夕焼け窯の窯作りが近日中に始まりますが、
川尻製陶所さんからワークショップの提案がありました。
以下、いただいた企画文を掲載致します。
益子 川尻製陶所企画
窯作り第2弾、ワークショップ開催のお知らせ
日程 2014年2月15日(土)~16日(日)。2月22日(土)~23日(日)。
(参加者はこれらの内、来られる日だけでも良いです)、雨天決行(屋根つきの為)
場所 太田幸博窯邸内 益子町益子4264-18 電話0285-72-1636
*講師 (益子焼窯師 川尻浩史)
ワークショップ参加費用 19500円
窯師は朝9時~午後4時まで窯作りをしています。
参加時間は自由です。
この度、薪さえ用意してあれば、朝から燃して夕方には焼きあがると言う、小型で手軽な薪窯を作るワークショップを企画致しました(窯名は夕焼け窯です)。
小型の薪窯は一般には温度を上げるのがむずかしいと言われていますが、ロストル等の位置や窯の構造で解消致しました。
今回作る窯の大きさは0.2リュウベです。湯のみでは約120~150ほど入ります。大壷だと50cmほどの物が焼けます。
コロコロ焼くのに手ごろな大きさだと思いますが、物足りないと思われる方は、レンガを2、3段ふやして大きくしたり、増減自由に窯作りができます。
今回は省エネタイプの窯を作ります。
薪投入口が比較的上部に有り、細長い構造に成っており、ロストルのすき間からこぼれ落ちた大量のオキの上を、新たに投入した薪の黒煙が流れて行く時、その黒煙がまず先に燃焼します。最初の黒煙までも燃料に利用すると言う、正に無駄の無い窯と言えます。
ロケットストーブをご存知でしょうか。パソコンをお持ちの方は開いて見て下さい。
焼玉の間を通って行く炎は猛烈な吸引と共に燃焼します。今回の窯はこの構造を応用いたしました。
また、この窯は耐震構造で作ります。窯の内部の壁面は横揺れに耐えるように傾斜しています。最初の焚口が有り、燃焼室、煙突と続き、小さな登り窯の様な感じに全体が構成しています。
上部の天井面は(かけらぶち)と言う昔からの技法を取り入れ、レンガが噛み合わさる様に積み上げ、下からの突き上げ振動にも耐えられる構造です。
電気料金やガス代が高騰して居ります。その辺にある木片や、解体した家屋の木材で十分に焼く事が出来る窯です。ご参加をお待ちして居ります。
尚、参加方法、詳しい内容等は下記のところへ連絡下さい。
川尻製陶所 担当川尻琢也 携帯080-1296-5903
Eメール lifetool.kawajiri@gmail.com
川尻製陶所ブログ
http://kawajiriseitoujo.ti-da.net/
H26年1月5日記