コースター事故 車軸の金属疲労強まる 破断面腐食なし、鑑定委託(産経新聞) - goo ニュース
事故原因の究明が進んでいるようです。
ニュースによれば、直接の原因は「金属疲労」で遊園地側の「安全管理の不備」で決着がつく可能性が高いようです。
しかし、これ、限りなく「設計不良」に近いんじゃないかと思えてなりません。
1.折れた場所が車輪の付いた部品を止めるナットの近くですが、もし折れた部分がオネジの谷部分だったらどうでしょう?
設計者はシャフトの金属疲労に対する耐久性をシャフトのうちのネジの無い部分で考えていたって事はないでしょうか。シャフトの完全な部分よりもネジ部分の方が弱いって普通は分かっているものですが、ポカミスじゃないですよね?
さらに、この部品はどこにでも売られている汎用部品ではないと思われますし、太いですからオネジを切削で加工していた可能性が高いと考えられます。シャフトを切削で加工していればその表面は顕微鏡で見たら傷だらけです。そう言った状態の物については金属疲労耐性に関する資料はなかなか無いと考えられます。ちゃんとデータは採ったのでしょうか?
もしデータがあれば交換部品リストに載っていて、交換時期も書いてあるはずですが遊園地側は無いって言ってますから、実はデータ採ってないのでは?
(事故部品の写真が発表されるのが楽しみです。)
2.テレビで破損部分の図と写真を見たら、車輪が横方向に力を受けた時の「逃げ」が無い(少ない)ように見えます。
自動車と違ってレールをずっと挟んでいなければならないからあまり逃げを多くしてしまうと軌道から外れるし、曲がる時には左右の車輪間隔は変わらないけれどレール幅が変わるから、どう見ても車軸か車輪周りにかなり無理が生じるはず。
どこに一番無理な力がかかるのか、使っているうちにどこかが減ってきてガタになり、新品の時には予測していなかった場所に応力がかかるようになるのか、設計者は分かっていたのでしょうか?
ジェットコースターのような1点物に近い製品を作っている会社って、実はこの手のミス(って決まったわけじゃないが)が多いんじゃないかと思う。日本の技術力が高いなんてのはもはや幻想のように感じます。経験上そんな感想を抱いてしまいます。
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