか 競争力と独立性取り戻せ

日本経済新聞 2021年5月9日

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK303V70Q1A430C2000000


~~~


1990年代は、どの役所にも国士然とした官僚がまだかなりいた。

城山三郎が「官僚たちの夏」に描いた通産省の風越信吾タイプだ。

「おれたちは、国家に雇われている。大臣に雇われているわけじゃないんだ」を信条とする風越が本領を発揮した高度成長期が幕を閉じて半世紀。

霞が関から国士がめっきり減った印象がある。


~~~
官僚たちに春は来るのか 競争力と独立性取り戻せ
日本経済新聞 2021年5月9日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK303V70Q1A430C2000000

 

 

 

 

 

■日本を裏で操っている? 

~アメリカの巧妙な世界戦略~

・アメリカにとっては好都合となる日本の官僚主義

「日本の犠牲によって、アメリカの産業を振興する必要があった」

「アベノミクス第3の矢はもともと空砲にすぎない」

幻冬舎:石角完爾:2016.10.21

https://gentosha-go.com/articles/-/5017

 

 

 

 

 

■元財務官僚「消費税引き上げは本当は必要ない」~「1000兆円の借金」という大ウソ~

PRESIDENT Online  2019/09/18  髙橋洋一

https://president.jp/articles/-/29932?page=1

 

 

 

 


■コロナの陰で、安倍官邸「やり放題の官僚人事」

~国民の目が逸れているのをいいことに~

・当の官僚も「おかしい」と警告

・警察庁でも、どさくさに紛れ…

・カジノ関連でも「由々しき人事」

週刊現代(講談社)2020.03.31

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71481

 

 

 

 

■安倍総理の分身「官邸官僚」が霞が関を牛耳る

~省庁幹部680人の人事を握っている~

「安倍政権が新設した「内閣人事局」が、1府12省庁の幹部680人の人事を握っている」

「忖度による様々な不正が」

PRESIDENT 2019年9月13日号

https://president.jp/articles/-/29853

 

 

 

 

■背筋も凍る「警察官僚」600人の正体──

~安倍政権を護る「権力と情報の盾」~

『特権キャリア警察官 日本を支配する600人の野望』

(著:時任 兼作)朝香裕(2018.06.19)

https://news.kodansha.co.jp/6212

楽天ブックス https://a.r10.to/h697W6

 

 

 


■安倍官邸主導で検察人事に介入か、繰り返される首相への忖度劇

「安倍に対する官僚たちの「忖度劇」の開幕」

「再び政治と検察の距離感が問われる問題が表面化した。官邸主導とみられる検察人事への介入問題」

週刊ダイヤモンド 2020.2.28

https://diamond.jp/articles/-/230174

 

 

 

 

■知らなきゃよかった…日本の空は「実はアメリカのもの」だった

エリート官僚も見て見ぬふりの真実

週刊現代(講談社)2017.09.05

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52721?imp=0

 

 


【ワクチンで大幅増収 モデルナは240倍】米ファイザー、純利益が2倍超、今年の売上高11兆円超の見通し~コロナワクチンや飲み薬で巨利~

2022-04-11 11:46:13 | 政治

【今日の気になったニュース・記事】


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【本日のニュース・記事】

 

 

■ファイザー 今年の売上高11兆円超の見通し

日テレNEWS 2022/02/08

https://news.ntv.co.jp/category/international/e91b22b83f0c432c8cf27ea67faf84f1


~~~


アメリカの製薬大手・ファイザーは8日、今年の売上高が日本円で11兆円を超えるとの見通しを示しました。


新型コロナウイルスのワクチンに加えて、飲み薬も売上の柱となる見込みです。


ファイザーが8日に発表した決算で、去年の純利益は219億7900万ドル、日本円で2兆5000億円あまりとなりました。


新型ウイルスワクチンの需要が増えたことなどから、前の年の約2.4倍に増加しています。


また、今年の売上高は、日本円で11兆円を超えるとの見通しを示しました。


このうち、新型ウイルスワクチンは約3兆6800億円、新型ウイルスの飲み薬「パクスロビド」は約2兆5300億円にのぼる見込みで、売上予想の半分以上を新型ウイルスのワクチンと飲み薬が占めています。


~~~
ファイザー 今年の売上高11兆円超の見通し
日テレNEWS 2022/02/08
https://news.ntv.co.jp/category/international/e91b22b83f0c432c8cf27ea67faf84f1

 

 

 


本日は3つの記事をご紹介いたします。


2つ目の記事はこちらです。

 

 

 

 

■米製薬2社、ワクチンで大幅増収 モデルナは240倍―1~3月期

時事通信社 2021年05月07日

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021050700157&g=int


~~~


新型コロナウイルスワクチンを販売する欧米の製薬各社の1~3月期決算が6日、出そろった。

世界的なワクチン需要が業績を押し上げ、米ファイザーなど2社が大幅な増収となった。


パンデミック(世界的大流行)の終息後も定期的な接種が必要になれば、今後も各社の業績に貢献しそうだ。

ファイザーの売上高は前年同期比45%増。コロナワクチンの販売額は約35億ドル(約3800億円)と、全体の24%を占めた。


通年では260億ドルを見込むが、供給契約増加に伴い一段と膨らむとみられる。

ブーラ最高経営責任者(CEO)は「1年以内に再接種が必要になる公算が大きい」と指摘。


来年以降の供給についても既に一部の国と合意したという。

米モデルナは売上高が約19億ドルと、前年同期の約240倍に急増。


コロナワクチン関連が大半を占め、同社は通年のワクチン販売額見通しを192億ドルに引き上げた。

英アストラゼネカの販売額は2億7500万ドルと、売上高の4%を占めた。


当局の承認で他社に出遅れた米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も1億ドルを売り上げた。

両社はパンデミック中はワクチンを非営利で提供する方針だが、将来の値上げも視野に入れる。


~~~
米製薬2社、ワクチンで大幅増収 モデルナは240倍―1~3月期
時事通信社 2021年05月07日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021050700157&g=int

 

 

 

 


最後、3つ目の記事はこちらです。

 

 

 


■欧米の製薬大手、コロナワクチンや飲み薬で巨利 引き離される日本勢

朝日新聞 2022年2月10日

https://www.asahi.com/articles/ASQ2976NPQ29ULFA019.html


~~~


コロナ禍を受けて欧米の製薬大手の利益がふくらんでいる。

ワクチンが売れた米ファイザーは2021年の利益が約2・5兆円となった。


日本勢はワクチンや治療薬の開発に出遅れており、差が広がっている。

米ファイザーと独ビオンテックは、m(メッセンジャー)RNAを使った新型コロナワクチンを開発した。


米モデルナのワクチンも同じタイプだ。

mRNAは細胞が必要とするたんぱく質の設計図のようなもので、ワクチンの効果は高いとされる。


欧米の製薬会社がいち早く実用化し、各国政府は競って契約した。

ファイザーやモデルナのワクチンの売上高は伸び、業績も絶好調だ。


コロナ向けの飲み薬も、ファイザーや米製薬大手メルクが先行した。

一部の企業に世界中からお金が集まっている。


~~~
欧米の製薬大手、コロナワクチンや飲み薬で巨利 引き離される日本勢
朝日新聞 2022年2月10日
https://www.asahi.com/articles/ASQ2976NPQ29ULFA019.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隅田川花火大会が3年連続中止となったニュースがありました。

