「願興寺」悠久の1200年

最澄縁の願興寺ブログ。2015年には開基1200年祭を予定。本堂、24体の仏像が国指定の重要文化財。

こんな東濃高校生がいた!

2010-10-02 13:03:33 | 東濃高校

御嵩町文化協会では、今週の金・土・日と発表会を催している。その準備で中公民館を訪れると、東濃高校生の習字んの展示があった。10点ほどの展示の中にカタカナの名前があり、よくよく観察していると写真の習字を見つけた。

内容的にもデザイン的にも感心してしまった。私は恥ずかしながら小学校、中学校を通じて習字の時間が苦痛であった。この写真の習字は、私たちの概念からは想像もできなかったデザインで、自分という文字を中心に自分の思いが綴られている。

こんな外国の子どもがいるのだから、私たちは自分の文化にもっと、もっと自信を持っていいのではないだろうか、とつくづく思わせてもらった。アルリンさんありがとう!!

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東濃高校の取組

2010-09-29 08:24:12 | 東濃高校

願興寺のある御嵩町には、東濃高校・東濃実業高校の2つの高校がある。2万人程度の町に2つの高校があるのも珍しいだろうが、この御嵩町の歴史からすると不思議ではないと思う。今回、東濃高校の校長中島潤先生のレポートが、文部科学省教育課程課編集の中等教育資料に「思考力・判断力・表現力等をはぐくむ学習指導の展開」のコーナーで「生徒の自立心を育てる」(副題:生徒の自信と学力を育てる取組」と題して掲載された。全国版で発売されているから、読んだ方もいらっしゃるかもしれない。

東濃高校は岐阜県下で4番目の中学校として誕生し、115年にならんとする歴史を誇っている。私も私の兄弟たちも卒業生だし、私の父親も中学校時代に卒業している。戦前から戦後しばらくは、優秀な生徒をはぐくみ、日本をリードするような人たちを輩出してきた歴史を誇っていた。残念ながら、ここで「誇っていた」と表現せざるを得ないような、経緯を東濃高校は辿ってきた。

私も昨年、この高校の行く末を案じ、校長の中島先生、教頭の三好先生ともお話させていただいたことがあった。お二人の私の印象は、冷静な校長の中島先生、体育教師にありがちな粗野な感じであるが、情熱的な教頭の三好先生、というものであった。退席するときには、このお二人のコンビなら、何か期待できるような印象を持たせていただいた。

その後、願興寺境内の清掃に生徒たちを連れてきてくださった三好教頭に元気を分けていただいたり、会合で出会った中島校長には、私の言ったことを憶えていてくださって、「ホームページは適宜、更新しています。ご覧になってください。」とお話くださったこともあった。

昨年は東濃高校生の悪い噂を、時として耳にすることがあったが、今年になってからは、そんな噂を耳にすることはなくなった。そんな折にこのレポートのコピーをある人から手渡された。レポートを読み終えた私は「感謝…感謝」の気持ちでいっぱいになった。お二人の地道な努力はもちろんのこと、それに呼応してくださった先生たち… 東濃高校を巣立った子どもたちが、明るく元気に社会に飛び出して活躍してくれることを期待するばかりである。

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