よく見ると近くの住宅街の路地にも2箇所、同じようにふさがれている所がある。道路を通行止めにしているのかテントだ。こんな場合、それはそこで結婚式があると言うことなのだ。多分今日は日が良いのだろう。
実は、近所ではないが新しい職場の同僚に早くも結婚式の招待状をいただいていたのでこちらも今日、結婚式に参加することになっていた。LMLのサンバル君で高速を西に走ること30分。大きなジャスコ・ショッピングモールの裏手にある体育館での結婚式だった。

マレーの結婚式なので通常は何時に参加して何時に帰っても良いのだけれども、会場がとってあると言うことで式の手順がきっちり決められた日本のような結婚式の可能性もあるのかな、と思ったがそうではなかった。ちょっとホッとする。マレー式の結婚式は楽で良いのだ。

何はともあれ、まず、式場のサイドに設けられたビュッフェで食べ物をとって好きな場所に座って食べる。ココナツで炊いたご飯、ナシルマ、それにチキンとビーフなどを好きなだけいただいく。結婚式だからと言ってものすごく特別な料理と言うわけではないが、マレー料理は優しい味がして美味しい。

食べ終わると舞台に座った新婚さんにご挨拶。好きな時に言って写真を撮れば良い。日本人的にはこのときにお祝いを渡す。マレー式では花嫁さんのお父さんに挨拶しながらその手の中に入れるらしいが、この際は本人と握手するときにポチ袋を入れた。

終始なごやかな中に人が出入りしゆるりゆるりと式が進んでいく。なので適当な時間にお暇することに。そうしないと次に来る人たちの席がなくなってしまうと言うこともある。

日本でも不思議発見で有名になった卵をいただく。

出口では家族がスタンバイしていてお菓子の袋を渡してくれる。

中身はこんな魚型のケーキなどが入っていた。日本でも鯛の形の砂糖などが配られるけれどもマレーシアでもおめでたいのだろうか?

ともあれ、新婚さんおめでとうございます。