花火を楽しみにしていた方々にとっては、悲しいニュースだったのではないでしょうか。

私もその一人です。


2019年12月にコロナ発生のニュースがあってからすでに3年目。

今だ、コロナに身動きが取れない日本。


まるで何かに操られているかのようなコロナ騒動にも感じられる方々もいらっしゃるのかもしれません。


たった数か月しか抗体が持たないワクチン。

3回ワクチンを接種してもコロナに感染するワクチンに、日本はどれだけの費用を欧米ワクチン会社に支払ったのでしょうか。


4回目接種を促す日本政府。


一方、何故か、殆ど承認が下りない日本企業のコロナワクチンとコロナ用飲み薬。

いつまで欧米企業に日本の税金が投下されていくのか。


第7波、第8波、第9波、第10波・・・。

そのたびに、コロナワクチンを接種しなければならないのでしょうか。


米ファイザー社の売上高は、すでに年間11兆円規模。

すでに一国の国家予算を超えるような数字かもしれません。


この内、どの程度が、日本の税金なのでしょうか。


そういえば、日本政府はワクチン途上国分配へ追加で620億円拠出するニュースもありました。(『政府、ワクチン途上国分配へ追加で620億円拠出』「日本経済新聞」2022/4/8 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0869O0Y2A400C2000000/)


先日3月に、日本政府がウクライナに1億ドルの追加支援するニュースがあったばかりです。(『日本政府がウクライナに1億ドルの追加支援』「Yahoo!ニュース」2022/3/25 https://news.yahoo.co.jp/articles/12dc667eaa3da656e5194224226bdee80ef5317d)


海外への資金流出に一生懸命な日本政府。

一方、日本経済復興に直結する国民救済策がなされない政治判断。


なぜか、コロナ騒動、オリンピック騒動以降も、日本政府は国益に反する意思決定が続いているような気がするのは私だけでしょうか。


4回目のワクチン。

また、欧米企業への日本の税金が投下される判断がなされています。

このままでは、5回目、6回目と続いていくのかもしれません。


アメリカでは、全米50州すべてでマスク義務は解除されています。(『「ついにハワイも」…米50州「室内マスク着用義務化」が解除』「テレ朝news」2022/03/10 
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000247457.html)


英国もそうです。(『「コロナとの共存」に踏み切る欧州、英コロナ規制はほぼ全面撤廃』「CNN」2022.01.27 
https://www.cnn.co.jp/world/35182676.html)


フランスも、です。(『フランス、屋外マスク義務解除』「西日本新聞」2022/2/2 https://www.nishinippon.co.jp/item/o/871046/)


そしてイタリアも。(『イタリア、屋外マスク義務解除へ 欧州で緩和相次ぐ』「産経新聞」2022/2/9 https://www.sankei.com/article/20220209-6ZF7JD326BNNJGOCSTJWOBCW2U/


欧米のスポーツ中継で映し出されるスタジアムでは、ほぼ一人もマスクをしていません。

YouTubeなどでも、その状況は多く見られます。


なぜか、コロナ規制を頑なに緩めない日本。

なぜか、ワクチンを強要するメディア。

なぜか、コロナが収まらない報道。


政府とメディアは、何かの意図に縛られているのか?とも疑ってしまう方々もいらっしゃるかもしれません。


日本のコロナの始まりはダイヤモンドプリンセス船でした。

ダイヤモンドプリンセス船はイギリス船で、船長はアメリカの船会社に所属していました。


そのダイヤモンドプリンセス船騒動後、あっという間に欧米ワクチン導入を決定した安倍政権。

何故か、殆ど議論なされないまま、意思決定がされています。(『安倍首相の置き土産「コロナワクチン」~危険性を専門家が指摘~』「女性自身」2020/9/15 https://jisin.jp/domestic/1890646/)


さらに、何故か、安倍政権下、病院再編とベッド数削減が実施されていた事実。(『安倍首相 病院再編と過剰なベッド数の削減など指示』「NHK」2019年10月28日 https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/24955.html)


日本全国の病床圧迫の原因の一つにもなっているのではないでしょうか。


また4回目のワクチン接種が始まります。

若者や子どもたちへのワクチン接種も次々に着実に進んでいくのかもしれません。


ワクチン接種後に死亡した人はすでに1,000人以上にも上っています。(『ワクチン接種後に1325人死亡 因果関係「99%評価不能」はなぜか』「毎日新聞」2021/11/17 https://mainichi.jp/articles/20211117/k00/00m/040/199000c)


ワクチン後遺症に悩んでいる方もいらっしゃいます。(『ワクチン後遺症~副反応ではない 慢性的な後遺症の訴え~』「サンテレビ(広島県)」2022/2/14 https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2022/02/14/48927/)


危険なほど日本人はワクチン信仰が強いとも言えるのではないでしょうか。


そして。

いつまで、私たちの税金が欧米製ワクチンに費やされていくのか。


今の与党がそのまま継続されていけば、この先5年後も、もしかして同じ状況が続いていくのかもしれません。


永遠に続くコロナ騒動。

そして海外への資金流出。


私たちの祖父や祖母が苦労して積み重ねてきた日本人の富。

そのまま海外への流出で、日本の富は底をついてしまうのではないでしょうか。


ワクチン会社から謝礼を受け取っていた番組コメンテーター医師のニュースもありました。(『ワクチン会社から謝礼を受け取っていた番組コメンテーター医師の実名』「週刊ポスト」2021.04.26 https://www.news-postseven.com/archives/20210426_1654810.html?DETAIL)


日本の政治家も同じことがないとは言い切れません。


現在の与党での最大派閥は安倍派です。(『「安倍派」発足 自民最大派閥会長に安倍氏』「日テレNEWS」2021/11/11 https://news.ntv.co.jp/category/politics/2021eb806002476bb325209afb9fc49d)


まさに今の日本の政治を動かしている派閥とも言えるのかもしれません。


今の与党が7月の参議院選挙で解消することは、今の日本の政治を肯定してしまうことになります。


本当に、日本は、今の政治のままでいいのでしょうか。


衆議院選挙は昨年末に実施されました。

この夏の7月参議院選挙が終われば、約4年間、国政選挙はありません。


この参議院選挙の結果で、日本のこの先5年間が決定してしまう、と言っても過言ではないでしょう。


今、政府与党は国民への一律給付金を出さなくても、快勝すると踏んでいるのかもしれません。

国民への支援や救済なくても、何も問題なく圧勝すると考えているのかもしれません。


多くの組織票を有する政府与党。

シングルマザーや年金生活者などの貧困層を無視しても、圧勝すると考えているのかもしれません。


私たちの税金。

そして、祖父や祖母が積み重ねてきた日本の富。


海外へ流出を続けていくべきか。

それとも、日本の経済を復活させる起爆剤、日本人の貧困層へ大規模な救済策を実施すべきか。


私たちの所得、私たちの収入、そして私たちの生活。

政治判断は、ダイレクトに、個人の暮らしを直撃します。


今のままでいいのか。

このままでいいのか。


この先、5年間は、今まさに、この夏7月、決定付けられる時期にあると言えるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【参考】

 

 

 

■日本へのワクチン、EUから1億回分 輸出全体の4割超

朝日新聞 2021年5月28日

https://www.asahi.com/articles/ASP5W7TSZP5WUHBI041.html

 

 

 


■米ファイザー、純利益が2倍超 21年、コロナワクチン需要増

Yahoo!ニュース  2022/2/8  共同通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/27b781074d36f25db735b25dd8dd3bfce374f4d5

 

 

 

■米モデルナの売上高32倍、コロナワクチンで業績急伸

読売新聞 2021/11/05 

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20211105-OYT1T50106/

 

 

 

■ワクチン特需、米2社潤う モデルナは売上高23倍

日本経済新聞 2022年2月25日 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN24EFL0U2A220C2000000/

 

 

 


■国産ワクチン、なぜ出てこない?

