夢なき人生だが？！

今は、生きているだけでありがたい世の中です。
ほしいものはないけど、年よりになり、少しつまらない人生になった。

食べることや、いろいろなことが楽しみな若い時よりも、今は何にもない。
しかし、大往生することがなによりのしあわせである。

健康もまあまあで、不細工な顔、化け物のような体、それでも満足。
文鳥さんが、かわいいので、それだけでよいのである。

癌など、すごい病気でもない限り、幸せな最後であればよし。
家の中には、何にもないので、この世にはあんまり未練もなし。

旦那様から死別して、一人になり、１０年以上たつと、男を見ても、
何とも思わなくなり、別段さびしくないので、ふしぎだ。

無人島であろうが、案外静かでいいと思うこのごろだ。
一人は、たのしいので、死ぬまで独身婆で行こうと思う。

もう結婚も、男もいらん。
いちばんは、一人で長生きして、余生をたのしむのだ。

さみしいのは、最初の１０年ぐらいのもので、一人でいいと思うのは。
女、おばあちゃんになったからだろうかな。

婆人生は、夢はないが、骨はのこる。
焼かれるまで、うまく生きれたらよし。

一人で生きるのなら、この大阪は、おもしろいかもと思う。
食べ物が、おいしいし、チョンガーが似合う町だから平気で生きていける。