大沢窯には木灰を原料にした釉薬が現在は2種類有ります。その一つ《瑠璃色灰釉》は、原料の灰が必要不可欠な釉薬です。
使う灰は主に冬場に使う薪ストーブから出る物を使いますが、実際に調合するまでには材料の《灰》を下ごしらえしなくてはなりません。
ある程度細かい目のふるいで、炭化しただけの木炭や砂や小石等を取り除きます。
取り除いた灰が入っているバケツに水を一杯に入れ撹拌。こうすることで灰に含まれる溶媒成分を水に溶け出させます。撹拌したら灰が沈澱して水と分離するまで少し置きます。
分離したら水を流せる所まで流し、再び沢山水を入れ撹拌します。この作業を10回~15回繰り返す事で含まれる溶媒成分を減らす事が大事な行程となります。
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