日経ビジネス 2021.3.30 

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00005/032600173/

 

 

 

■なぜ“日本製ワクチン”は出来上がらないのか?

文春オンライン 2021/05/01

http://a.msn.com/01/ja-jp/BB1geEOo?ocid=st 

 

 

 

■国産コロナワクチンなぜできない?

朝デジ 就活ナビ(朝日新聞社)2021.04.13

https://www.asahi.com/shukatsunavi/articles/SDI202104126463.html

 

 

 


■ビッグ・ファーマ 製薬会社の真実(マーシャ・エンジェル)

・巨大製薬会社が支配する医学界

「医学界ではすさまじい言論弾圧がまかり通っている」

「医学者は製薬会社のいいなり」

https://www.amazon.co.jp/dp/4884122623/ref=cm_sw_r_tw_dp_JNC15HMCM61CWXBDKEJX

 

 

 


■「ビッグ・ファーマ 製薬ビジネスの裏側」

【BS世界のドキュメンタリー】(NHK)

https://www.nhk.jp/p/wdoc/ts/88Z7X45XZY/episode/te/XKN8V2PQXN/

 

 

 


■『製薬業界の闇 世界最大の製薬会社ファイザーの正体』


著者:ピーター・ロスト, 斉尾武郎
出版社:東洋経済新報社
発売日:2009年12月

楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/6253447/


・内容紹介

世界最大の製薬企業・ファイザーの元幹部による内部告発本。非道なリストラ手法や社内不倫の横行など同社の暗部を糾弾。業界に蔓延する不正経理等の違法行為も暴露する問題作。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
適応外処方、不正経理、リストラ屋、社内不倫、自殺…。既得権にしがみつく製薬業界の真実を暴く。


・目次(「BOOK」データベースより)

二〇〇五年一二月三一日(土)/獲物を狙うハゲタカ/征服者/解雇の芸術/犯罪と不正行為/おまえはクビだ!/私立探偵/調査/性の乱れ/自殺?/電話の監視/販売数の水増し/驚愕の真実/証券取引委員会の介入/業界にはいられないぞ/起爆剤となった書評/すべてを賭けて/政治問題になった尋問/腐りきった製薬業界/米国食品医薬品局のひみつ/攻撃は続く/小さな汚い秘密/米国政府が隠そうとしたもの/メールが使えなくなった!/ファイザーCFOの告白/戦いは続く


・著者情報(「BOOK」データベースより)


ロスト,ピーター(Rost,Peter)
スウェーデン生まれ。世界最大の製薬会社ファイザーの元マーケティング部長(内分泌ケア)。現在は医薬マーケティングコンサルタントとして、また製薬業界のマーケティング活動に関する専門家証人として活躍するとともに、種々のメディアで製薬業界の暗部について鋭い発言を続けている


斉尾武郎(サイオタケオ)
医師(内科、精神科、労働衛生)、フジ虎ノ門健康増進センター長、K&S産業精神保健コンサルティング代表。根拠に基づく医療(EBM)のオピニオンリーダーとして知られる


・楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/6253447/

 

 

 

 


■『医療ビジネスの闇 “病気産生”による経済支配の実態』

著者:崎谷博征
発売日:2012年03月22日
出版社:学研プラス

楽天ブックス(電子書籍)
https://a.r10.to/hwmkAW


・内容紹介

医学の進歩にもかかわらず、世界から病気が一掃されないのはなぜか。その裏には国際資本家たちのある“意図”が隠されていた。現場の事態から見えてきた、知られざる「医療による経済支配」の構造を、現役の医師が自らの経験を通して明らかにする衝撃の一冊。


・目次(「BOOK」データベースより)

第1章 病気ビジネス/第2章 健康の産業化/第3章 洗脳される医師たち/第4章 惨事を利用する医療/第5章 食糧支配と人体汚染/第6章 産業がガンをつくる


・著者情報(「BOOK」データベースより)

崎谷博征(サキタニヒロユキ)
1968年奈良県生まれ。奈良県立医科大学、同大学院卒業。脳神経外科専門医。臨床心理士。現在は私立病院の副院長を務める。2006年に「崎谷研究所」を設立。2011年にアメリカ医師国家試験(USMLE)STEP1、2に合格。2012年「みどりの杜あんしんクリニック」開設。中国海陽市に崎谷研究所分院、健診・予防医学センター開設中である。アセアン諸国でも医療施設の開設に従事。アメリカの最先端医学である「精神神経免疫学」を研究し、難病治療に専念しながら、生活習慣改善による自然治療と土壌からの健康改善活動に従事している。アジア、南米でも土壌改良に従事。また、多くの経済誌、健康誌などに論文を寄稿し、セミナーや講演など幅広い活動を展開。宅地建物取引主任者。副島隆彦国家戦略研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

楽天ブックス(電子書籍)
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■ワクチン会社から謝礼を受け取っていた番組コメンテーター医師

「ファイザーから約714万円、アストラゼネカからは11万1370円、ジョンソン・エンド・ジョンソンの製薬部門であるヤンセンファーマからも5万5685円を受け取っていた」

週刊ポスト(2021.04.26) 

https://www.news-postseven.com/archives/20210426_1654810.html?DETAIL

 

 

 

 

■コロナ 季節性インフル並み「5類」にせよ 開業医・長尾和宏氏

産経新聞 2021/9/2

https://www.sankei.com/article/20210902-DCZRK7SM3FIGHKR3ELMN43SPGQ/

 

 


■“第6波”死者の実態 「直接の死因」コロナではない?

Yahoo!ニュース 2022/2/14 FNNプライムオンライン

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b9d442f7cea6fb51dca3b679e917d9012227533

 

 

 

■【新型コロナ】“武漢研究所起源説”研究所には米政府の金が流れていた

ヤフーニュース(2020/4/19)飯塚真紀子(在米ジャーナリスト)

https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20200419-00174088/

 

 

 


【お金はまくべし!】「川上」よりも「川下」へ~低所得層は高所得層に比べて受け取ったお金を消費に回す傾向が強い~

2022-04-04 12:35:26 | 政治

 

【今日の気になったニュース・記事】


2,000社以上の経営者と面談した、元東証一部上場のベンチャーキャピタリストが厳選!

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【本日のニュース・記事】

 

 

 

