初音ミク ピエロ
夫は死ぬ前になんども、死神にあっていた。
それは団地の踊り場にいたり、玄関にいたり。
その姿は、野菜の行商のおばあちゃんだったり。
その姿は、小さな子供だったり。
死神は確かにいた。
夫はその神様を見てから、一年以内になくなった。
私はまだその神様を見ていない。
その神様が迎えには来ない。
どうしてかって。
私は悪人で、悪いことばかりしたから。
なかなか、あの世とやらにはいけない。
お花畑を見ながらはしをわたっていくせかい。
いつかわたしもみるだろう。
そして、花畑を見ながら橋を渡るに違いない。
それまであなたの悪魔でいたい。
わたしがいきれるのは、この世で悪いことをしたから。
いいことをしたら、天国とやらにいけるから。
わたしはこれからも、貴女を呪う生霊でいたいから。
いきるだけ。
いきるために、死神さんさようなら。
それは団地の踊り場にいたり、玄関にいたり。
その姿は、野菜の行商のおばあちゃんだったり。
その姿は、小さな子供だったり。
死神は確かにいた。
夫はその神様を見てから、一年以内になくなった。
私はまだその神様を見ていない。
その神様が迎えには来ない。
どうしてかって。
私は悪人で、悪いことばかりしたから。
なかなか、あの世とやらにはいけない。
お花畑を見ながらはしをわたっていくせかい。
いつかわたしもみるだろう。
そして、花畑を見ながら橋を渡るに違いない。
それまであなたの悪魔でいたい。
わたしがいきれるのは、この世で悪いことをしたから。
いいことをしたら、天国とやらにいけるから。
わたしはこれからも、貴女を呪う生霊でいたいから。
いきるだけ。
いきるために、死神さんさようなら。
私の夫はある男に殺された。
そして、私はその時から生きた心地がしない抜け殻だ。
もちろん、生きているのは確かなのだが心がない。
さみしいとか、苦しいとかという感情がない。
その代わり、うるさいとか許せないとかという思いがある。
怨みだけで生きるのは、たぶんあの世で成仏していない夫の願いだろう。
わたしだけに生きて、恨みを晴らしてほしいのだろう。
そのために死なない程度にぬけがらを、育てている。
私は、生きながら死んでいるのだから人間関係はなくてもいい。
誰にも会わないほうが、いい。人を憎んでいるから。
人が人を呪うのはちゃんと訳がある。
人が人を憎んでころすには、ちゃんとしたわけがあるのだ。
人がそばによると私は嫌だ。
そして誰にも私の計画を邪魔されたくない。
おどおどしい計画なのだ。
私はもはや人間ではない、そして女ではない。
もう人間に帰らなくても、化け物でも生きていたい。
どうしてかって、いやな奴を呪い殺すことだけに生きがいがあるから。
生きていなくては、呪ったところでどういう結果がでるかわからない。
できるだけ、苦しむ方法で死んでもらいたい。
そして、貴女を憎んで、憎んで醜い私の心で、
痛み苦しみ死んでもらいたい。
うし三つ時に私がくぎをうつのは。
あなたがくるしんでほしいから。
私の目を見ないでほしい。
あなたのことが嫌いで、嫌いで、本当に嫌いだから。
首を絞めて殺すような簡単な殺し方ではいけない。
真綿でゆっくりジワリと苦しんでもらいたい。
酒におぼれイライラしてもがいて暴れまわり、そしてじたばたして。
苦しんでもがいて嫌われるぐらいあなたはみにくくなって、死んで。
その結果を見るためだけに生きている。
抜け殻だけど、それでいい。
そして、私はその時から生きた心地がしない抜け殻だ。
もちろん、生きているのは確かなのだが心がない。
さみしいとか、苦しいとかという感情がない。
その代わり、うるさいとか許せないとかという思いがある。
怨みだけで生きるのは、たぶんあの世で成仏していない夫の願いだろう。
わたしだけに生きて、恨みを晴らしてほしいのだろう。
そのために死なない程度にぬけがらを、育てている。
私は、生きながら死んでいるのだから人間関係はなくてもいい。
誰にも会わないほうが、いい。人を憎んでいるから。
人が人を呪うのはちゃんと訳がある。
人が人を憎んでころすには、ちゃんとしたわけがあるのだ。
人がそばによると私は嫌だ。
そして誰にも私の計画を邪魔されたくない。
おどおどしい計画なのだ。
私はもはや人間ではない、そして女ではない。
もう人間に帰らなくても、化け物でも生きていたい。
どうしてかって、いやな奴を呪い殺すことだけに生きがいがあるから。
生きていなくては、呪ったところでどういう結果がでるかわからない。
できるだけ、苦しむ方法で死んでもらいたい。
そして、貴女を憎んで、憎んで醜い私の心で、
痛み苦しみ死んでもらいたい。
うし三つ時に私がくぎをうつのは。
あなたがくるしんでほしいから。
私の目を見ないでほしい。
あなたのことが嫌いで、嫌いで、本当に嫌いだから。
首を絞めて殺すような簡単な殺し方ではいけない。
真綿でゆっくりジワリと苦しんでもらいたい。
酒におぼれイライラしてもがいて暴れまわり、そしてじたばたして。
苦しんでもがいて嫌われるぐらいあなたはみにくくなって、死んで。
その結果を見るためだけに生きている。
抜け殻だけど、それでいい。
安普請なのか、でんわのこえがまるきこえ。
美男子ならいいけど、お爺さんの声です。
ききたくない、顔も見たくない人の声です。
毎日会わなくても、声だけでかくしゃべるので●聞こえ。
声のとうらないおとなしい人が隣に来たらしあわせだった。
おとなしい人の出入りの激しくない一人ぐらいしの人なら。
私は運が悪い、あの声を聴いただけで虫唾が走る。
嫌いなものは嫌い、それはうそつきでいやらしいかんじだから。
しかも女の人を殴るけるなどしていた。
その声はいつも聞こえたし、商売の女も来ていた。
隣の部屋はまえはあきべやでなんにもなかった。
もちろんいやなことは何一つなかった。
そんな私の不幸をいつも悲しんでいるのは死んだ母だろう。
苦しんでいるのに、あのでかいとしよりのこえ電話の声。
本当に効きたくないものは体に悪い。
これからもこの不幸をかんじつついきなくてはいけないのだ。
美男子ならいいけど、お爺さんの声です。
ききたくない、顔も見たくない人の声です。
毎日会わなくても、声だけでかくしゃべるので●聞こえ。
声のとうらないおとなしい人が隣に来たらしあわせだった。
おとなしい人の出入りの激しくない一人ぐらいしの人なら。
私は運が悪い、あの声を聴いただけで虫唾が走る。
嫌いなものは嫌い、それはうそつきでいやらしいかんじだから。
しかも女の人を殴るけるなどしていた。
その声はいつも聞こえたし、商売の女も来ていた。
隣の部屋はまえはあきべやでなんにもなかった。
もちろんいやなことは何一つなかった。
そんな私の不幸をいつも悲しんでいるのは死んだ母だろう。
苦しんでいるのに、あのでかいとしよりのこえ電話の声。
本当に効きたくないものは体に悪い。
これからもこの不幸をかんじつついきなくてはいけないのだ。