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もんく [とある南端港街の住人になった人]

マレーシアで1万人規模の集会は行われたのか?

面白いニュースが出てきた。
これを読むとマレーシア全体が処理水の排出に反対しているかのように感じる人も出てくるだろう。
ここでは処理水の放出の是非については言わない。それよりもこの記事の出方の方が面白いと考える。

「マレーシアで1万人規模の集会」だが、記事の写真を見るとおかしな事に気付く。写っているのが華人(中国系住民)ばかりで、マレー系とインド系が全く写っていない。なぜか? ニュースの配信元が、新華社だった。つまり中国共産党系の通信社だ。という事は、中国本土での政府発言を強化する報道になっていると推測できる。

それと、マレーシアではこうした集会には許可が必要だが、1万人入れる室内施設はそう多くないはずで、記事によるとその場所はクアラルンプールから南に行った中心地からは外れた場所だ。。写真を見ると廟とか寺ではないかと想像できる。

と、思っていたところ、ある人が場所を特定していた。これが行われたのはSemenyihにあるNirvana Memorial Park (霊園)の管理棟で、8月30日の中元節を祝うために集まった人々でその一部に海洋放出反対のエリアが設けられていたらしい。

つまり、反対デモのために1万人集まったというのは誤報の可能性があり、中元節で霊園にいた人たちがそこにあった反対表明ブースで写真を撮った可能性がある。だからそもそも1万人は集会ではなかったのかもしれないし、そもそもカウントすらしていないのではないだろうか?

※ここでは海洋放出についての是非については言いません。
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