■日本の「財政再建」を妨げているのは、矢野財務次官である

週刊ダイヤモンド 2021.11.4 中野剛志

https://diamond.jp/articles/-/286266


~~~


矢野康治・財務事務次官の「バラマキ批判」論文に、多くの大手メディア、財界人、経済学者が同調している。

その論調は、まるで政治家たちが、有権者の票を目当てに財政出動を約束し、国家財政を危うくしているかのような印象を与えている。


しかし、実は、アメリカの有力な主流派経済学者たちの政策論は、矢野次官らが「バラマキ合戦」と嘆いた政治家たちの政策論に近いのだ。

彼らの主張がいかに“時代遅れ”で、錯誤に満ちたものかを解説する。(評論家・中野剛志)

 

・矢野次官「論文」は完全に時代遅れである


矢野康治・財務事務次官の『文藝春秋』(11月号)への寄稿は、大規模な経済対策、財政収支黒字化の凍結、消費税率の引き下げといった与野党の政策論を「バラマキ合戦」と強く批判し、新聞各紙(日経新聞、朝日新聞「論座」)や財界人、経済学者(浜矩子・同志社大学大学院ビジネス研究科教授、土居丈朗・慶應義塾大学教授)の多くが、これに同調している。


こうした論調は、まるで政治家たちが、有権者の票を目当てに財政出動を約束し、国家財政を危うくしているかのような印象を与えている。

ところが、米国の有力な経済学者たちの政策論は、実は、矢野次官が「バラマキ合戦」と嘆いた政治家たちの政策論の方にむしろ近いのである。


それも、昨今流行りのMMT(現代貨幣理論)の話ではない。主流派経済学がそうなのだ。

従来の主流派経済学は、確かに、財政健全化を重視し、財政政策は効果に乏しいとしていた。それが、この十年の間に、すっかり変わったのだ。


契機となったのは、2008年の世界金融危機である。

これ以降、先進国経済では、低成長、低インフレ、低金利の状態が続いた。


主流派経済学の重鎮ローレンス・サマーズは、この状態を「長期停滞」と呼んだ。

ちなみに、日本は、世界に先駆けて1990年代から長期停滞に陥っている。


しかも、成長率、インフレ率、金利のいずれも、先進国中、最低水準だ。

この長期停滞が、米国の主流派経済学における政策論に大きな変化をもたらしたのである。


一般に不況対策としては、積極財政、金融緩和、構造改革が挙げられる。

このうち、長期停滞下の日本が選んだのは、金融緩和と構造改革だった。


積極財政は有効性が低く、後世にツケを残す政策として、忌避された。

しかし、サマーズは、金融緩和と構造改革には否定的である。


低金利下では、金融緩和は効果に乏しい。構造改革に至っては、逆効果だ。

なぜなら、長期停滞の原因は需要不足にあるが、構造改革は需要ではなく供給を増やす政策だからだ。


サマーズが推奨したのは、日本が忌避してきた政策、すなわち積極財政、とりわけ公共投資によるインフラ整備だったのである。

ほかにも、2016年、FRB(連邦準備制度理事会)議長のジャネット・イエレンが、積極的な財政金融政策は、短期の景気刺激だけでなく、長期の成長にも有効だと強調した。


同じ年、米大統領経済諮問委員会委員長ジェイソン・ファーマンは、財政政策に関して、次のような「新しい見解」が現れていると論じた。


第一に、財政政策は、金融政策と補完的に用いられることで、経済を安定化する。


第二に、裁量的な財政刺激策は非常に有効であり、民間投資を呼び込む(クラウド・イン)ことすらある。それによって、金利は上昇するが、それは経済にとってプラスであって、マイナスではない。


第三に、財政刺激策の費用(金利)が低い現在は、財政政策の余地が大いにある。


第四に、公共投資の支出先が効果的であれば、財政刺激策を継続することは望ましい場合が多い。


第五に、国際協調による財政出動は、いっそう効果が大きくなる可能性がある。


要するに、米国の主要な主流派経済学者たちの「新しい見解」からすれば、「バラマキ合戦」と称された政治家たちの政策論は、実は、正しいのである。


それを批判する矢野次官、そして彼に賛同する経済学者やマスコミの方が、時代の変化に乗り遅れているのだ。

実際、日本は長期停滞であるにもかかわらず、消費税率を引き上げたが、サマーズはそれに懸念を表明していた。


ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツやポール・クルーグマンも反対していた。

元・米経済学会会長のオリヴィエ・ブランシャールに至っては、日本経済には、基礎的財政収支の赤字が長期にわたって必要だと主張した。


だが、日本政府は、彼ら主流派経済学の権威たちの忠告に耳を貸さなかったのである。

 

・積極財政こそが、財政を健全化させる


ただし、米国の主流派経済学者たちは、財政健全化を無視しているわけではない。

彼らは「積極財政こそが、財政を健全化させる」と主張しているのだ。


ちなみに、財政健全化の指標は、「政府債務/GDP」とするのが国際標準である。

例えば、ファーマンとサマーズは、ゼロ金利で不況下における財政拡張が、「政府債務/GDP」を縮小させると論じた。


ブランシャールもまた、日本は低金利であるため、国債を増加させても、「政府債務/GDP」は緩やかに低下すると指摘している。

バイデン政権下で財務長官となったイエレンもまた、議会でこう証言した。


「財政の持続可能性への道筋をつけるのに今できる最も重要なことは、パンデミックを克服し、国民を救済し、将来世代に便益を与える長期の投資を行うことです。(中略)過去の経験が示すのは、今日のように、経済が弱く、金利が低い時には、大統領が国民に与えようとしている援助や経済に対する支援のような行動は、短期的には大きな赤字でファイナンスされようとも、経済に占める債務の比率を下げることにつながるのです。」


最近でも、G7の有識者パネルが、大規模な公共投資の必要性を訴え、「短期的視野に基づく赤字の削減は、それが教育のような人的資本への投資の削減になる場合には、対GDP比の債務を増加させる」と警鐘を鳴らしている。


実際、ユーロ危機の際、財政危機に陥ったユーロ加盟諸国は、徹底した緊縮財政により財政健全化を目指した結果、深刻な不況に陥り、「政府債務/GDP」はかえって悪化した(Elgaronline、wiiw)。


それと同じ過ちを、日本は四半世紀も続けてきた。

今になって、やっと政治がこの過ちを改めようとしているのに、矢野次官が立ちはだかったのだ。


低金利・低インフレ・低成長という長期停滞の下では、積極財政が最も有効である。

そして、大規模な財政出動により、「政府債務/GDP」は下がり、財政はより健全化する。


これは、今や、主流派経済学のコンセンサスになったと言ってよいであろう。

なお、私自身は、『奇跡の経済教室』でも書いたとおり、主流派経済学の支持者ではなく、日本は財政健全化を目指すべきとは考えていないが、それでも、このコンセンサスには結論において同意である。

 

・矢野次官の“論理”が、日本の「財政健全化」を妨げている


ところが、この主流派経済学の新たなコンセンサスを、矢野次官は「一見まことしやかな政策論ですが、これはとんでもない間違いです」と一蹴し、こう反論したのである。


「先ほどの政策論のどこが間違っているのかと言えば、財政出動によって、『国債残高/GDP』の分母であるGDPが一定程度は膨らむにしても、分子の国債残高も金利分だけでなく、単年度収支の赤字分も膨張してしまう点が無視されているのです。小理屈めいた話はうさん臭い。ホントかな、などとお感じになるかもしれません。しかし、これはケインズ学派かマネタリストかとか、あるいは近代経済学かマルクス経済学かとか、そういった経済理論の立ち位置や考え方の違いによって評価が変わるものではなく、いわば算術計算(加減乗除)の結果が一つでしかないのと同じで、答えは一つであり異論の余地はありません。」


「答えは一つであり異論の余地はありません」などと自信たっぷりに断定しているが、何を言っているのか意味不明である。


それこそ「算術計算(加減乗除)」で考えてみよう。

1以上の分数は、分子と分母が同じ額だけ増えると、小さくなる。


日本の「国債残高/GDP」は1を大幅に上回る。

したがって、仮に分子の「国債残高」と分母の「GDP」とが同じ額だけ増えたとしたら、「国債残高/GDP」は縮小することになる。


さて、例えば、現状におおむね即して、日本のGDPが500兆円で、日本政府は1000兆円の国債残高を抱えているとしよう。

そして、金利も含む単年度の財政赤字が50兆円あるとする。


この場合、年度末の国債残高/GDPは210%(=(1000+50)/500)である。

