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もんく [とある南端港街の住人になった人]

人間は本当は空っぽなのにそれを隠そうと必死になって埋めようとする

人間というのは本当に空っぽだなぁと思う。

でも、空っぽでいるのが嫌だし、空っぽでいるのが悪いことのように教育されているから何かで必死に埋めようとする。勉強したりとか、仕事したりとか、そんなものがあれば一応空っぽを埋めていることになる。だからそういうのをやり続ける。

やることにどれだけ意味があるかより空っぽを埋めていることの方が重要なのだ。


自分とは何かを問う人が多いし、生きる意味を考える人も多い。でも、実際のところ空っぽだ。自分とか意味とか、もともとそんなものは何もなくて、そこに何かを埋めようとしてどんどん埋める。たいていは碌でも無いもので埋める。ロクでもない時間を使う。碌でも無い消費をして楽しんだフリをする。碌でも無いことをやりながらやらなければいけないと思い込む。

でも中には埋めたものを良いものにしてしまう人もいる。形にならない粘土をこねくり回して、こねくり回して、そして何か作り上げる。そうしたものだけがその人自身になるかもしれない。意味があったと言えるようになるかもしれない。

でも、それは結果の話。何にもならないかもしれない。そんなものかもしれない。

ともかく、結果はわからないが埋めてみることと時間は必要そうだ。まあ、最初にくだらないことは止めるべきだ。ちょっとのお金と引き換えに時間を無駄にするとか時間切れとともに完璧にさよならになってしまう仕事のようなものは。

すべてはそれからだ。
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