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もんく [とある南端港街の住人になった人]

収入印紙と置き薬ビジネス

活断層の家の登記書類を法務局支所に郵送した。
昨日、市民相談で書類を確認してもらってほぼ大丈夫そうとわかったので、今日はいくつか返送してもらう原本のコピーを作成して送った。上手く行けばこれで登記は完了し、家と土地の名義変更となる。しばらく待つ。


登記の申請書の最後のところに5万円分の収入印紙を貼った。

コンビニでも収入印紙は買えるが、低額のものしかないそうなので郵便局へ行って買った。ちゃんと5万円という額面のものが出てきた。出てくる前に係の人に聞かれた。間違った額面のものを買って日を跨いでしまうと返せなくなるけれど、本当にこれで良いのかと。こちらは法務局へそのまま送ってしまうし、元々の計算が間違っていたらどうせ気付けないのでそのまま買った。

はて、収入印紙、5万円という高額な収入印紙、ほとんど誰も買わないような印紙が郵便局にある。それはどういう事なのだろうか? 郵便局が以前のように国の事業であれば良いが、民間企業がめったに売れない5万円相当のものを在庫しておいて大丈夫なのだろうか? もし明日も、明後日も同じように5万円の収入印紙を買いに行ったとしてもきっとあるだろうと思うが、その後1年誰も買いに行かない可能性もある。どうなっているのだろうか?

実は一般の商品と違って、例えば富山の置き薬方式になっていて、仕入れにコストはかからず売れたら取扱費用を除いた額面を国に払うとか? つまり、お金と交換した時点で商品になる。国は税金で印刷してそのコストは飲むという事か?

けれど、使う側からすれば小さな紙切れを印刷して運び、人の手で販売するなど無駄なコストがずいぶんと発生しているような気がして、しかもクレジットカードでもなんとかペイでも買えない物がこの時代にあるというのはいかがなものかと考える。

でも、印刷して販売された後に使われないで世の中をぐるぐる回り続ける印紙が大量にあってそれが先に国庫に入って、つまりは国の利益になっているわけだから、無駄なコストをかけて紙を流通させた方が国としては良い可能性もある。これは切手も同じだろうし、他にもあるかもしれない。いや、紙幣自体がそうだろう。
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