ここで、日本政府が20兆円の国債を発行して、20兆円の追加財政支出(非移転支出)を行ったら、どうなるか。


すると、確かに、分子の国債残高は、1070兆円(=1000+50+20)に増加する。

金利については、現在、ほぼゼロであり、しかも中央銀行の操作によって抑制できるため、新たに発行する20兆円の国債にかかる金利は無視しよう。


だが、同時に、分母のGDPもまた、少なくとも20兆円は増えるのである。

「GDP=消費+投資+政府支出+純輸出」なのだから、当然であろう。


その結果、「国債残高/GDP」は、210%から206%(=1070/(500+20))へと低下する。

財政出動が民間の投資や消費を増やす効果を無視したとしても、低下するのだ。


しかも、この数字は、財政出動額を増やすほど低下することが、簡単に確認できるだろう。

つまり、よほどの高金利になるか、あるいは政府支出の増加によって投資や純輸出などが減少するようなことでもない限り、財政出動によって日本の「国債残高/GDP」は縮小し、財政はより健全化するのである。


もちろん、財政出動が「国債残高/GDP」を縮小させるという主流派経済学の議論は、これほど単純な算術計算ではなく、もっと厳密なモデルに基づいている(IMF、OECD、CBPP)。

ここで言いたいのは、それを「とんでもない間違い」と一蹴する矢野次官の算術計算の方が、「とんでもない間違い」だということだ(https://president.jp/articles/-/51325?page=2)。


日本の財政健全化を妨げているのは、「バラマキ合戦」の政治家たちではなく、積極財政に反対する矢野次官の方なのである。


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日本の「財政再建」を妨げているのは、矢野財務次官である
週刊ダイヤモンド 2021.11.4 中野剛志
https://diamond.jp/articles/-/286266

 

 

 

本日は3つの記事をご紹介いたします。


2つ目の記事はこちらです。

 

 


■お金はまくべし! デフレ脱却と未来の暮らしを考える

若手リーダーに贈る教科書(NIKKEI STYLE)2018/6/16 井上智洋著 「ヘリコプターマネー」

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO31746520U8A610C1000000/

 

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景気の回復局面は6年目に入ったが、デフレ脱却は道半ばといわれる。

一方、「体感物価」の上昇で消費者の間には、なお生活防衛・節約志向が根強い。


そんななか、景気をよくする「禁断の劇薬」ともいわれるヘリコプターマネーが経済に及ぼす効果を基礎から解説し、導入を勧めるのが今回の書籍「ヘリコプターマネー」だ。

人工知能(AI)が進化し、多くの人間の仕事をロボットなどが担うようになる未来の経済政策としても有効だという。

 

・お金をばらまけば、景気はよくなる?


ヘリコプターマネーとは、政府や中央銀行があたかも空からばらまくように大量の貨幣を発行して市中に供給するような政策です。


「インフレに歯止めがかからなくなる」などとして導入に否定的な経済学者が多い半面、「日銀の金融緩和は、すでにヘリコプターマネーの色彩を帯びてきている」との指摘もあります。


一般的には「空からばらまく」という語感のせいもあって、どこか疑わしい印象を持つ人が多いのではないでしょうか。

著者は、景気と市中に出回るお金「マネーストック」の量の関係を重視します。


マネーストックを増やし、消費を刺激して景気をよくするには、ヘリコプターマネーが有効であり、そのために政府の「貨幣発行益」を充てる手を考えるべきだと説きます。

 

・ばらまきの原資、貨幣発行益で


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「貨幣発行益」は、政府や中央銀行などが貨幣を発行することで得られる利益である。

例えば、1万円札の発行コストは一枚あたり約20円なので、残りの9980円が日銀の貨幣発行益ということになる。(中略)

貨幣発行益は、人類が手にできるほとんど唯一の打ち出の小槌(こづち)であり、私たちはデフレ下では、この小槌を副作用なしに振ることができる。

ヘリコプターマネーを実施しない政府と中央銀行は、国民のウェルフェア(厚生、幸福)を高める責務を怠っていることになる。

(第5章 ヘリコプターマネーとベーシックインカム 160~162ページ)


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著者は、この貨幣発行益をたいして必要でもないインフラや箱物を造るといった昔ながらの公共事業に使うのでなく、直接国民に配る形でマネーストックの拡大につなげるべきだと主張します。

その手段のひとつが、ベーシックインカムの導入です。


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「ベーシックインカム」(以下BI)は、生活に最低限必要な所得を国民全員に保障する制度である。

例えば、毎月7万円のお金が老若男女を問わず国民全員に給付される。

私は、これをよく「子ども手当+大人手当」つまり「みんな手当」と説明している。

(第5章 ヘリコプターマネーとベーシックインカム 164ページ)


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・井上智洋氏

著者の井上智洋さんは1975年生まれ。慶応義塾大学環境情報学部を卒業した後、早稲田大学大学院経済学研究科で学び、2011年に経済学の博士号を取得しました。17年からは駒沢大学経済学部の准教授を務めています。専門はマクロ経済学で、著書に「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」(文春新書)などがあります。


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お金はまくべし! デフレ脱却と未来の暮らしを考える
若手リーダーに贈る教科書(NIKKEI STYLE)2018/6/16 井上智洋著 「ヘリコプターマネー」
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO31746520U8A610C1000000/

 

 

 

 

 

 


最後、3つ目の記事はこちらです。

 

 

 

 

■「全国民へ生活費支給する政策」が有効なワケ~経済を成長させ、景気や雇用を安定化させる~

東洋経済 2018/03/06 ガイ・スタンディング : ロンドン大学教授

https://toyokeizai.net/articles/-/210817


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・「おカネをばらまけばインフレになる」との指摘は一面的


経済成長は必ずしも好ましい側面ばかりではないが、すべての人にベーシックインカムが給付されれば、経済成長にいくつかの好影響が及ぶ。


経済に流れ込むカネが増える結果、総需要が増加し、(深刻な供給制約がないかぎり)経済成長が加速する。

たとえベーシックインカムがほかの政府支出の削減によってすべて賄われ、政府支出の総額が変わらないとしても、需要を拡大させる効果がある。


ベーシックインカムは、低所得層の購買力を高めるからだ。

低所得層は高所得層に比べて、受け取ったカネを消費に回す傾向が強い。


同じ理由により、ベーシックインカムによる成長は、総需要を刺激する政策にしばしばついて回る「国際収支の天井」を回避できる。


高所得層は輸入品や海外旅行などにおカネを使う傾向があるのに対し、低所得層は「ぜいたく」な輸入品よりも地元の製品やサービスにおカネを使うので、経済成長とともに国際収支の赤字が持続不可能な水準まで積み上がる危険が比較的小さいのだ。


「ベーシックインカムが導入されて、経済に流れ込むおカネが増えれば、インフレが起きる」という指摘があるが、そうした主張は一面的と言わざるをえない。

資金量が増えて需要が刺激されれば、おそらくモノやサービスの供給も増えるからだ。


供給が増えれば、雇用が増える可能性がある。そうなれば、所得が増えて人々の支出力が高まり、乗数効果を通じてさらに生産が拡大するかもしれない。

人々の支出力を高めることは、先進諸国の大きな関心事になっている。


人々の所得の伸びが生産力の伸びに追いついていないからだ。

昔は、生産性が向上すれば実質賃金(インフレ調整済みの賃金)が上昇し、総需要(要するに消費の量)が拡大した。


しかし、今日の経済ではこの図式が当てはまらない。

生産性が向上しても賃金が上昇せず、成長が鈍化しているのだ。


今日の開放経済の下では、昔のような生産性交渉を通じた所得政策が極めて難しくなっている。

そもそも、そのような取り組みが盛んに行われていた1960年代当時も、成果が上がる場合ばかりではなかった。


一方、今日は昔よりも、賃金の停滞や下落に苦しむ家庭が借金をしやすい。

その結果、債務バブルが発生して、やがてそのバブルが弾けて大打撃が生じる危険も大きくなっている。


2007~2008年の世界金融危機の引き金を引いたのも、そうした現象だった。

今後、再び同じことが起きても不思議はない。


その点、ベーシックインカムは、高い水準の総需要を維持しつつ、経済の脆弱性を軽減できる。

 

・中小企業や起業家にも恩恵が及ぶ


見落とされがちだが、ベーシックインカムが中小企業や起業家にも好ましい影響を及ぼすことは間違いない。

経済的な安全が確保されれば、人はリスクを伴う起業に前向きになる。


失敗した場合にも、当てにできる収入があると思えることの効果は大きい。

途上国では、ベーシックインカムと現金給付が起業を後押しすることがわかっている。


インドのマディヤ・プラデシュ州で行われた実験でも、ベーシックインカムと起業の間に強い関連が見られている。

先進国では、起業の夢を持っている人だけでなく、不本意ながら自営業やフリーランスで働いている人にも安全を提供できる。


さらには、人々が仕事のためのトレーニングを受けたり、就職先を決めたりするときに、「食い扶持」を稼げる可能性が高い分野よりも、自分の適性や意欲に合う分野を選びやすい状況をつくり出せる。

そうなれば、人材が適切な職に振り向けられ、人々の仕事に対する熱意も高まって、生産性が向上する。


アメリカでは、従業員のやる気不足による生産性低下が原因で、推定約5000億ドル(約53兆円)が失われているという。

ベーシックインカムは、賃金労働から、それ以外のさまざまな活動への移行も後押しできる。


具体的には、子どもやお年寄りの世話をしたり、ボランティア活動や地域コミュニティの活動に参加したり、自己啓発のために時間を割いたりしやすくなる。

また、雇用拡大のためだけに新規雇用を創出する必要性も減る。


雇用対策のために、資源を枯渇させたり、地球環境を汚したりする業種の仕事をつくらなくてすむのだ。

この2つの点において、ベーシックインカムは、環境面と社会面でより持続可能性の高い経済成長を促すと言える。


伝統的なケインズ経済学では、福祉国家の仕組み、特に社会保険制度は、景気循環の波を小さくするための安定化装置の役割を果たしていた。

景気がよく、インフレ圧力が高まってくると、支援の必要な失業者が減る結果、たいてい福祉給付のための公的支出が減り、景気の過熱にブレーキがかかった。


逆に、景気後退期には、失業手当やその他の福祉給付が増え、需要が刺激され、雇用回復が後押しされた。

しかし、既存の福祉制度は、マクロ経済の自動安定化装置としての力が弱まっている。


資力調査など条件つきの支援への移行が容赦なく推し進められるにつれて、社会保険の規模が縮小しているためだ。

しかも、新自由主義思想に基づく財政緊縮策、すなわち財政均衡と政府債務削減のために歳出削減を目指す政策により、政府は景気後退期にも意識的に支出を減らすようになった。


その点、シンプルなベーシックインカムを導入するだけでも、ある程度の自動安定化装置になる。

景気後退期の人々の支出力を高められるからだ。


わたしは以前、重層型のベーシックインカムを提案したことがある。

ささやかな固定額のベーシックインカムに加えて、「安定化」のための給付金を上乗せして給付するというアイデアだ。


上乗せ部分の金額は、経済の状態によって変える。

具体的な金額は、独立した委員会に決めさせるのが好ましいだろう。


これは、中央銀行の政策金利決定のための委員会と同じような位置づけと考えればいい。

この仕組みは公正性も高い。雇用が多いときは、高所得の職に就く機会が比較的多いので、給付金を少なく抑えることが理屈に合う。


一方、景気後退期に給付金を増額することは、「機会所得」の減少を埋め合わせる効果がある。

それに対し、既存の社会的扶助の仕組みは、雇用が少ない景気後退期に、失業者に職探しを要求する。


しかし、まじめに職探しを続けていることを証明するよう求めれば、実質的に受給者の所得を減らしてしまう。

職探しは時間とおカネとやる気を消耗するし、雇用の少ない状況で職探しに励んでも報われない可能性が高いからだ。

 

・金融機関のための量的緩和から人々のための量的緩和へ


2007~2008年の金融危機後の景気後退を受けて、日本を始点に、多くの国でデフレ脱却を目指す金融政策が導入された。


量的緩和策(QE)である。

しかしこの時期は、とりあえず短期間でもベーシックインカムを導入するチャンスだった。


アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)、日本銀行、イングランド銀行、欧州中央銀行(ECB)などの中央銀行は、量的緩和策の下、莫大な量のドルや円やポンドやユーロを金融市場に流し込んできたが、経済成長を促進するという目的が十分に達成されているとは言えない。


その莫大な資金のごく一部でもベーシックインカムに振り向けていれば、もっと経済成長を促進できただろう。

この政策は、貧困層より富裕層を潤すという心配も少なく、予算面でも明らかに実現可能性があった。


さまざまな経済学者がそのような選択肢を提案していた。

アメリカのFRBが量的緩和につぎ込んだ4兆5000億ドル(約480兆円)があれば、アメリカのすべての世帯に5万6000ドル(約600万円)ずつ配布できた。


イギリスでは、イングランド銀行が費やした3750億ポンド(55兆円)があれば、合法的居住者全員に、週50ポンド(約7300円)のベーシックインカムを2年間配れた。

しかし実際は、量的緩和策が実行されて大口投資家が潤い、所得格差が拡大し、年金制度の資金不足に拍車がかかっただけだった。


経済成長を促すために人々に直接おカネを配るというアイデアは、アメリカの経済学者ミルトン・フリードマンが1969年の論文で提案していた。

フリードマンはその考え方をわかりやすく説明するために、ヘリコプターからドル紙幣をばらまき、人々に拾わせるという比喩を用いた。


お札を刷って国民にばらまく「ヘリコプター・マネー」は、アメリカの債券投資家ビル・グロスや経済ジャーナリストのマーティン・ウルフなども提唱している。


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「全国民へ生活費支給する政策」が有効なワケ~経済を成長させ、景気や雇用を安定化させる~
東洋経済 2018/03/06 ガイ・スタンディング : ロンドン大学教授
https://toyokeizai.net/articles/-/210817

 

 

 

 

 

 

 

 


値上が続く「悪い円安」日本。

ガソリン高、各種食品の値上げ、生活必需品が軒並み値上げしている昨今ではないでしょうか。


「円安」を背景に、あらゆる輸入品・輸入素材・輸入材料が高騰していることも大きな要因だと言われています。

特に石油。


石油は電力などの基幹インフラを支える重要なものですが、プラスティック製品・ビニール製品など、私たちの生活に身近なあらゆる商品に使用されています。

それだけではありません。


石油価格は日本国内あらゆる製品・商品を運搬するガソリン費用にも転換されており、製品材料で石油を使用する以外の産業にも多大な影響があります。

まさに、石油価格高騰は工場等産業界に悪影響があるだけでなく、私たちの一人一人の生活にも多面的・多重的に悪影響があるとも言えます。


当然、ガソリン税などを一時的に下げる「トリガー条項」発動も、私たちの生活には大きなメリットとなるかと思います。


ただ。

この石油価格対策のニュースで気を付けなければならないことがあります。


それは、一般国民に近い施策「川下」での対策を実施すべきだということです。

今までの与党の政策の大半は、国民から遠い「川上」での対策に重点を置いてきたとも言えます。


それでは、一部の与党を取り巻く企業にしか恩恵がありません。


例えば、ガソリン価格の対策では、ガソリン卸企業に限定した政策でした。

一部の数社に多額の税金が投入されました。


しかし、その先には欧米企業の石油管理会社などの「石油メジャー企業群」が「輸入価格設定」を行うという可能性もあります。

つまり、企業間取引というブラックボックスに私たちの税金が投入されてしまう、という可能性も否定できません。


日本人の税金を使用して海外企業の利益に還元されるというリスクもあり得ます。

それだけではありません。


一部の限られたガソリン卸企業への税金投入は、与党の組織票としての役割も否定できません。

つまり、税金が海外企業への流出するリスクと、政治利用としてのリスクの2つの面がある、とも言えるかもしれません。


これらのリスクはやはり、国民から程遠い、国家権力よりの「川上」でなされている施策だから起こりうるリスクだとも、言えます。

ガソリンだけではありません。


賃上げ税制も、ごく一部の好業績企業しか利用できないという理不尽さも聞かれます。

税金が、大多数の苦しい中小企業に還元されにくい制度。

偏った政策とも言えそうです。


では、どうしたらよいのでしょうか。

日本国民の税金がより公平に、より実効性の高い施策に使用するには、どうしたらよいのでしょうか。


その一つのヒントが「川下」での施策かもしれません。

より、国民に近い施策。


例えばですが、前述した「トリガー条項」発動もその一つではないでしょうか。

ガソリン税等を下げる施策です。


消費税減税もそうです。

消費税減税も国民寄りの「川下」政策かもしれません。


給付金もそうです。

国民への一律給付金は、その象徴とも言えるかもしれません。


一部の大企業や政府を取り巻く富裕層「川上」への還元策は次々に実現していきますが、大多数の一般国民「川下」には殆ど税金は利用されていません。


高所得者層は「投資」へ資金を投入する傾向があります。

いわゆる「空中戦」「バーチャルなマネーゲーム」「国際金融」に使用される傾向があります。


一方、低所得層は受け取ったお金を消費に回す傾向が強いとも言われます。

同時に、低所得者層のほうが地元の製品やサービスにお金を使う傾向があります。


日本経済に還元されやすいのは、どちらのほうでしょうか。


日本経済の約半分は「個人消費」とも言われます。

「個人消費」が回復することが、日本経済復活の起点とも言えそうです。


一部の与党寄り企業や一部の富裕層に、公的税金を使用することとなれば、さらに日本の貧富間は拡大する一方ではないでしょうか。


与党寄りの企業対策に税金を使うべきなのか。

それとも、国民への一括給付に使うべきなのでしょうか。


ごく一部の富裕層と大多数の貧困層。

このような2極化の状況になってしまうリスクもあり得ます。


そういえば、南アフリカの「アパルトヘイト」はご存知でしょうか。

学校で習った方もいらっしゃるかもしれません。

ご存知の方も多いかと思います。


アパルトヘイトは南アフリカ共和国で行われていた人種隔離政策でした。

約2割の白人支配層が非白人を差別。


有色人種者の居住地区を定め、異人種間の結婚を禁じ、参政権も認めず、さらには教育でも白人と黒人を徹底的に分離した政策でした。

背景にあるのは、南アフリカにある豊富な鉱山資源。


1860年代当時の南アフリカは金とダイヤモンドの鉱脈が豊富だったこともあり、西欧人が一攫千金のために押し寄せました。

白人支配層が政治的に実権を握ると、1911年には「鉱山・労働法」白人と黒人の職種区分と人数比を全国で統一する法律を制定。


以降、「原住民土地法」(黒人居住地指定)や「原住民代表法」(黒人参政権削除)、「異人種間結婚禁止法」などが制定され、アパルトヘイト政策は随時強化されていきました。

このようなアパルトヘイト政策は1991年まで約80年間続きました。


特筆すべき点は、当時、白人支配層を中心とした南アフリカ人口の上位約1割が、南アフリカの富全体の約7割を保有していたと言われている点です。

ごく一部の富裕層が、政治的にも、経済的にも、支配する構図でした。


人種隔離政策と、合わせて富の一極集中政策。

あってはならない政策ではないでしょうか。


ただ。

今の日本。


当時の南アフリカと酷似してきている部分もあるのかもしれません。

富の一極集中と、その他多くの貧困層。


偏った経済政策と社会的分断。

政治が、国民目線から離れているという部分では、日本の危機とも言えそうです。


では、私たちはどうしたらよいのでしょうか。

どうすれば、政治は、国民第一として政策を実施してくれるのでしょうか。


それは。

そのための第一歩は。

大事なのは、声を上げること。


アパルトヘイト政策を撤廃させたのは、やはり「国民の声」です。

アパルトヘイト撤廃の雄「ネルソン・マンデラ」氏は反対運動で投獄されてもなお、声をあげ続けました。


多くの国民はネルソン・マンデラ氏を支持。

アパルトヘイト撤廃の声が拡大していきます。


1989年9月に大統領に就任したフレデリック・ウィレム・デクラークは、ネルソン・マンデラ氏を釈放。

1994年4月にようやく全人種が参加する選挙が行われ、5月にネルソン・マンデラが大統領となり新政権が樹立。


アパルトヘイト撤廃につながっていきました。


国民の声が、政治を変えていきます。


日本も同じかもしれません。

今の日本の政治は「国民」のためなのか、どうか。


誰のための政治なのか。


権力を取り巻く海外富裕層や一部の企業、国内の富裕層。

大多数の一般国民。


日本の税金を使うのは、どの層に使うべきなのでしょうか。


国家権力寄りの「川上」でしょうか。

それとも私たちに近い「川下」でしょうか。


私たちは「声」を上げ続けるべきなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 


【参考】

 

 

 

 

■病院理事長が“景気刺激策”…「経済回せ」と職員に一律10万円計4千万円支給

東海テレビ 2020/03/18

https://www.tokai-tv.com/newsone/corner/20200318-byouingenkinshikyu.html

 

 

 

 

 

■三橋貴明「“国の借金”というウソ!」 政府の負債・日本国債所有者 [モーニングCROSS]

YouTube 1,707,899回視聴 2016/08/20

https://www.youtube.com/watch?v=N7NN1zHKIrM

 

 

 

 


■国の借金1100兆円の大嘘|山本太郎×三橋貴明【総集編】

YouTube 1,161,671回視聴 2020/04/19

https://www.youtube.com/watch?v=SdQ8ATGRtHw

 

 

 

 


■【毎月10万円を配り続けたら国は破綻するか?】【れいわ新選組代表 山本太郎】

YouTube 285,739回視聴 2020/05/26

https://www.youtube.com/watch?v=xiM6JLBlk5I

 

 

 

 


■『日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞』

著者/編集:三橋 貴明
出版社:小学館
発売日:2020年07月02日

https://a.r10.to/hM9bGM


・内容紹介(出版社より)

日本貧困化の元凶はこいつらだ!

アメリカのGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)とマイクロソフトの5社だけで、日本の東証1部上場会社2160社の時価総額を超えている。さらに1997年から2018年の21年間で労働者の賃金を時給換算したところ、イギリスは93%増、アメリカ82%増、フランス69%増、ドイツ59%増と主要国は軒並み大幅にアップしているのに日本だけはなんとマイナス8%である。GDPこそ世界3位だが、もはや先進国ではない。完全に衰退国に落ちぶれた。
なぜそうなってしまったか。財務省が「国の借金1000兆円」(正確には政府の債務)をメディアを通して振りまき、プライマリーバランスの黒字化目標を掲げて、緊縮財政を続け、さらに消費増税を繰り返しているからだ。
実際に新型コロナウイルスが日本に上陸する前から、2019年10月期ー12月期のGDPは年率換算してマイナス7.1%と凄まじく落ちていた。
さらに消費の「罰金」である消費税をなぜ経団連は諸手を挙げて賛成するのか。それは、消費増税の代わりに法人税が減税されるからだ。本書は巷で信じられている常識を覆す、驚きの真実のオンパレードだ。


・【編集担当からのおすすめ情報】

財務省の御用学者らが振りまく財政破綻論。もちろん増税の理由にするためです。しかし、財政破綻などしないと著者の三橋さんは証拠を示しながら力説します。そして、国民が豊かになるためには法人税増税こそが唯一の道だといいます。日本人を貧困化させた「元凶」を徹底的に批判。さらに新型コロナウイルス来襲により、「第二次世界恐慌」をどう生き抜いていけばいいのか、その処方箋も紹介します。
第一章 日本を貧困化させた「緊縮財政」という失政
第二章 亡国の最凶官庁・財務省
第三章 「今だけ、カネだけ、自分だけ」の経団連
第四章 第二次世界恐慌の襲来に耐えられるか


・内容紹介(「BOOK」データベースより)

気鋭のエコノミストが緊急寄稿!1997年から2018年まで先進国の中で日本だけが賃金マイナス8%の衝撃。コロナ危機でもカネを出し惜しみ、消費税減税を拒否する財務省の本音。「政府が国債を発行・支出増で家計は潤う」のに財政破綻論を持ち出して渋る。経団連が消費税増税を歓迎する本当の理由。「法人税を引き下げないと雇用が失われる」という大ウソ。これから来るコロナ恐慌に立ち向かうには消費税0%しかない。


・目次(「BOOK」データベースより)

第1章 日本を衰退させた「緊縮財政」という失政(主要国の中で労働者の賃金は日本だけがマイナス/アダム・スミスの罪 ほか)/第2章 亡国の最凶省庁・財務省(ウソだらけの経済対策234兆円の真実/1872年と比較すると3740倍の長期債務残高 ほか)/第3章 「今だけ、金だけ、自分だけ」の経団連(経団連が消費税増税を歓迎する本当の理由/「直間比率の是正が必要」と世論に広めた ほか)/第4章 第二次世界恐慌の襲来に耐えられるか(インフラ整備がなければGDPはまったく増えない/銀行融資と投資が落ち込むと資本主義が成り立たない ほか)


・著者情報(「BOOK」データベースより)

三橋貴明(ミツハシタカアキ)
1969年、熊本県生まれ。作家・エコノミスト・中小企業診断士。東京都立大学卒業。エコノミスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


・楽天ブックス
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■『消費増税の真実 「安倍政治」で日本が壊れる!』

著者:藤井裕久
レーベル:朝日新聞出版
発売日:2016年03月04日

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・内容紹介

増税延期で“国債暴落”“金融危機”は起こりうるーー「社会保障としての消費税」をあいまいにする安倍政権を徹底批判! 民主党税制調査会長として消費増税を取り仕切った元財務相が、舞台裏と問題点を論じる!

楽天ブックス[電子書籍版]
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■『「安倍増税」は日本を壊す 消費税に頼らない道はここに』


発売日:2019年03月15日頃
著者/編集:垣内亮
出版社:新日本出版社

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・内容紹介(出版社より)

消費税の10%への増税は、「アベノミクス」との相乗効果で、暮らしと経済を破壊し、社会のあり方まで大きく変える。7兆円の増税に対し、「ポイント還元」などに6兆円使うという「対策」は本末転倒。具体的な根拠と豊富なデータで、消費税に頼らない財政再建と社会保障充実の対案を提示し、増税ストップの力になる。

・内容紹介(「BOOK」データベースより)

「軽減税率」、インボイスなども消費税のしくみから解説。学習会、講師活動、宣伝・対話で生かせる内容が満載。社会保障財源確保、「財政危機」打開の道すじを示し、「財源と言えば消費税」の呪縛を解く。

・目次(「BOOK」データベースより)

第1章 亡国の大増税ー消費税10%が日本の経済と社会を壊す/第2章 消費税と「アベノミクス」が消費大不況を引き起こす/第3章 消費税と「アベノミクス」が格差と貧困を広げる/第4章 混乱と不公平を拡大する「天下の愚策」/第5章 消費税によらずに財源は確保できる/補論1 消費税の仕組みと問題点/補論2 「アベノミクス」がゆがめた財政と金融

・著者情報(「BOOK」データベースより)

垣内亮(カキウチアキラ)
1952年12月24日、東京都出身。日本共産党中央委員会政策委員会。東京大学工学部計数工学科卒業。党東京都委員会、国会議員団事務局勤務を経て2000年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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■『消費税が社会保障を破壊する』

著者/編集:   伊藤周平
出版社:   KADOKAWA
発売日:   2016年06月08日頃

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○内容紹介(「BOOK」データベースより)

社会保障の充実が目的とされる消費税。だが、現実は充実どころか削減が続く。日本の消費税は実は貧困と格差を拡大する欠陥税制なのだ。真実を明らかにしつつ、社会保障改革と税制改革のあるべき姿を提示する。


○目次(「BOOK」データベースより)

序章 悲鳴続出!消費税増税と社会保障削減/第1章 消費税が増税されたのに、なぜ社会保障が削減されているのか?/第2章 少子化対策ー解消されない待機児童、保育料の値上がり、深刻化する子どもの貧困/第3章 医療・介護制度改革ー給付抑制と負担増で、介護離職ゼロどころか激増の危機/第4章 生活保護制度改革と年金制度改革ー遠のく生活の安心、高まる老後の不安/第5章 消費税ーその本質と問題点/第6章 憲法にもとづく公平な税制で、社会保障の充実を!/終章 課題と展望ー対案の実現のために


○著者情報(「BOOK」データベースより)

伊藤周平(イトウシュウヘイ)

1960年山口県生まれ。鹿児島大学法科大学院教授(社会保障法専攻)。東京大学大学院修了。労働省(現厚生労働省)、社会保障研究所(現国立社会保障・人口問題研究所)、法政大学助教授、九州大学大学院助教授を経て、2004年より現職。主な著書に、『介護保険法と権利保障』(法律文化社、日本社会福祉学会学術賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


・楽天ブックス『消費税が社会保障を破壊する』
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■『分断社会・日本――なぜ私たちは引き裂かれるのか』

著者/編集:   井手英策, 松沢裕作
出版社:   岩波書店
発売日:   2016年06月

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○内容紹介(「BOOK」データベースより)

なんでこの社会は分断されているのか。所得も、働きかたも、人間関係も、どこを見ても刻まれている分断線。分断を超える突破口はどこに?


○目次(「BOOK」データベースより)

1 分断社会の原風景ー「獣の世」としての日本/2 分断線の諸相(働く人びとの分断を乗り越えるために/住宅がもたらす分断をこえて/日本政治に刻まれた分断線/西欧における現代の分断の状況ー右翼ポピュリスト政党の台頭を通じて/固定化され、想像力を失った日本社会)/3 想像力を取り戻すための再定義を


○著者情報(「BOOK」データベースより)

井手英策(イデエイサク)
慶應義塾大学経済学部教授。財政社会学

松沢裕作(マツザワユウサク)
慶應義塾大学経済学部准教授。日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


・楽天ブックス『分断社会・日本――なぜ私たちは引き裂かれるのか』
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■『分断社会を終わらせる:「だれもが受益者」という財政戦略』

著者/編集:   井手 英策, 古市 将人
出版社:   筑摩書房
発売日:   2016年01月13日頃

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○内容紹介(出版社より)

所得・地域・世代間で分断化が進む日本。このままでは社会が壊れかねない。何をどう変革すればいいのか、その原理を示す救国の書


・楽天ブックス『分断社会を終わらせる:「だれもが受益者」という財政戦略』
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